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シーカンスがCalliope 2を発表:LTE-Mを超える速度が必要なIoTアプリケーション向けの新世代LTE Cat 1技術

  • ワイヤレスのヘッドフォンおよびスピーカー、ウエアラブル、コネクテッド・カメラ、スマートシティ、アラームのアプリケーションに最適
  • 先進的なチップセット統合により、Cat 1モジュールのコストを大幅に削減
  • 音声対応を統合した低消費電力の消費者向けアプリケーションを実現
  • ieUICC、eUICC、レガシーUICCに対応した柔軟なSIM管理

パリ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- シーカンス・コミュニケーションズ(NYSE:SQNS)は本日、当社の第2世代LTE Cat 1チッププラットフォーム「Calliope 2」のサンプル提供を間もなく開始すると発表しました。Calliope 2は、VoLTEと、LTE-MやNB-IoT技術では対応できない毎秒100キロビット以上のデータ転送速度を必要とするIoTアプリケーションを、コスト効率よくサポートできるように設計されています。Calliope 2の典型的な用途には、音楽ストリーミングや音声サポートを備えたウェアラブルやヒアラブル、セキュリティーカメラ、アラームパネル、電気・ガス・水道メーターといった高スループットが必要なスマートシティおよびスマートホーム向けIoTデバイス、最大毎秒数メガビットの速度が必要な場合があるデータ・アグリゲーターなどがあります。

シーカンスのCalliope 2技術の進歩により、これまでIoT向けCat 1の広範な導入を妨げていたコストと消費電力の障壁が排除されます。こうした進歩には、1) 高集積化によってCat 1モジュールのコストをLTE-Mモジュールのコストに近づけたこと、そして2) アクティブモードと低電力モードの両方で消費電力を大幅に改善してLTE-Mの電力プロファイルに近い電力プロファイルを実現したことが挙げられ、その結果、Cat 1 IoTデバイスのバッテリー寿命を大幅に延長できるようになりました。

シーカンス最高経営責任者(CEO)のGeorges Karamは、次のように述べています。「Calliope 2は、真に普遍的で非常に効果的なIoTソリューションであるため、それによって構築される数多くの新しいIoTアプリケーションに大きな期待を寄せています。Calliope 2は、当社のMonarch 2 LTE-M/NB-IoT製品ファミリーを補完するもので、これによりシンプルな低速センサーデバイスから高速セキュリティーカメラまで、また低消費電力のバッテリー駆動型消費者向けデバイスから高機能な高速産業用デバイスまで、シーカンスは実質的にすべてのIoTアプリケーションをワンストップで提供できるようになります。」

コストと消費電力の改善以外にも、Calliope 2はieUICC向けにEAL5+のセキュアなエンクレーブや、緊急音声通話およびストリーミング・オーディオ対応の統合VoLTEといった高度な機能を提供します。

Calliope 2は5G対応で、3GPPのRelease 15マッシブIoT標準に準拠しています。ユーザー・アプリケーション・ソフトウェアとインターフェースは、シーカンスのMonarch 2 LTE-M/NB-IoTプラットフォームと互換性があるため、Cat 1、LTE-M、NB-IoTのマッシブIoT技術間で、容易に移行できます。Cat 1ネットワークは現在、世界中で利用可能なため、Calliope 2はLTE-Mがまだ利用できない地域でも、あらゆるIoTアプリケーションとデバイスに対応できます。

Calliope 2の主な機能

  • 3GPPのRelease 15に準拠
  • 最大10 MbpsのDL、5 MbpsのUL
  • インターフェースはUSB 2.0、4xHS-UART、SPI、PCM/I2Sを含む
  • 高度な低消費電力機能のeDRXおよびPSMにより、最低値は1µA
  • HD品質の音声(EVS)を含む包括的なVoLTE音声エンジン
  • ワンチップ・プラットフォームに、ベースバンド、RF、電力管理、メモリーを統合
  • シーカンスのMonarch 2 LTE-M/NB-IoTプラットフォームと互換性があり、Cat 1、Cat M、Cat NB1/NB2間で容易に移行可能
  • iSIM向けにEAL5+のセキュリティー
  • ストリーミング・オーディオ

Karam氏は、次のように語っています。「シーカンスはIoT向けCat 1技術に先駆的に取り組み、その価値を常に認識してきました。当社は、Cat 1の戦略的な製品ロードマップを持つ唯一のセルラーIoTチップメーカーです。当社のCalliope 2プラットフォームは拡張性を提供し、2Gや3Gネットワークの終了にタイミングを合わせて設計されているため、業界の重要な需要にちょうど良いタイミングで対応できます。IoT向けCat 1には、LTE-M/NB-IoTを補完する真の貴重な機会があるためCalliope 2はまさに理想的な出発点となるでしょう。」

来週の1月11日〜14日に開催されるCES 2021で、シーカンスをオンラインでご覧ください。詳細情報やミーティングの予約は、events@sequans.comまでお問い合わせください。

シーカンスについて

シーカンス・コミュニケーションズ(NYSE: SQNS)は、マッシブIoT、ブロードバンドIoT、クリティカルIoT向けに5G/4Gチップとモジュールを開発・提供する一流企業です。シーカンスは5G/4GマッシブIoTアプリケーション向けに、主力製品であるMonarch LTE-M/NB-IoTプラットフォームおよびCalliope Cat 1チッププラットフォームを基盤とする包括的な製品ポートフォリオを提供し、業界をリードする低消費電力性、多数の統合機能セット、グローバルな展開能力を特徴としています。5G/4GブロードバンドとクリティカルIoTアプリケーション向けに、シーカンスは当社のCassiopeia Cat 4/Cat 6 4GチッププラットフォームおよびハイエンドのTaurus 5Gチッププラットフォームを基盤とする製品ポートフォリオを提供し、低コストの住宅、企業、産業用アプリケーション向けに最適化しています。2003年に設立されたシーカンスは、フランスのパリに本拠を置き、米国、英国、イスラエル、フィンランド、香港、シンガポール、台湾、韓国、中国にもオフィスを置いています。シーカンスをオンラインでご訪問ください(www.sequans.com)。

将来見通しに関する記述

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Contacts

Sequans media relations: Kimberly Tassin (USA), +1.425.736.0569, kimberly@sequans.com
Sequans investor relations: Claudia Gatlin (USA), +1 212.830.9080, claudia@sequans.com

Sequans Communications S.A.

NYSE:SQNS


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