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田薬品が2020年にカーボン・ニュートラルを達成

  • 境リーダーシップに対する注力を実証
  • 省エネルギー、再生可能エネルギー、カーボン・オフセットを中心とする取り組み
  • 2040年までに事業活動をカーボン・ゼロにするという当社の取り組みにおける重大な節目となる成果

大阪--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は本日、2019年度にバリューチェーンでのカーボン・ニュートラルを達成したと発表しました。この達成は、社内での省エネルギー施策、グリーン・エネルギーの調達、再生可能エネルギー証書と高品質な検証済みのカーボン・オフセットへの投資に対する継続的な注力により実現されました。こうした活動は、当社の2019年度のスコープ1、2、3排出量1のすべてを対象とし、武田薬品のサステナビリティーへの取り組みにおける重要な成果となっています。

武田薬品のクリストフ・ウェバー代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「今回の重要な成果は、環境サステナビリティーへの当社の注力を際立たせるものです。当社が根絶を目指して取り組んでいるいくつかの感染症の蔓延など、気候変動が人間の健康に対するリスクとなっていることを当社は認識しています。この夏240周年を迎える目的主導型のグローバル企業として、当社の実績を誇りに思います。しかし、まだ多くの課題に取り組まなくてはなりません。当社の規模とスケールを活用して気候変動の緩和を進め、患者の方々、当社従業員、そして地球に対する好影響をこれからも与えられるよう、取り組みを続けてまいります。」

武田薬品がこの節目に到達した方法の一つは、12カ国での30件を超える再生可能エネルギーとカーボン・オフセット・プロジェクトへの投資です。これらのプロジェクトは、風力と太陽光エネルギーの活用、きれいな水の入手可能性、森林保護、生物多様性の保全を支えています。活動は全体として、国連の持続可能な開発目標17個のうち15個に該当する取り組みであり、各地の地域社会を支援するとともに、より持続可能な未来を促進するものです。すべてのカーボン・オフセットでは、追加性、測定可能性、透明性、登録、第三者検証を含む厳格な評価基準への適合が求められました。

支援を行ったプロジェクトには、以下が含まれます。

  • マラウイでのきれいな飲料水 – 井戸の新設と壊れた井戸の改修により、地域社会へ安全な飲料水を供給したことで、水の煮沸と浄化に必要な燃料用木材の使用が減りました。
  • ワーキング・ウッドランズ・プログラム – 米国テネシー州北東部に広がる8600エーカーを上回る土地を民間所有公園として保全し、米国の低所得地域でのレクリエーションを中心とした観光を振興しています。
  • 日本での森林管理 – 持続可能な森林管理の実践を通じて、自然の炭素吸収を支え、地域の空気の質を改善しています。
  • 中国での太陽熱調理器 – 中国の遠隔地の農家が調理や湯沸かしに使う石炭を代替するための太陽熱調理器の設置に投資を行い、こうした家庭内の空気の質を改善しています。
  • インドでの太陽光エネルギー – インド国内の複数の州で、化石燃料の使用を代替するための太陽光エネルギーによる照明や太陽熱温水器の開発を支援しています。

今回の成果を発展させ、武田薬品は全社の事業活動から温室効果ガス排出を排除する取り組みを続けます。具体的には、2025年までに事業活動からの排出の40パーセント削減、2040年までにカーボン・ゼロ実現を目指しています。気候関連の目標を達成するために、再生可能エネルギーの使用を増加させてエネルギー効率を推進する部門横断的な全社プログラムが策定されました。また、武田薬品は自社の事業活動を超えてサプライヤーと協力し、科学に基づいた削減目標の策定と温室効果ガス排出の削減を支援しています。

科学主導型の組織として、武田薬品の気候変動の取り組みは最新の気候科学に即しています。2020年には、科学に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi)により、武田薬品の目標は世界の気温上昇を産業革命前レベルと比べて1.5℃の上昇に抑えるのに必要な削減量と整合的であると認められました。また武田薬品は、2020年にCDPの気候変動リーダーシップの「Aリスト」に選ばれました。さらに、コーポレート・ナイツの世界で最も持続可能な企業100社(グローバル100)には6年連続で選ばれています。

環境サステナビリティーに関する武田薬品の取り組みの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

タケダの環境ウェブサイト

サステナビリティー・レポート2020

武田薬品工業株式会社について

武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、患者さん、従業員、そして地球に対する約束に従って、人生・生活を変える治療薬を創出し、お届けすることに傾倒しています。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少な遺伝性疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。詳細情報についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。

1 スコープ1排出は、敷地内での燃料燃焼、社用車、自社施設の設備内など、自社で所有または管理している排出源からの直接的な排出です。

スコープ2排出は、購入・消費した電力、自社施設に供給された第三者からの蒸気や冷水に由来する間接的な温室効果ガス排出です。

スコープ3排出は、当社バリューチェーンで発生した他の間接的排出すべてを指し、サプライヤーから供給された製品・サービス、出張、従業員の通勤、ごみ処理場への廃棄物の廃棄を含みます。

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