次世代「HD-PLC」技術が国際標準規格(IEEE 1901a)として認定

福岡--()--(ビジネスワイヤ) -- HD-PLCアライアンス(注1)は、2019年3月21日ドイツで開催されたIEEE標準化協会(注2)の理事会において、当アライアンスが次世代「HD-PLC」と位置づけた技術仕様が、国際標準規格IEEE 1901aとして正式に承認されたと発表しました。

次世代「HD-PLC」技術は、同アライアンスの会員企業が連携し、国際標準化を目指していたもので、 今日において普及が進むIoTサービスに於ける通信基盤技術の一つとして注目されていました。

IEEE 1901aは、「IoT(Internet of Things) PLC」と称される通信規格で、従来のIEEE 1901通信規格の拡張規格として位置づけられます。特長としては、周波数帯域を通信利用状況に応じて制御することで、通信の長距離化(従来比の最大約2倍)や通信速度(物理速度の理論値)を最大1Gbpsまで高速化できるスケーラブルな通信利用を可能としています。 

本技術の国際標準化により、電力線利用はもとより、メタル線や同軸線などでの活用をこれまで以上に広げられることが期待できます。更に、長距離化や高速化対応により、住空間のみならずビル内や工場をはじめとした社会インフラまでを視野に入れた大規模ネットワークの構築などあらゆるIoT通信利用の加速化が期待できます。

HD-PLC アライアンスは、第三世代の「HD-PLC」completeや「HD-PLC」inside、マルチホップITU-T G.9905など、現在実施している通信互換認証サービスに加え、IEEE 1901a国際標準規格対応機器の相互接続認証を行うため、試験環境や認証ロゴなど、次世代「HD-PLC」の普及に向けた準備を進めてまいります。

参照リンク:
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/03/jn190325-1/jn190325-1.html
http://www.hd-plc.org/modules/topics/index.php?page=article&storyid=178

(注1) 高速電力線通信「HD-PLC」の普及拡大・通信互換性確保を目的として、2007年9月25日に設立
(注2) 米国電気電子学会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)傘下の通信規格に関する標準化委員会

ホームページ:http://www.hd-plc.org/

Contacts

HD-PLC アライアンス事務局 三宅、城戸
TEL:050-3380-5154 /092-401-0131, E-mail: info@hd-plc.org

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