-

IFF、グラースのLMR Naturals拠点を拡張し、天然素材のイノベーションにおけるリーダーシップを推進

1,000万ユーロの投資により、世界の香水の都の中心で、設備能力、持続可能性、イノベーションを強化。

フランス、グラース--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フレーバー、フレグランス、食品原料、バイオサイエンスの世界的リーダーであるIFF(NYSE:IFF)は、1,000万ユーロの投資を経て、グラースにおけるLMR Naturals拠点の拡張を竣工しました。今回の拡張により施設の規模は75%拡大し、総面積は4,687平方メートルに達しており、新たな天然素材の開発を加速させるために設計された最先端のパイロットホールも備えています。さらに刷新された拠点には、近隣に新たに整備された実験圃場もあり、植物原料へ直接アクセスが可能なことから、植物の可能性をより深く探求し、原料開発の革新を迅速に進めることが可能になります。また、今回の拡張により、30人以上の研究開発の専門家が一堂に会し、追跡可能かつ持続可能で高品質な天然素材に対する世界的な需要の高まりに応えるIFFの能力が強化されます。

「LMR NaturalsはIFFのポートフォリオにおける戦略的資産であり、今回の拡張は天然素材の未来を形作るという当社のコミットメントを明確に示すものです」とIFFの最高経営責任者(CEO)であるエリック・ファーワルドは述べています。「天然素材の世界的な中核拠点であるグラースにおいて当社の基盤をさらに強化することで、私たちはイノベーションを拡大し、これにより世界中の調香師やフレーバリストは、優れた性能を持ち、格別で持続可能な独自の香りを消費者に提供することができます。」

LMR NaturalsはIFF内の商標登録済みの事業で、1983年にモニーク・レミー氏によって設立されました。その後2000年にIFFが買収し、調香師に対して高品質で革新的、かつ持続可能な方法で調達・生産された天然素材を競争力のある価格で提供するための能力を強化しました。現在、世界中の調香師はLMRの科学者たちの深い専門知識を活用し、顧客向けに忘れられないフレグランスの象徴を生み出しており、その応用範囲はファインフレグランス化粧品ホームケアファブリックケアビューティーケアなど幅広く展開しています。LMR Naturalsはまた、味覚の用途向けの原料も提供しています。

「伝統と最先端のイノベーションを融合させるLMRの能力は比類のないものです」と、IFFのファインフレグランス部門プレジデントであるサブリヤ・メフラーは述べています。「今回の拡張は単なる建物の増設ではなく、ファインフレグランスの未来を形作る次世代の天然素材のための出発点であり、その応用はIFFのすべての事業に広がっていきます。グラースにおける当社の拠点により、種子からボトルまでのシームレスな移行が可能となりました。さらに、すぐそばには当社のアトリエ・デュ・パフューマー(Atelier du Parfumeur)が所在しています。」

「新たに拡張された拠点が本格稼働したことで、私たちは今後、持続可能性を中心に据えたアプローチのもと、毎年4~6種類の新製品を発売する予定です。そしてその姿勢は、For Life認証およびZero Waste to Landfill認証という二重の認証や、98%以上の廃棄物有効活用率によって反映されています」と、LMR Naturalsのゼネラル・マネジャーであるベルトラン・ドュ・プレヴィルは述べています。

LMR Naturalsは2020年以降に23種類の新原料を発表し、7つのアワードCosmetiqueMagから受賞したほか、オーガニック・モニター・サステナブル・ビューティー・アワード(Organic Monitor Sustainable Beauty Awards)からも表彰を受けるなど、数々の顕著な評価を受けています。一方で、LMR Naturalsのチームは、環境と調達パートナーを尊重しつつ天然素材の純粋さを引き出すという創業時のビジョンに引き続き取り組んでいます。現在LMRは年間85,000トンのバイオマスを処理し、2,000トンの抽出物を生産し、130種類の植物科にわたる850以上の原料を提供しています。

今回の拡張により、IFFはグラース地域への戦略的投資を改めて示しました。同地域には現在230人以上の従業員が在籍しており、天然素材のイノベーションと卓越性における世界的なハブとしての地位を確立しています。

LMR Naturalsの詳細はhttps://lmrnaturals.iff.comLinkedInInstagramをご覧ください。

1995年私募証券訴訟改革法に基づく注意事項

本プレスリリースには、連邦証券法における「将来予想に関する記述」が含まれています。これには、1933年証券法第27A条および改正後の1934年証券取引法(「取引法」)第21E条が含まれます。将来予想に関する記述は、将来の事業や財務の業績、財務状況に関する予想に言及することが多く、「計画する」「期待する」「予想する」「意図する」「信じる」「模索する」「見込む」「~する予定である」「~だろう」「目標とする」などの表現や、それらに類似する表現、またはそれらの変形や否定形が含まれることが多々あります。将来予想に関する記述は、その性質上、拡張の時期や内容、運営状況、将来の製品発売に関する記述など、程度の差こそあれ不確実な事柄を取り扱っています。当社の事業には多くのリスクや不確実性が内在しており、そのため実際の結果や事象が将来予想に関する記述と大きく異なる可能性があります。本リリースに含まれる将来予想に関する記述は、現時点においてのみなされたものであり、当社はその後の事象や状況を反映するためにこれらの記述を更新する義務を負いません。

ようこそIFFへ

IFF(NYSE:IFF)は、科学、創造性、そして情熱を通じて喜びを生み出しています。フレーバー、フレグランス、食品原料、ヘルスおよびバイオサイエンスの世界的リーダーとして、私たちは日常の製品を高める画期的で持続可能なイノベーションを提供しており、ウェルネスを推進し、感覚を魅了し、人々の体験を豊かにしています。詳細はiff.comLinkedInInstagramFacebookにてご覧ください。

© 2025 International Flavors & Fragrances Inc. IFFは登録商標です。無断転載・複製を禁じます。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media Relations:
Paulina Heinkel
332.877.5339
Media.request@iff.com

Investor Relations:
Michael Bender
212.708.7263
Investor.Relations@iff.com

IFF

NYSE:IFF


Contacts

Media Relations:
Paulina Heinkel
332.877.5339
Media.request@iff.com

Investor Relations:
Michael Bender
212.708.7263
Investor.Relations@iff.com

More News From IFF

IFFがスマート・ドージング・ロボットを導入、フレグランス生産の変革へ

シンガポール、チン・ビー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フレーバー、フレグランス、食品原料、ヘルス&バイオサイエンスのグローバルリーダーであるIFF(NYSE: IFF)は、チン・ビー生産施設にColibriロボットを導入しました。この先進的な産業用ドージング・システムは、数分でオンデマンドのフレグランス・サンプルのバッチ生産が可能であり、グレーターアジア地域において各都市や地域、世界のお客様向けにフレグランス開発プロセスの再構築・迅速化を進めます。 シンガポールのチン・ビーにある当社のクロスカテゴリーである香りと味の生産工場に導入されたこの新ロボットシステムは、フレグランスの創造における構想から調合までのプロセスを加速します。従来のシステムに代わり、複数の原料を同時に処理し、4倍の速度で稼働することで、自動化を大幅に強化します。この能力向上により、生産能力の増強、サンプル納期の短縮、リードタイムの改善が実現し、急速に進化するフレグランス市場環境において、お客様が求める迅速性にお応えします。 「IFFチン・ビー工場への今回の新たな自動化システムの導入は...

IFFベニカルロ、持続可能なフレグランス原料製造のためのオンサイトグリーン水素製造施設を開設

スペイン・ベニカルロ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フレーバー、フレグランス、食品成分、バイオサイエンスの世界的リーダーであるIFF(NYSE:IFF)は、スペインのベニカルロにある香料研究開発・フレグランス成分製造工場に、再生可能エネルギーを用いた水素製造設備を導入したことを発表しました。この施設は、世界最大の再生可能エネルギー生産者の1つであるイベルドローラと提携しており、フレグランス業界で初めて、主要フレグランス成分の製造に用いる水素化反応に再生可能電力を利用する施設となります。人々と地球のために「もっと良いことをする」というIFFのコミットメントに沿って、同施設のシステムは、再生可能エネルギーを利用して年間100トンのクリーンな水素を生産できます。同施設は内部に水素を貯蔵するためのコンプレッサーを備えており、製品のライフサイクルアセスメント(LCA)の評価を改善し、世界中の顧客の脱炭素化目標の達成をサポートします。 IFFセントのグローバルオペレーションズ・製造担当シニアバイスプレジデントであるハイメ・ゴメスフローレスは、「ベニカルロ拠点の新た...

IFF、栄養、健康、バイオサイエンスの未来を形作る卓越した研究者を表彰

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フレーバー、フレグランス、食品成分、健康、バイオサイエンスの分野で世界をリードするIFF(NYSE:IFF)は、IFFサイエンスアワードの受賞者を発表しました。カルレス・レリン博士(サン・ジョアン・デ・デウ研究所、スペイン・バルセロナ)およびヤン・マールテン・ファン・ディール教授(フローニンゲン大学医療センター、オランダ・フローニンゲン)は、人の健康、栄養、抗菌研究の分野への卓越した貢献を称えられ、受賞に至りました。IFFサイエンスアワードは、食品、マイクロバイオーム、栄養、健康、生体触媒、持続可能性といった科学分野における顕著な功績を称えています。 IFFの最高研究開発責任者であるキャスパー・ブローメンは、「画期的なイノベーションはコラボレーションによって生まれます。当社は、世界トップクラスの科学者や研究機関と提携することで、当社がサービスを提供するお客様と社会に利益をもたらすため、持続可能なソリューションの開発を加速させています。先駆的な研究を通して科学の進歩とグローバルなパートナーシップ精神を体現する、...
Back to Newsroom