大規模成長投資補助金(中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金)採択のお知らせ
大規模成長投資補助金(中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金)採択のお知らせ
— 総額170億円を投じ、日本有数のAI GPU基盤を構築へ
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社ユビタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:Wesley Kuo)は、経済産業省(METI)が実施する「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」に採択されたことをお知らせします。
本制度は、生産性向上および成長投資を通じて、持続的な賃上げと人材育成の実現を支援することを目的としています。
ユビタスは本補助金を活用し、AIおよびNVIDIA最新のBlackwell GPUアーキテクチャを中核とする次世代計算基盤への投資を行い、自社の計算基盤「NeoCloud」を拡張することで、競争力のさらなる強化と、従業員への還元を実現してまいります。
■本事業に関する公表事項
1.採択結果
当社の「生成AI時代に向けた地域分散型GPUインフラ開発計画」が、本補助事業に採択されました。
2.投資規模
- 総投資額:170億円
- 用途:NVIDIA Blackwell GPUを活用したクラウドインフラの構築
本投資を通じて、ユビタスはAIインフラの展開を大幅に拡大し、事業成長を加速させるとともに日本各地の地域経済に対してより大きな価値創出を目指します。
3. 賃上げ目標率
- 従業員 : 10%
- 役員 : 5%
生産性向上の成果を賃金へ適切に還元し、持続的な人材確保・育成を推進します。
日本政府との長期的なAI連携:LLM開発からAIインフラ構築へ
今回の採択結果は、Ubitusが日本のAIエコシステムにおいて長期的な事業展開を進めていることを示す重要なマイルストーンであり、技術力および運用能力が政府から高く評価された結果でもあります。
2024年|METI「GENIAC」プログラム採択 — 4,050億パラメータの東アジア向け大規模言語モデルを開発
ユビタスは、経済産業省が主導するGENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)プログラムのもと、日本語・繁体字中国語・英語に対応した4,050億パラメータの東アジア向け大規模言語モデル(LLM)を開発しました。
本モデルは、文化・観光・教育など多様な分野での活用を可能とし、高精度かつ自然な言語理解・生成性能を実現しています。ベンチマーク評価においては、一部の知識系タスクでGPT-4を上回る性能を示すなど、高い多言語理解能力を確認しています。
2025年|日本最先端の観光・文化AI言語モデルを提供開始
4,050億パラメータモデルを基盤として、ユビタスは日本の地域知識や文化的背景を統合した、国内最先端の観光・文化向けAI言語モデルを展開しました。
京都府舞鶴市では、AIバーチャルガイド「チョキまるAI」を、Webブラウザおよびモバイル端末向けに提供。日本語・中国語・英語によるリアルタイムQ&A、観光案内、翻訳機能に加え、観光案内所では本ガイドを搭載した大型ディスプレイも設置されております。
2025年|大規模成長投資補助金 — 広域分散型GPU基盤(NeoCloud)の推進
本補助金に採択されたGPU基盤整備事業では、ユビタスはNVIDIA Blackwell GPUを活用した「NeoCloud」アーキテクチャを中核に、複数地域にまたがる柔軟かつスケーラブルなGPU計算環境を構築し、日本国内の高性能計算能力を強化していきます。
NeoCloudは、階層型スケジューリング、分散コンピューティング、弾力的なリソース管理を活用することで、計算効率の向上や低遅延化、地域需要に応じた動的スケールを実現します。
本アーキテクチャにより、以下の効果が期待されます。
- 日本におけるデータ主権およびローカル展開能力の強化
- 生成AIおよび大規模言語モデルの学習・推論需要への対応力向上
- 集中型データセンターに伴うエネルギー負荷やボトルネックの軽減
NeoCloudとGPU基盤の統合により、全国規模で強靭なAI基盤の構築が可能となり、産業全体におけるAI活用の加速が期待されます。
今後の展望
ユビタスは今後も日本国内における技術連携および産業パートナーシップを深化させ、以下の取り組みを進めてまいります。
- NeoCloudを通じたスケーラブルで柔軟なAI計算基盤の構築
- 企業および公共分野におけるデータ主権・ローカル展開の強化
- GPU供給制約およびコスト上昇への対応(高効率利用による改善)
- 観光、文化、教育、医療、企業分野におけるAI活用の促進
- 持続的な賃上げの実施と長期的な人材育成・企業価値向上
ユビタスは、大規模AIモデル開発と次世代GPUインフラ構築の二軸によって、日本および東アジア全体のAIエコシステムにおけるイノベーション創出に貢献してまいります。
ユビタスについて
ユビタスは、NVIDIA から出資を受けた台湾初のテクノロジー企業であり、高度なGPU仮想化技術およびクラウドストリーミング技術において、世界的に高い評価を受けており、さまざまな産業分野に向けて、世界水準のクラウドおよび AI ソリューションを提供しています。
また、台湾大学(National Taiwan University)や東京大学(The University of Tokyo) などのトップ大学と連携し、繁体中国語および日本語に対応したローカライズ大規模言語モデル(LLM)の研究・開発を推進しています。
ユビタスは以下を含む多様なAIGC(AI生成コンテンツ)サービス を展開しています。
- UbiArt:AI画像生成ソリューション
- UbiONE:AIバーチャルキャラクターソリューション
- UbiAnchor:AI搭載バーチャルニュースアンカー
- Ubi-chan(AI VTuber):生成AI技術を象徴する公式ブランドアンバサダー
さらに、クラウドゲーム分野のパイオニアとして、ゲームスタジオ向けにクラウド対応を実現するエンドツーエンドのソリューションを提供するとともに、通信事業者による独自クラウドゲーミングサービスの構築を支援しています。同技術は、インタラクティブコンテンツやVRを含むマルチメディア配信にも活用されています。
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