-

VELO3DがシリーズD資金調達ラウンドで2800万ドルを調達、製品拡大への道を開く

製品ポートフォリオを拡大し、産業アプリケーションの基幹的3Dプリント金属部品向けに、より多くのマシン選択肢と適合合金を提供へ

米カリフォルニア州キャンベル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- デジタル製造の革新企業であるVELO3Dは本日、シリーズD資金調達ラウンドで2800万ドルを調達したと発表しました。本ラウンドには、既存の投資企業であるベッセマー・ベンチャー・パートナーズ、プレイグラウンド、コースラ・ベンチャーズに加え、新たな投資企業としてPivaとTNSCが参加しました。これにより、VELO3Dの総調達資金は1億3800万ドルになります。

VELO3Dの創業者で最高経営責任者(CEO)のベニー・ブラーは、次のように述べています。「Flow™高度プレプリント・ソフトウエア、Sapphire™プリンター、Assure™品質管理ソフトウエアから成るVELO3Dの総合ソリューションにより、企業は既存の金属積層造形プロセスの制約をついに打破することができます。航空宇宙、石油・ガス、発電などの産業の顧客は、以前であれば3D金属プリントで実現不可能だった性能水準の基幹業務用アプリケーション向け部品の品質を達成できるようになりました。」

VELO3Dはこの新たな資本を当社製品ポートフォリオの拡大に使い、マシンの選択肢や適合合金を増やし、ソフトウエア/ハードウエア機能を強化する計画です。当社は、新たな資本の注入により、2022年中頃までに持続可能な収益性を達成できると予測しています。

Pivaはこの新ラウンドで最大の投資企業であり、世界最大のエネルギー企業の1つであるマレーシアのペトロナスの支援を受けているため、産業市場で伝統的な強みを持っています。

PivaのCEOおよびマネジングパートナーを務めるリカルド・エンジェル氏は、次のように述べています。「VELO3Dは、先進製造についての今日の考え方を変革しています。私たちはブラー氏とそのチームおよび画期的な技術に感銘を受けました。こうした技術は、以前なら実現不可能であったより複雑な部品の効率的な設計・製造に多大な影響を与えることになるもので、航空宇宙市場で既に明瞭な商業的牽引力を持っています。VELO3Dは、世界が今後において起こり得る世界的な混乱を軽減しつつ、各地域で製品の可用性や適時性を保証するために必要とする最も不可欠な部品のために、より弾力的で分散型の製造能力の新しい波をリードしていきます。」

2015年設立のVELO3Dは最初の4年間をステルスモードで活動していましたが、その後2019年にSapphireプリンターの発売を発表しました。その商業化の最初の年に、VELO3Dは3000万ドル近くの売上高を上げ、7社の新規顧客を獲得し、その多くは再注文を行いました。VELO3Dは現在、日本、韓国、オーストラリアを含む世界規模の地域に顧客を有しています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

VELO3D: Lynn Manning team@parkergroup.com

More News From VELO3D

VELO3Dが最大5倍の生産性向上と75%のコスト削減を実現した大型フォーマット3D金属プリンターのSapphire® XCを発表

米カリフォルニア州キャンベル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- デジタル製造イノベーターのVELO3Dは、システムポートフォリオを拡大し、サファイアXC(Sapphire XC)を取り揃えたと発表しました。この「特殊能力」の大型フォーマットプリンターは、既存のSapphireシステムと比較して、生産スループットを5倍に向上させ、部品当たりコストを最大75%削減するものとなります。 また当社は、現行システムへのソフトウエアとハ ードウエアを更新することになるSapphire Gen2を本格展開する計画も発表しました。ユーザーは、現行のSapphireシステムと比較して、生産性および部品当たりコストの指標の改善を10~50%程度期待できます。Sapphire Gen 2の更新機能は、2021年第2四半期から、設置済みシステムすべてに対する改良の形で提供できるようになります。 Sapphire製品ファミリーには現在、Sapphire Gen 2、高さ1メートルのSapphire 1MZ、Sapphire XCがあります。これらはすべて、支持構造を考慮せずに印刷で...

ブーム・スーパーソニック、VELO3Dが3D印刷したフライトハードウエアコンポーネントを装備したXB-1航空機を投入

米カリフォルニア州キャンベル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- デジタル製造イノベーターのVELO3Dは本日、ブーム・スーパーソニックのXB-1航空機にVELO3Dのサファイア(Sapphire)3D金属プリンターで製造したフライトハードウエアコンポーネント21個が搭載されていると発表しました。コロラド州センテニアルにあるブームの格納庫で本日公開されたXB-1は、超音速旅行の商業的実行可能性におけるターニングポイントとなるものであり、製品開発を促進しながら革新を実現するための積層造形(AM)、すなわち3D印刷の力を実証しています。 VELO3Dの創設者で最高経営責任者(CEO)のベニー・ブラーは、次のように述べています。「航空用ハードウエアは3D金属印刷で製造するのが特に困難ですが、その理由は空気力学的な設計において優れた耐久性と耐温性の条件とのバランスを取る必要があるという困難な課題があるからです。VELO3Dの技術により、最も過酷な動作条件で使用する基幹的アプリケーション向けに軽量・複雑な設計のコンポーネントを生産できます。ブームとの提携関係は、金属積...

ラムリサーチとVELO3Dが、半導体資本設備の生産に金属積層造形アプリケーションを使用する戦略的契約を締結

米カリフォルニア州キャンベル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- デジタル製造イノベーターのVELO3Dとラムリサーチ・コーポレーション(Nasdaq: LRCX)は本日、半導体業界向け金属積層造形(AM)、すなわち3D印刷のアプリケーションにおける新規材料・設計をめぐる協業を含む共同開発契約を発表しました。ラムは今後5年間にわたりAMで生産する部品の量を大幅に増やす計画です。 積層造形により、通常は引き算式に製造される部品の生産から、俊敏なサプライチェーンを実現してインダストリー4.0の原則を採用できるようにするための高性能で革新的な設計へと、サプライチェーンの変革を実現できます。VELO3Dは、ラムの設計と技術にとって決定的に重要な当社の「サファイア」プリンターで使用する新しい金属合金を開発します。またラムキャピタルは、VELO3Dに非公開の額の投資を行います。 ラムリサーチのグローバルオペレーション担当シニアバイスプレジデントを務めるケビン・ジェニングスは、次のように述べています。「ラムリサーチは、お客さまが日常使用のためのより小型・高速で機能と電力効...
Back to Newsroom