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カルビオス、独自の酵素技術に関する特許取得件数が2年間で倍増

  • 2022年末時点で、カルビオスはPETプラスチックおよび繊維の酵素リサイクルの技術革新とPLA生分解技術に関して、53個の特許ファミリーの特許336件を全世界で保有
  • カルビオスの知的財産専門家チームは技術革新の保護に専念

仏クレルモンフェラン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) --規制関連ニュース:

プラスチックと繊維のライフサイクルを変革する生物学的技術の開発と産業化のパイオニアであるカルビオス(Euronext Growth Paris:ALCRB)(Paris:ALCRB)は、2020年末に公表された前回のレビューから取得済み特許数を倍増させました1

カルビオスのプロセスの保護

カルビオス(および子会社のカルビオリス)は現在、53個の特許ファミリーの特許336件を全世界で保有しています。2022年には、独自のPET分解酵素を保護するいくつかの特許を、米国などの注力国や、インドネシア、韓国、中国、日本、インドなどのアジア諸国で獲得しました。カルビオスは、特に酵素を含むマスターバッチやその製造プロセスといった生分解性プラスチックの製造プロセスを保護する特許ファミリーについても特許を取得しました。

カルビオスのLise LUCCHESI知的財産担当取締役は、次のように述べています。「過去2年間に、当社は主にPETバイオリサイクル・プロセスと独自の酵素の保護強化に注力してきました。今後数年間は、新たな特許を申請することで、このプロセスやPLA生分解プロセスの保護強化を継続します。また、特許取得を目指して、出願した特許について積極的にフォローアップします。」

カルビオスのアラン・マーティ最高科学責任者は、次のように述べています。「カルビオスでは創業以来、研究開発部門と知的財産部門が協力し、当社の酵素とプロセスを最大限に保護するよう努めてきました。これらの広範な世界的保護を得るための継続的な活動は、当社の技術革新を保護し、当社の技術の産業展開を確保するために極めて重要です。」

全世界での保護

カルビオスは、その変革的技術への強力な需要がある地域や国で、知的財産ポートフォリオを拡大しています(図1参照)。

  • 欧州:40件の欧州特許、欧州特許機構の39の加盟国で認められる可能性
  • 北米:米国で41件、カナダで23件
  • アジア:152件(中国の37件、日本の27件、インドの24件を含む)

カルビオスは14件の特許を出願しており、今後数年間でそれが世界の他の国・地域に拡大する可能性があります。

カルビオスのエマニュエル・ラドン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「私たちは生物学的リサイクルについて、プラスチックを分解する最も効率的で循環型のソリューションであると確信しています。当社の酵素とプロセスの保護は当社の業務の中核であり、カルビオスの社内に専任の知的財産チームを置いています。2023年からは、その他のポリマーの酵素分解に関する技術革新の保護にも注力します。」

専任の知的財産チーム

カルビオスの知的財産チームは、取締役(執行委員でもある)と、バイオ技術と高分子化学の分野を専門とする特許技術者2人(うち1人は対欧州特許庁の代理人)などで構成されています。このチームは、外部の知的財産コンサルティング会社2社(Becker & AssociésとFranck Tetaz Intellectual Property)の支援を受けています。さらに、知的財産委員会は定期的にカルビオスの取締役会に報告しています。

カルビオスについて

2011年にトラッフル・キャピタルが設立したカルビオスは、生物学的な革新的プロセスを開発するグリーンバイオテクノロジー企業です。カルビオスは、酵素とプラスチックを組み合わせる独自の手法により、プラスチックおよび繊維による汚染という今日の大きな課題を引き受けることで、消費者の新しい期待に応え、幅広いエコロジカル転換という課題に取り組むことを目的としています。カルビオスは、あらゆる種類のPET(ポリエステルでできたボトル、トレー、繊維の主要ポリマー)を基本的な構成要素に分解することで、バージンプラスチックと同等の品質を持つ新しいPETプラスチックを製造するために再利用できるようにします。このPETをめぐる革新成果は世界初のもので、権威ある雑誌ネイチャーの表紙を飾った科学論文で最近評価されています。カルビオスは、2021年にクレルモンフェランの実証プラントを成功裏に稼働させました。また、インドラマ・ベンチャーズとの提携により、世界初となる装置を建設することで、当社プロセスの産業化に向け、別の重要な前進を達成したところです。

2017年、カルビオスとロレアルは、当社の専有的なリサイクル技術の産業化に寄与するためのコンソーシアムを共同で設立しました。2019年4月、持続可能な発展のための革新的ソリューションの開発を約束したネスレウォーターズ、ペプシコ、サントリー食品ヨーロッパがこのコンソーシアムに参加しました。2022年、カルビオスはオン(On)、パタゴニア、プーマ、サロモンと契約を締結し、それぞれの製品のリサイクル性と循環性を促進するソリューションを開発することになりました。PVHコープが2023年1月にこのコンソーシアムに参加しました。

当社はまた、バイオベースポリマーであるPLA系の使い捨てプラスチックの酵素による生分解技術を開発しました。この技術は、プラスチック製品の中心部に酵素を組み込むことで、家庭の条件でも常温で100%堆肥化可能な新世代のプラスチックを作り出すことができます。

詳細情報については、carbios.com、ツイッター(カルビオス)、リンクトイン(カルビオス)、インスタグラム(insidecarbios) をご覧ください。

カルビオス(ISIN FR0011648716/ALCRB)は、中小企業に投資するフランス居住者が所得税還付の恩恵を受けられる政府プログラムPEA-PMEの適格企業です。

本プレスリリースは、フランス、欧州、米国、その他の国における証券の販売の申し出または購入の申し出の勧誘を構成するものではありません。

本プレスリリースのフランス語版と英語版の間に相違がある場合は、フランス語版が優先されます。

1 参照:2021年1月14日のプレスリリース

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