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SpeeDxが呼吸器ウイルス宿主バイオマーカーアッセイの商業化でネピアン病院と提携

検査法はCOVID-19、インフルエンザ、その他の重症呼吸器疾患のリスクに基づく管理の支援に利用可能

シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 革新的な分子診断ソリューションの開発を手掛けるSpeeDx Pty. Ltd.は、呼吸器ウイルス疾患の宿主遺伝子発現バイオマーカー検査の商業化に向けた独占的契約に基づき、ネピアン・ブルーマウンテンズ・ローカル・ヘルス・ディストリクト(NBMLHD)ネピアン病院の研究者と提携しました。NBMLHDのアンソニー・マクレーン医師およびベンジャミン・タン医師と同僚らが発見し、特許取得済みのバイオマーカーIFI27の発現は、インフルエンザ1患者およびCOVID-192患者における疾患進行と強い相関関係があります。本商用アッセイは、困難なトリアージや患者管理に関する判断に直面している医師を支援することで、COVID-19を含む呼吸器ウイルス疾患を患っている患者のリスク層別化を支える位置付けのものとなります。

ネピアン病院集中治療室のマクレーン教授は、次のように述べています。「宿主バイオマーカーは、感染に対する患者の応答の重要な指標です。インターフェロン誘導性因子のIFI27など、ウイルス特異的免疫応答と結び付いたマーカーは特に有益です。それらのスイッチが入ると、他のすべての免疫細胞に対し、ウイルスとの戦いに参戦するよう指示します。この特異的マーカーが血中で測定されるレベルの濃度は、呼吸器ウイルス疾患の進行と直接相関していることが示されています。」

SpeeDxのバイオマーカー検査法は、新たに特許を取得したInSigniaTM技術を利用しています。本技術は、遺伝子発現の測定能力を高めるもので、標準的なラボ設備で機能できるように設計されており、処理能力が高い病院でも低い病院でも迅速な展開と採用が可能です。

SpeeDxのサイエンティフィックアフェアーズ担当バイスプレジデントであるチャールズ・カートライト博士は、次のように述べています。「単一遺伝子の宿主バイオマーカーを使用し、肺疾患の原因としてウイルスと細菌を正確に識別できる簡素な診断検査法が利用可能となれば、患者管理のあり方が変わるでしょう。本検査法は、病原体検出アッセイや疾患の他の疾患指標と組み合わせることで、疾患悪化のリスクに基づいて患者を層別化できるのみならず、時間経過に伴うバイオマーカーの濃度変化は、より正確な予後についての情報を提供し、継続的な患者管理の判断に指針を与えます。」

SpeeDxについて

2009年設立のSpeeDxは、オーストラリアに拠点を置く非公開企業で、オースティンとロンドンに子会社を構え、広く欧州に販売店を擁しています。SpeeDxが専門とする分子診断ソリューションは単純な検出の域を超え、患者管理の改善のための包括的な情報を提供します。革新的なリアルタイムのポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)技術が、市場をリードする多重検出・プライミング戦略を推進しました。製品ポートフォリオは性感染症(STI)、抗菌物質耐性マーカー、呼吸器疾患に対するマルチプレックス検査に重点を置いています。SpeeDxの詳細についてはhttps://plexpcr.comをご覧ください。

ネピアン・ブルーマウンテンズ・ローカル・ヘルス・ディストリクトについて

ネピアン・ブルーマウンテンズ・ローカル・ヘルス・ディストリクトは、100年以上にわたり継続的に地域社会にケアを提供し、研究を実施するとともに、革新成果を届けてきた経験を生かす上で有利な立場にあります。ネピアン病院集中治療室は、NBMLHDの5700人強のスタッフの一部で構成されています。NBMLHDが医療の最前線に立っていることが意味するものは、NBMLHDが患者とその家族の健康と幸福に最大の効果をもたらす実用的なソリューションに傾注しているということです。

References

  1. Tang BM et al. Eur Respir J. 2017 Jun 15;49(6):1602098.
  2. https://www.smh.com.au/national/covid-19-blood-test-to-predict-which-patients-will-need-the-most-care-20200406-p54hja.html

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Australia, New Zealand and Europe
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