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CMAターミナルズ・カリファ港の開業で港のコンテナ総処理能力が23%増加、約1000万TEUを達成

  • 新たなCMA CGMターミナルが、世界トップ5の海運会社のうち3社の地域拠点に
  • UAEの内陸・海上交通の接続性向上において重要な役割を果たす見込み
  • 持続可能に設計されたコンテナ・ターミナルは、CMA CGMとADポーツ・グループの合弁会社による35年間のコンセッション契約の下で運営される
  • CMAターミナルズ・カリファ港の第1フェーズは31億AED(8億4500万米ドル)の費用で完成し、カリファ港は180万TEUの処理能力を得る

アラブ首長国連邦、アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 貿易、輸送、物流の統合型ソリューションを提供するADポーツ・グループ(ADPORTS:ADX)は、アブダビ皇太子でありアブダビ執行評議会議長であるハリード・ビン・ムハンマド・ビン・ザイード・アルナヒヤーン殿下が、最新鋭の31億AED(8億4500万米ドル)規模のコンテナ・ターミナル「CMAターミナルズ・カリファ港」を開業したことを発表しました。

この開業は、ADポーツ・グループの旗艦港であるカリファ港の発展における重要な節目となります。世界水準のコンテナ、RORO、マルチパーパス港湾施設であるカリファ港は2012年12月に開業し、わずか12年で、世界で最も成長が早く、効率的な商業港の一つへと拡大しました。

CMA CGMグループの子会社であるCMAターミナルズ(70%)とADポーツ・グループ(30%)の合弁会社によって管理されるCMAターミナルズ・カリファ港は、自動化ゲートや効率性と持続可能性を向上させる統合システムなど、先進的な港湾インフラを備えています。また、排出量を抑制するための船舶向け陸上電源を提供し、ターミナル運営のエネルギー・ミックスに寄与する複数の太陽光パネル・エリアを備え、再生可能エネルギーによって稼働する地域初のカーボン・ニュートラルの管理棟が併設しています。2022年 MENAグリーン・ビルディング・アワードでは、「年間最優秀ネットゼロ建築プロジェクト賞」の受賞を果たしました。

CMA CGM施設の追加により、カリファ港の年間コンテナ処理能力は23%増加し、約1000万TEU(20フィートコンテナ換算)に達しました。新しいターミナルは鉄道接続に対応しており、地域の主要なゲートウェイとして、カリファ港の地位を大幅に強化することが期待されています。新施設の設計には持続可能性の原則が取り入れられており、UAEの循環経済の構築、建設資材のリサイクル、運用廃棄物の削減といった広範な目標を支援するものとなっています。

新施設には、8基の最新式の船岸間クレーン(STSクレーン)と、20基の電動ゴム製タイヤ式ガントリー・クレーン(e-RTGクレーン)も取り入れられています。これにより、カリファ港は世界で最も技術的に進んだ商業港の一つとしての評価をさらに高め、アブダビが持続可能でスマートな貿易の未来を推進する役割を果たしていることが明確となっています。

ADポーツ・グループ会長であるモハメド・ハッサン・アルスワイディ閣下は次のように述べました。「CMAターミナルズ・カリファ港の開業は、UAEが一流の投資先であることを示すとともに、グローバル企業の重要なパートナーとしての地位を確固たるものにします。新ターミナルは貿易の流れを促進し、アブダビおよびUAEにおける長期的な経済成長を推進していくと考えています。」

CMA CGMグループの会長兼最高経営責任者であるロドルフ・サーデ氏 は、次のように述べました。「新しいコンテナ・ターミナルの開業は、カリファ港の発展における大きな一歩であり、アブダビのグローバル貿易拠点としての地位をさらに強化します。この戦略的インフラは、地域全体の海運および物流活動を活性化させるでしょう。パートナーであるADポーツ・グループと共に革新性と持続可能性に重点を置いた最新のターミナルを提供でき、嬉しく思います。」

ADポーツ・グループのマネージング・ディレクター兼グループ最高経営責任者(CEO)であるモハメド・ジュマ・アルシャミシ大佐は、次のように述べています。「CMAターミナルズ・カリファ港は、アブダビの接続性を大幅に向上させ、グローバル貿易地図上での重要な役割を強化するとともに、指導者たちのビジョンに沿った地域経済の多様化に貢献します。この新しい施設により、ADポーツ・グループは世界有数の港湾運営会社の仲間入りを果たしました。CMA CGMとの長期的で互恵的なパートナーシップを楽しみにしており、共に持続可能な世界的な輸送の未来を築きながら、UAEとアブダビにもたらされる長期的な経済的利益を期待しています。」

CMAターミナルズ・カリファ港の開業は、CMA CGMの新ターミナル・プロジェクト第1フェーズの完成を示し、全長800m、水深18.5mの初期桟橋と8基のSTSクレーンが稼働し、カリファ港に180万TEU(20フィートコンテナ換算)の処理能力が加わりました。

新しいCMA CGM施設の開業により、カリファ港は地域を代表する貿易拠点として新たな段階に達しました。カリファ港は現在、面積6.3km2に広がり、41基の桟橋クレーン、159基のヤードクレーン、11.7kmの桟橋壁、3.8kmの防波堤を備えています。

出典: AETOSWire

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