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持続可能な電気モーター企業エネディムが事業計画の加速に向けた1500万ドルの投資を確保

エネディムはレア・アースを使用せず、エネルギー消費量の削減に役立つ次世代スイッチド・リラクタンス・モーター(SRM)で、電気モーター市場に革命を起こそうとしています

加オンタリオ州ハミルトン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 次世代の電気推進や電気パワートレインを開発する技術企業のエネディムは本日、米国、カナダ、欧州、インドの戦略投資家(P&Aパレッタ・ギビング、トリオ・キャピタル・グループ、ナピノ・グループ、KWGキャピタル、パスファインダー・アセット・マネジメントなど)から成る国際グループからの1500万ドルの資金調達ラウンドを発表しました。

今回の投資は、エネディムの特許技術であるモーター開発技術を加速させ、巨大な電気モーター市場での実績を増やし、自動車、マイクロモビリティー、風力発電所、産業市場のOEMの電動化への移行をより速く低コストで進める目的に使用されます。

カナダのオンタリオ州ハミルトンのマクマスター・イノベーション・パークを本拠とするエネディムは、急速に変化する輸送業界で、電動化の世界的なメガトレンドに乗っています。当社は、次世代の電気推進や電気パワートレインのデジタル化に注力しています。エネディムは50件以上の特許を所有し、この分野で重要なIPを持っています。

トリオ・キャピタル・グループのポール・パレッタ社長は、このように述べています。「エネディムは、その包括的なIP、強力なデジタル設計ツール、そして注目を集める世界各地の戦略的量産協力に基づいて、輸送電動化の分野で完全に変革的なソリューションを持っています。エマディー博士とエネディムのチームは、比類のない研究と業界専門知識を持ち、これにより当社は、電気モーターの大きな市場機会を活用するための独自の立場を確立しています。エネディムの成長を支援することを大変嬉しく思います。」

マクマスター大学の研究担当副学長のカレン・モスマン氏は、次のように述べています。「エマディー博士は10年前、電気モーターの設計に変革をもたらすために、世界をリードする研究プログラムを確立しました。そのチームの成功には目を見張るものがあり、この技術がエネディムに移転されてからわずか数年で、複数の業界で迅速な変革を実現する革新的なソフトウェア・ツールが開発されました。」

エネディムのチームは、既存の方法と比べて数分の一の時間と費用で電気モーターを設計できる破壊的な方法を開発しました。現在、多くの推進モーターの永久磁石には、ほとんどが中国から調達される高価なレア・アースが使用されています。エネディムのモーターは、この高価な磁石を排除し、斬新なスイッチド・リラクタンス・モーター(SRM)に置き換えています。永久磁石が不要になることで、SRMへの置き換えによって推進モーターの費用を40%も削減できる可能性があります。SRMは、低コスト構造であることに加え、高速での高効率や耐障害オペレーション、過酷な環境や高温での動作適性といった利点があります。SRMは従来、騒音、トルク・リップル、出力密度などの課題を抱えていましたが、エネディムはこれらの課題を解決し、静粛性や潤滑性、高効率、高出力密度を持つモーターを実現しました。

ナピノ・グループの共同マネジングディレクターのVaibhav Raheja氏と最高経営責任者(CEO)のNaveen Kumar氏は、共同の声明として次のように述べています。「ナピノ・グループは、グリーンで持続可能な未来を促進するために、破壊的で先駆的な電気自動車技術への投資を継続的に行ってきました。ナピノは、エネディムの特許技術であるSRMを従来のモーター技術に代わる強力な技術であると考えています。この革新的なソリューションは、レア・アース磁石への過度の依存と、それに伴う調達上の課題を軽減します。」

エネディムの設立者で社長兼CEOのアリ・エマディー博士は、次のように述べています。「新たな投資家を迎えることを大変嬉しく思います。このような洗練された投資家から財務的・戦略的な支援を得られることは、当社の市場機会を裏付けるものであり、当社の企業としての勢いを強めます。」

エマディー博士はさらに次のように述べています。「今回の投資は、事業の拡大とチームの成長を助けます。私たちは、輸送の電動化を主導する企業としての地位を強化し、かつてないほどの速さと規模で多くの電気モーター・アプリケーションと国際市場に対応する使命を推し進めることに強力に集中しています。」

エネディムについて

エネディムは、マクマスター大学発の技術系スタートアップ企業です。当社はカナダのオンタリオ州ハミルトンのマクマスター・イノベーション・パークを本拠としています。エネディムは、マクマスター大学のマクマスター自動車リソース・センター(MARC)でカナダ・エクセレンス・リサーチ・チェアのアリ・エマディー博士とその研究グループが開発した50件以上の特許や出願中の特許、関連する発明を所有しています。エネディムのビジョンは、斬新なスイッチド・リラクタンス・モーター(SRM)駆動技術により、電気推進モーターの費用を大幅に削減し、電気モーター業界に新たなパラダイムをもたらすことです。それと同時にエネディムは、電気モーター市場で地球を救う手助けをしたいと考えています。エネディムに関する詳細については、www.enedym.comをご覧ください。また、当社のユーチューブ・チャンネル(Enedym YouTube)をご覧ください。

ナピノについて

自動車用電子工学分野で技術をリードするナピノ・グループは、世界のOEMメーカーに独自の自動車用ソリューションを提供するティア1サプライヤーです。グループの売上高は2億3000万ドルに上ります。ナピノは全ての製品ラインで市場シェアを拡大し、急速に実績を伸ばしています。高い技術力と高品質の製品を顧客に届けることに努めています。当グループと事業に関する詳細情報については、ウェブサイト(www.napino.com)をご覧ください。

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