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タレス、Identity Verification Suiteを発表

オンラインサービスのアカウント登録にセキュアな生体認証を提供

  • 文書情報の信憑性検証により、新規ユーザーのデジタル上での本人確認を実現させ、ID詐欺リスクを最小限に抑制
  • リモート環境でも安全なユーザー登録を可能にすることでユーザー体験を向上
  • 人工知能(AI)搭載の自動化ソリューションがユーザーのプライバシー保護および高レベルのセキュリティ導入と柔軟性を保証

パリ・ラデファンス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- デジタルセキュリティの世界的リーダー企業であるタレスは本日、リモート環境からのユーザー登録ニーズの高まりに応え、セキュリティを担保したAIによる本人確認を実現する「Identity Verification Suite(IDV)」を発表しました。本統合ソリューションには、最新の顔認識技術、文書セキュリティ機能認証、機械学習エンジンが実装されています。サービスプロバイダーは携帯電話あるいはウェブ経由でのエンドユーザー対応が可能になり、コロナ禍に求められる非接触での接客を実現します。

安全な本人確認の仕組みの確立は、オンラインセキュリティとアカウント登録の観点から不可欠であると同時に、企業が提供するより良いサービスの定義として大きな差別化要因となっています。オンライン登録やKYC(本人確認)の規制などにおいて、不正行為の効率的な発見に向け、ユーザーから信頼されるデジタルサービスとして、本人確認が非常に重要視されています。

タレスが設計したIDV Suiteは、KYCニーズを満たしたいと考えている旅行業界(航空会社、空港セキュリティ、レンタカー会社、公共・民間交通機関)、電気通信事業者、銀行、公共サービス(国際運転免許証など)、その他のあらゆるオンラインサービスプロバイダー市場に、安全でシームレスなユーザー体験を実現します。本ソリューションで高水準セキュリティを確保する機能として、タレスが相互認証した環境下で稼働するSaaSオプションを提供します。

IDV Suiteはモジュール型ソリューションとして、モバイルアプリケーション、ウェブサイト、文書スキャナー専用回線のいずれを利用する場合でも導入を可能とする柔軟性をもったシングルソリューションとしての利用も想定し、各業界の高いセキュリティ要件にも準拠しています。ID文書の機械可読領域(MRZ)の有効性確認を始め、白色光、赤外線、UVチェックによる高度な制御まで、IDV Suiteでは電子文書チップを使用して、NFC非接触検証を安全に実行させています。また、IDV Suiteの重要な特長である高度な顔生体認証技術は、生体検知機能を搭載により、ユーザー体験を向上させます。迅速かつ効率的な生体認証では、ユーザー自身が撮影した写真をもとに本人確認を透明性ある分析によってID文書の肖像写真と安全に照合することで本人確認を実現しています。

グッド・インテリジェンス(Goode Intelligence)の最高経営責任者(CEO)兼チーフアナリストのアラン・グッド(Alan Goode)氏は、「コロナ禍が続くことで新規アカウント登録時のデジタルサービス利用、正確な本人確認に関して、世界規模で大きな変化と多くの方法が誕生しています。当社予測では、感染症による危機な状況下において電子IDおよび文書確認サービスの採用が15〜20%拡大すると考えています。タレスはIDV Suiteの提供によって、信頼性を担保しながら『非接触』で本人確認を行うという、避けることが出来ない緊急課題に対応し、ユーザーが安全にサービスを利用するためのスマートソリューションをサービスプロバイダーに提供します」と述べています。

タレスについて
タレス(本社:フランス・パリ、Euronext Paris: HO)は、コネクティビティ、ビックデータ、人工知能、サイバーセキュリティ、量子コンピューティングといったデジタルやディープテックのイノベーションに注力するテクノロジーのグローバルリーダーとして、社会の発展に向けた基盤形成により、誰もが信頼できる未来の構築を目指しています。
意思決定者への支援に注力するタレスは、防衛、航空、宇宙、陸上交通、デジタルアイデンティティ&セキュリティ市場向け製品・サービスを提供すると共に、企業・団体・政府機関などあらゆる組織の重要性が高い業務遂行に貢献しています。
68カ国に8万3000人の従業員を擁するタレスの2019年度売上高は、190億ユーロを記録しています(ジェムアルトの12カ月間分を含む)。

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