マベニアがサービス差別化とネットワークリソース最適化を実現するオープンRANインテリジェントコントローラー（O-RIC）を発表

米テキサス州リチャードソン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- （ビジネスワイヤ） -- あらゆるクラウドで動作するクラウドネイティブソリューションでネットワークの未来を築くネットワークソフトウエアプロバイダーのマベニアは本日、オープンRAN向けの次世代ネットワークインテリジェンス製品となるO-RANアライアンス無線アクセス・ネットワーク・インテリジェント・コントローラー（RIC）の提供について発表しました。マベニアのO-RICはオープンAPIを介して差別化サービスの創出を実現し、インテリジェントな閉ループのエンドツーエンドネットワークチューニングを可能にするものであり、ネットワークパフォーマンスを最適し、コスト効率を高め、ユーザー体験を最大化します。マベニアのO-RICは、ネットワークに関する深くて粒度の細かい洞察的知見を提供し、高度な最先端のインテリジェンスを備えたソリューションの構築を可能にするネットワーク・インテリジェンス・アズ・ア・サービス（NIaaS）を実現します。また、オープンRANネットワークは、ネットワーク、トラフィック、負荷のパターンにおける動的な変化に準リアルタイムで適応的に対応することにより、新しいサービスクラスの収益源を生み出すことが可能となりました。マベニアのO-RICは現在、2社の一流通信サービスプロバイダー（CSP）に導入されています。

従来のRANネットワークは今日、エリア全体で自己組織化ネットワーク（SON）モデルを使用して、無線リソース管理（RRM）と構成管理の最適化に関するセルごとの決定を実行しています。これらのネットワークでは、非リアルタイム（Non-RT）の粒度でそうした制御の決定を下すために、単一の制御ループに依存し、重要業績評価指標（KPI）と分析を活用します。

マベニアのO-RICには下記の2種類の制御ループがあり、SONの性能を上回っています。

• 非RT O-RIC — 集中型クラウドに導入されるのが一般的です。動的で適応型のポリシーを規定して、ネットワークパフォーマンスと構成管理の決定の制御と最適化を行うために、長期的なRANデータを使用して高度な機械学習（ML）アルゴリズムを構築します。非RT RICは、既存のレガシーネットワークで使用し、MLによって別のパフォーマンスレイヤーを追加して、ポリシーを制御することもできます。
• 準リアルタイム（Near-RT）O-RIC — エッジまたはエッジに向けて導入されます。トレーニング済みの人工知能（AI）とMLアプリケーションをホスティングして準RTでオープンRAN要素の推測と制御を行うことにより、セルレベルと個々のユーザー機器（UE）レベルの両方でRANのアクティビティーを最適化する低遅延の制御ループを使用します。準RT O-RICは、UEレベルで制御プレーンの呼処理とユーザープレーンのデータ転送の決定をインテリジェントに最適化します。このレベルの粒度はSONにありません。

マベニアのO-RICは、セルレベルまたは個々のUEレベルで粒度の細かいパフォーマンス目標を設定することにより、インテントベースの決定を下して成果を出せるようにするビジネス成果ツールです。成果としては、追加収益の創出（プレミアムサービスを生み出すSLAの実現）、リソース最適化によるネットワークコストの削減（エネルギー削減、スペクトル効率など）、エンドユーザー体験の向上（スループットの向上、遅延や接続切れの低減、通信エリアの拡大による）などとなります。マベニアのRICのNIaaS署名フレームワークは、ネットワークパフォーマンスの最適化に向けて、RANに関する粒度の細かい予測インテリジェンスと高度な分析を、マベニアのO-RICに統合したサードパーティー製アプリケーション（rAppおよびxApp）に提供することで、この目標を達成しています。

マベニアのO-RICは、標準に基づいたrAppやxAppの実装を可能にするオープンAPIフレームワークを提供することで、制御の主体をベンダーエコシステムから事業者に移し、エネルギー節約、トラフィックステアリング、大規模MIMO最適化、スペクトル効率の改善、RANスライス保証など、さまざまなビジネス成果を出します。専有的な無線アクセスソリューションは、ベンダーが提供するものに選択肢を限定し、ネットワークをユーザーごとのきめ細かなデータ駆使型の最適化へと開放します。マベニアのRICを使用すると、社内チームがアプリケーションを開発したり、「アプリストア」でオープンRAN準拠のサードパーティーから購入したりすることができます。

ベニアのマルチメディア事業部門でシニアバイスプレジデントとゼネラルマネジャーを務めるブランドン・ラーソンは、次のように述べています。「次世代オープンRANネットワークで本物のビジネス価値を生み出すには、通信分野に関する深い専門知識とネットワークインテリジェンスの破壊的な手法が必要です。大規模なクラウドネイティブソリューションの先駆者であるマベニアは、O-RIC AIおよびMLのアルゴリズムレイヤーとアプリケーションレイヤーを重ねた受賞歴のあるオープンvRANソリューションによって、この分野を先導しています。これらのソリューションによって、独自のビジネス課題を解決するためのターゲット目標に基づいてカスタマイズできるビジネス成果が事業者にもたらされ、、ネットワークの制御主体がCSPに戻ります。」

マベニアのO-RICは、（i）ネットワークパフォーマンス、（ii）ユーザー体験、（iii）TCOの削減、（iv）簡素化されたクラウドネイティブ展開、（v）新しい収益源の点で、比類のない利点をもたらします。

詳細情報については、マベニアのオープンRANインテリジェントコントローラーのページをご覧ください。

マベニアは、スペイン・バルセロナのフィラグランビアで開催されるモバイル・ワールド・コングレス2023に出展します（ホール2、スタンド2H60）。詳しくはこちらをご覧ください。

マベニアについて

マベニアは、あらゆるクラウドで動作するソフトウエアベースの自動化された単一ネットワークというビジョンに力点を置きながら、ネットワークの未来を築き、先進的技術を先駆的に切り開いています。マベニアは、エンドツーエンドのクラウドネイティブなネットワークソフトウエアを提供する業界唯一の企業として、世界の接続方法を変革することに傾注しており、120カ国以上で世界の加入者の50%以上にサービスを提供する250社超の通信サービスプロバイダーと企業のために、ソフトウエアネットワークの変革を推進しています。www.mavenir.comをご覧ください。

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