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HDFエナジーが世界最大のグリーンな水素発電プロジェクトに着手

HDFエナジーは資金調達に成功し、水素技術を採用したベースロード再生可能エネルギー発電所として世界初となるCEOG(仏領ギアナ)の建設を開始

  • マルチメガワット級の本発電所は、出力調整可能な電力を安定的に24時間体制で供給し、汚染物質を排出しない
  • フランスの電力会社EDFと25年間の電力購入契約(PPA)を締結
  • HDF と共にメリディアムとSARAが株主として出資
  • 大手の商業銀行と開発銀行からノンリコース・プロジェクト・ファイナンスで資金を調達
  • シーメンス・エナジーがEPC(設計・調達・建設)業務を受注
  • 水素技術の競争調達では、McPhyが電解槽を、HDFがマルチメガワットの水素燃料電池を受注

仏ボルドー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- HDFエナジー(ニーモニックコード:HDF)と、エクイティーパートナーであるインフラファンドのメリディアムおよび石油事業者のSARA(ルビス・グループ)は本日、仏領ギアナにおいてCEOG Renewstable®発電所の建設を開始したと発表しました。CEOGは、世界初のマルチメガワットの水素発電所であり、間欠的電力源のグリーンな水素貯蔵としては最大規模(128MWh)となります。

HDFエナジーのダミアン・アバール最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「CEOGは、HDF Renewstable®ソリューションが、非常に大きな市場(すべて化石燃料発電所で稼働中の送電網)に対処できることを実証しています。当社がすでに世界各地で展開しているCEOGは、間欠性のない再生可能エネルギーを供給することで、再生可能エネルギーの新たな時代を切り開きます。パートナーのメリディアムとSARA(ルビス・グループ)には、CEOGの開発で大きな価値をもたらしていだだき、この新しい電力生産モデルを本日発表できたことに感謝しています。」

HDFが設計・開発したRenewstable®発電所は、ディーゼル発電所よりも低いコストで、出力調整可能な100%再生可能電力を安定的に1万世帯に供給します。しかも、何らの温室効果ガス、微粒子、騒音、煙も排出しません。Renewstable®発電所は、現地のクリーンなエネルギー源を用いて電力を生産し、地域のニーズを十分に満たします。また、石油価格の変動や供給リスクによる影響を低減し、外貨を節約することができます。

総額2億米ドルを投じたCEOGは、ソーラーパーク、水素の長期エネルギー貯蔵、バッテリー(短期エネルギー貯蔵)を最適に組み合わせ、年中24時間体制でベースロード電力を生産します。再生可能エネルギーのプロジェクトにおいて、通常は火力発電所で行われる容量ベースの電力購入契約に基づいて送電網に電力供給するのは、初めてのこととなります。このような電力長期供給契約は、CEOGが生産する電力の可用性と安定性を保証するものです。この特徴は、孤立した送電網への電力供給や、大規模ネットワークの混雑緩和に不可欠です。

CEOGは現在、メキシコ、カリブ海諸国、アフリカ南部、インドネシア、オーストラリアなど約20カ国で展開されています。このパイプラインの最も成熟した部分には15億米ドルの投資が行われています。Renewstable®発電所は、ディーゼル発電所に対する競合力があり、大規模な発電市場に太刀打ちできます。HDFはすでに30億米ドルのパイプラインを確認しています。

HDFエナジーについて

HDFエナジーは、水素エネルギーの世界的パイオニア企業です。HDFは、マルチメガワットの水素発電所の開発、資金調達、運営を行っています。これらの発電所は、HDFが供給する高出力燃料電池と併用して、再生可能エネルギー源(風力や太陽光)から連続的電力やオンデマンド電力を供給します。
HDFは、世界初のエネルギー生産向け高出力燃料電池の量産工場を開発しており、2023年にフランスで試運転する予定です。この活動を通じて、HDFエナジーは海運やデータセンターの市場にもサービスを提供していきます。
HDFエナジーは、間欠性がなく、グリッドフレンドリーで、オンデマンドの再生可能エネルギーを提供することで、エネルギー転換を強力に推進しています。
HDFは、ユーロネクスト・パリの規制市場に上場しています。

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