-

イートンが新しい完全バッテリー電気セミトラック向けにDC-DCコンバーターを供給

米ミシガン州サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- パワー・マネジメント企業のイートンは本日、当社のeMobility事業部門が、商用の大型バッテリー電気自動車(BEV)のアンチロックブレーキやライトなどのアクセサリー用電源に使用する24V-12V降圧DC-DCコンバーターの納入契約を獲得したと発表しました。このBEVは北米と中国の市場で今年の後半から販売されます。

イートンのeMobility事業担当ゼネラルマネジャーのプラティック・トリヴェディは、次のように語っています。「DC-DCコンバーターは当社のeMobility製品ポートフォリオにとって不可欠の構成製品であり、多種多様な車載用途に使用されています。従来の車両と同様、電気自動車(EV)もボード型インフォテイメントシステム、GPS、安全装置など、低電圧の負荷を使用しています。そのため高電圧から低電圧への効率的変換が重要ですが、従来の12V負荷に配電するための二次コンバーターを持つことも重要です。私たちは、この革新的な新しい電気トラックプラットフォームに当社の実績ある電力変換技術を提供できることを大変うれしく思います。」

イートンの特殊コンバーターはバッテリーイコライザーとも呼ばれ、このBEVの600Vシステムを24Vに降圧する別のコンバーターと連動します。このeMobilityユニットはその24Vを低電圧システムで使用できるよう12Vに降圧し、またバックアップ用の12Vバッテリーに配電することで主電源の故障に備えます。このイコライザー機能、12Vのバッテリー、別体の24Vバッテリーシステムにより、電源が故障した場合に12Vでの最重要安全装置の動作が保証されます。当社のコンバーターはこの機能のおかげで、この分野で提供されている製品の中で独特のものとなっています。

イートンのDC-DCコンバーターにはノイズ低減・干渉除去機能も含まれているため、本ユニットと車載電子回路との間に干渉は起きません。

トリヴェディは、次のように語っています。「このコンバーターは堅牢で安定性があり、塩水や水分などの環境因子に対して密閉されており、振動への耐性に優れています。高性能バッテリー電気自動車に搭載される従来型車載部品への信頼に足る配電手段を必要とするメーカーにとって、これは理想的なソリューションです。」

イートンのeMobility事業は、イートンの電動事業グループと車両事業グループの製品、専門能力、世界的製造能力を組み合わせて形成されましたeMobility事業の製品ポートフォリオには、乗用車、商用車、オフハイウェイ車の顧客向けのインテリジェント・パワー・エレクトロニクス、高信頼性の配電・保護ソリューション、効率的な電力システム電化ソリューションなどがあります。イートンのeMobility事業の詳細については、Eaton.com/eMobilityをご覧ください。

イートンのミッションは、パワー・マネジメント技術とサービスを使用して生活の質と環境を改善することです。当社は、顧客による電気・油圧・機械式動力の効果的な管理を支援できる安全で効率的で信頼性のある持続可能なソリューションを提供しています。イートンの2020年の売上高は179億ドルで、175カ国を超えるお客さまに製品を販売しています。従業員数は約9万2000人です。詳細情報については、www.eaton.comをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Thomas Nellenbach
thomasjnellenbach@eaton.com
(216) 333-2876 (cell)

More News From Eaton

イートン、EV充電の柔軟性を実現するバッテリー構成スイッチを発表

ミシガン州、サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インテリジェントな電力管理企業であるイートンは、ミュンヘン・エレクトリフィケーションとの提携により、電動車両向けバッテリー構成スイッチ(BCS)の開発と販売を開始することを発表しました。このデュアルストリングバッテリーパック用400ボルト/800ボルト対応の革新的な双安定デバイスは、並列および直列の再構成を可能にし、800ボルト車両が400ボルトの充電器で効率的に充電できるようにします。さらに、この新しいソリューションは従来の技術に比べ、さまざまなメリットを提供します。 イートンのeモビリティ部門社長であるマーク・シュナイダーは、次のように述べています。「イートンでは、電動モビリティソリューションの開発における豊富な経験を活かし、最先端のバッテリー管理システム開発を専門とするミュンヘン・エレクトリフィケーションとの提携で、この有望な新技術を展開しています。市場には多くの800ボルト車両がありますが、多くの充電ステーションは400ボルトの電力しか供給できません。BCSは、拡大されたDC充電ネット...

イートンの革新的な安全ソリューションで電気自動車への移行を加速

ミシガン州サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インテリジェント・パワー・マネジメント企業のイートンは、6月18日から20日までドイツのシュツットガルトで開催される「欧州バッテリーショー(The Battery Show Europe)2024」(ホール10-A36)にて、安全性を重視した電気自動車(EV)技術を展示することを発表しました。 イートンでeモビリティ事業プレジデントを務めるマーク・シュナイダーは、次のように述べています。「EVの導入は着実に進んでいますが、当社は革新的な新技術を通じて、世界中のお客様がその高まる需要に対応できるようサポートしています。安全は、ガソリン車でも電気自動車でも常に優先事項です。イートンのEVソリューションは、乗員と車両の安全を徹底的に追求しています。」 画期的な高電圧EV保護デバイス「Breaktor」 イートンのBreaktor®回路保護技術は、ヒューズ、パイロスイッチ、コンタクタの機能を1つの協調動作型の復帰型デバイスに統合した革新的な技術です。電気自動車の高出力化に伴い、従来のヒューズでは対応しき...

イートンの新しい48ボルト後処理ヒーター・コントローラー、今後の排出規制に対応すべく世界的商用車メーカーが採用

ミシガン州サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パワーマネージメント企業であるイートンは、電気加熱の触媒用である新しい48ボルトのプログラム可能な後処理ヒーター・コントローラーを世界的商用車メーカーに供給する初契約を結んだことを発表しました。有害な窒素酸化物(NOx)排気ガスを削減する最適なパフォーマンスには、ディーゼル排気後の後処理触媒を迅速に温め、エンジン低負荷での運転中にも保温することが不可欠です。 イートンのモビリティ・グループ、低電圧・電力変換部門のエンジニアリング責任者であるベン・カーラーは次のように述べました。「当社は、低電圧電力変換およびパワー・エレクトロニクス・ソリューション開発における伝統によって、このシステムのサプライヤーに選ばれました。何十年もの間、当社は同様の技術を、特に農業と軍事用途で世界中に販売してきました。さらに革新的技術を商用車両部門に導入することは、当社のマイルストーンとなります」 空冷式電気触媒ヒーター・コントローラーは、イートンの広範な48ボルト電気システム・ポートフォリオの一部を構成しており、メーカー...
Back to Newsroom