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Abnormal AI 、日本語ビジネスコミュニケーション向け脅威検知を強化

— ローカライゼーション機能を拡充—

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- AIネイティブな人間行動セキュリティのリーディングカンパニーである Abnormal AI は本日、日本語のビジネスコミュニケーションにおける脅威検知を強化するため、行動分析AIのローカライゼーション機能を拡充したことを発表しました。このアップデートにより、Abnormalは日本語で書かれたソーシャルエンジニアリング型のメール攻撃を正確に特定・防止する能力を拡大し、日本国内の企業に対して一貫したセキュリティを提供します。

Abnormalの行動分析AIはすでに100以上の言語にわたるコミュニケーションパターンを分析し、「関係性」「語調」「意図」を理解することで、世界中のフィッシングおよびなりすまし攻撃の大部分を阻止しています。近年、攻撃者が日本語特有の敬語の誤用や不自然な丁寧表現などを悪用するケースが増加しており、Abnormalはこれらの微妙な言語的ニュアンスを正確に識別できるようAIモデルを精緻化しました。

従来の多言語検知を単なる「翻訳の問題」として扱うベンダーとは異なり、Abnormalは各地域固有の言語的・行動的パターンを直接学習するようモデルを再構築しています。「何が言われたか」だけでなく、「どのように言われたか」を理解することで、語調や文化的フォーマリティなどの繊細な手がかりを捉え、日本語におけるフィッシングやビジネスメール詐欺(BEC)攻撃の検知精度を大幅に向上させました。これにより、日本語を使用する企業において誤検知の削減と人手によるレビュー時間の短縮を同時に実現しています。

Abnormal AI 日本法人のカントリーマネージャーである光山慶氏(Kei Mitsuyama)は、以下のようにコメントしています。

「電子メールセキュリティの未来は、英語での脅威検知だけにとどまりません。それは、人々が世界中でどのようにコミュニケーションを取っているかを理解することにあります。言語とは単なる言葉ではなく、文化・語調・意図を反映するものです。地域固有のニュアンスをAIに認識させることで、従来の翻訳ベースのシステムが見逃してきた検知の隙間を埋め、グローバル企業に対して精緻かつ一貫したセキュリティを提供しています。」

日本で先行導入した企業からは、すでに検知精度および効率性の向上が報告されています。

マクニカ株式会社でエンジニアリングスペシャリストを務める勅使河原猛氏はこのように述べます。「Abnormalの日本語検知における機能強化により、日本語で書かれた高度なフィッシングおよび経営層なりすましメールのブロック性能が大幅に向上しました。それにより脅威の見逃しが減少し、人手による不要なビューを回避できるようになりました。」

今回の機能強化は、Abnormalの多言語対応戦略における次の進化段階を示すものであり、2026年には他言語へのモデルチューニングを追加実施し、主要グローバル市場でのカバレッジ拡大を予定しています。

詳細については abnormal.ai/blog/localized-ai-email-security をご覧ください。

Abnormal AIについて:

AIネイティブな人間行動セキュリティのリーディングカンパニーである当社のシステムは、機械学習を活用して高度な受信攻撃を阻止し、メールや関連アプリケーション全体でのアカウント侵害を検出します。同社の異常検知エンジンは、アイデンティティとコンテキストを基に人間の行動を理解し、クラウドメールイベントごとのリスクを分析し、人間の脆弱性を突いた巧妙なソーシャルエンジニアリング攻撃を検知・防御します。

Microsoft 365 または Google Workspace とのAPI連携により数分で導入でき、即座にプラットフォームの価値を体感することが可能です。Slack、Workday、ServiceNow、Zoom、その他複数のクラウドアプリケーションにも対応しています。

現在、Fortune 500企業の20%以上を含む3,200社超の組織に信頼され、AI時代におけるサイバーセキュリティの新たな在り方を再定義しています。

詳しくは abnormal.ai をご覧ください。

Contacts

報道内容に関わるお問い合わせ先:
Hanah Johnson
シニア・コミュニケーション・マネージャー
media@abnormal.ai

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