-

キオクシア株式会社:クラウドやエンタープライズ・データセンター向け次世代NVMe™ 対応SSDフォームファクターの評価モデルの出荷について

供給電力や容量などの仕様が設定可能で、データセンターのスケーラビリティーや高性能化に貢献

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、SNIA (Storage Networking Industry Association)のSFF(Small Form Factor)TA(Technology Affiliates)テクニカル・ワークグループが規格化を進めている、次世代のエンタープライズ&データセンター向けSSDフォームファクター(EDSFF[注1])E3.S(イー・スリー・ドット・エス)の評価モデルを開発し、サンプル出荷を開始しました。

E3.S フォームファクターは、クラウドやエンタープライズ・データセンターにおけるNVMe™対応SSD、特にPCIe® 5.0以降に対応した製品やシステムをターゲットとしたフォームファクター規格です。クラウド、ハイパーコンバージドおよび汎用サーバーや、オールフラッシュアレイ(AFA)などの次世代システムの設計や開発に貢献します。

E3.S では、共通のコネクタを採用しながら、サイズや消費電力やストレージ容量を柔軟に設定することが可能です。高い供給電力能力を持ち、他のフォームファクターに比べて、高い性能や放熱性を備えています。

今回のE3.Sの評価モデルでは、PCIe® 4.0とNVMe 1.4に対応した当社のエンタープライズ向けSSD 「KIOXIA CM6シリーズ」をベースとし、同じコントローラーと同じ3次元TLCフラッシュメモリ「BiCS FLASH™」を使いながら、2.5インチのフォームファクターをEDSFF E3.Sフォームファクター、x4レーン、約40%高い消費電力約28 Wに変更し、約35%の性能改善を実現しています。

*EDSFF E3.Sのメリット:
・供給電力の増大、ストレージ容量の拡大により、高密度実装、システムラック搭載効率の向上を実現可能
・信号品質の改善により PCIe 5.0以降に対応可能
・放熱特性の改善
・2.5インチのフォームファクター以上の性能や効率を実現可能
・ドライブの状態をLEDで表示可能
・PCIe x8レーンをサポート

[注1] EDSFF:Enterprise and Datacenter SSD Form Factor。
EDSFF ワーキンググループには、Dell EMC、Facebook、HPE、 Lenovoなどのエンタープライズ・サーバー・システムやクラウド・サービスプロバイダーの企業がプロモーターとして参加しており、当社はコントリビューターとして参加しています。

*NVMeはNVM Express, Inc.の商標です。
*PCIeは、PCI-SIGの登録商標です。
*社名・製品名・サービス名は、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
販売推進統括部
Tel: 03-6478-2427
https://business.kioxia.com/ja-jp/buy.html

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
キオクシア株式会社
営業企画部
高畑浩二
Tel: 03-6478-2404

Kioxia Corporation



Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
キオクシア株式会社
営業企画部
高畑浩二
Tel: 03-6478-2404

More News From Kioxia Corporation

キオクシア:高密度・低消費電力3D DRAMの実用化に向けた基盤技術を発表

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、高密度・低消費電力3D DRAMの実用化に向けた基盤技術として高積層可能な酸化物半導体チャネルトランジスタ技術を開発しました。本成果は、米国サンフランシスコで開催されたIEEEの電子素子に関する国際会議IEDM(International Electron Devices Meeting)にて、12月10日(現地時間)に発表しました。本技術を用いることで、AIサーバーやIoT製品など幅広いアプリケーションにおいて低消費電力化を実現する可能性があります。 AI時代を迎え、大容量のデータを処理するために、より大容量かつ低消費電力のDRAMの実現が期待されています。従来のDRAMではメモリセルの微細化が物理限界に近づいており、さらなる大容量化に向けてメモリセルを3次元に積層する研究が進んでいます。メモリセルを積層する際に、従来のDRAMと同様の単結晶シリコンをトランジスタのチャネル材料に使用すると、製造コストが高くなり、かつ、メモリ容量に比例して、メモリセルをリフレッシュするための電力も増加する課題が...

キオクシア:PCIe® 5.0 SSD製品ラインアップを拡充する新製品の発売について

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は「キオクシア(KIOXIA)」ブランドのパーソナル向けSSDの新製品として、「EXCERIA PRO G2 SSDシリーズ」および「EXCERIA G3 SSDシリーズ」を2026年1月下旬より順次販売[注1]を開始します。これにより当社のPCIe 5.0のラインアップを拡充させ、あらゆるユースケースに次世代テクノロジーを提供します。 EXCERIA PRO G2 SSDシリーズは、生成AIの活用、ゲーミングやクリエイティブ制作に求められる高負荷のワークロードを可能にする高性能なシステム構成に向けて設計されており、キオクシアのパーソナル向けSSDラインアップの中で最速のモデルです。最大4TB[注2] [注3]の容量を備え、シーケンシャルリードで最大14,900MB/s、シーケンシャルライトで最大13,700MB/s[注4]を実現しています。これにより、パフォーマンスを重視するPC環境に適しています。さらに、ヒートスプレッダー入りラベルを採用したことで冷却性能の向上も図っています。 EXCERIA...

キオクシア: Googleとのクリーン電力の利用促進に向けた取り組みについて

四日市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、Google LLC(以下、Google)との、中部地方の水力発電所で発電されたクリーン電力の利用を促進する取り組みについて発表しました。この取り組みは、中部電力グループが所有する既存の発電所を活用しており、クリーン電力の発電量を増加させるとともに、脱炭素社会の実現に貢献し、当社及びGoogleの温室効果ガス排出量のネットゼロ化への取り組みに貢献することが見込まれています。 当社は、この取り組みの対象となる水力発電所(以下、本発電所)によって発電されるクリーン電力の購入を開始しています。その電力量は、年間160ギガワット時(GWh)程度を見込んでおり、これは日本の一般家庭約4万軒分に相当します。当社は、2040年度までに再生可能エネルギーの使用比率を100%にし、2050年度までに事業活動による温室効果ガスネットゼロを目標に掲げており、このクリーン電力の利用は、当社の目標達成に貢献する見込みです。また、24時間体制で稼働している本発電所から、当社がクリーン電力を購入し利用することは、Googl...
Back to Newsroom