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Red Fox IDとセプトンが高性能ライダー・ベース・ソリューションにより、バリアフリーで高速な料金徴収を世界的に実現

毎年数千万台の車両が利用する米国の主要な幹線道路料金所で初となる商業展開

米カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- セプトンの高性能ライダー・センサーとRed Fox IDの最先端車両識別ソリューションを活用した最新鋭の電子料金徴収システムが、米国の複数の州を横断する主要な幹線道路料金所に配備される予定です。これにより、高速、高精度、バリアフリー、リアルタイムな料金徴収が確実に行われ、スムーズな交通の流れが実現します。これは、北米、欧州・中東・アフリカ(EMEA)、アジアの主要な利用者に革新的な自動料金徴収ソリューションを提供するというセプトンとRed Fox IDの深いパートナーシップの成熟を示すものです。

車両識別および分類ソリューションの設計・開発をリードするRed Fox IDは、ライダー・ソリューションのリーダー企業のセプトンとの広範な協力関係に基づき、幹線道路の速度であらゆるサイズやタイプの車両を正確に検出、追跡、分類できるQuantumと呼ばれるマルチレーン・フリーフロー料金徴収システムを開発しました。Quantum は、セプトンのMicro Motion Technology(MMT®)ベースのSora™-P60またはSora™-P90ライダー・センサーを使用して、高解像度の車両プロファイリングを行い、フリーフローでバリアフリーな料金徴収により、インテグレーターや道路事業者がリアルタイムで極めて正確に利用者に請求できるようにします。

車両クラスに基づいて料金を正しく請求するために、従来の料金徴収システムでは、手動処理用の料金所を使用したり、車両情報を取得する時間を確保するために車両減速インフラストラクチャーに依存したりすることがよくあります。それにより、渋滞や排気ガスの増加、利用者の不満を引き起こすことがあります。しかし、料金徴収の高速化を目的とした高度なシステムでは、カメラや重量ベースの地上センサーなど、現在使用されているセンサーには限界があることが分かっており、車両の見落としや誤った車両分類といった重大なエラーが度々発生します。車両分類のエラーは、料金所事業者に多大な運営コストをもたらし、請求漏れが減収につながることもあります。年間数千万台の車両を処理している有料道路では、間違いやエラーが積み重なることで、多額の管理コストや損失、利用者の不満が生じています。

Red Fox IDのQuantumソリューションは、セプトン独自のライダー技術を統合し、料金徴収システムの精度を一層向上させることで、このような課題に対処しています。そのため、Quantumを使用したガントリー搭載システムは、車両が車線変更しても正確に検出し、追跡することができます。ライダー対応のQuantumソリューションは、車両の速度、サイズ、クラスといった高品質な情報を取得し、抽出します。これらの情報は全て、適切な通行料金を計算・適用するための請求システムへの入力に使用されます。Quantumはまた、応答装置が検出できない場合には、ガントリー上のカメラ・ベースのシステムに、車両の前後に付いているナンバー・プレートを撮影するよう指示することもできます。こうした技術革新により、Quantumはあらゆる交通事情における車両検出精度99.96%、あらゆる交通事情における車軸分類精度99.9%、車長精度±5%を実証しています。この世界クラスの性能は、セプトンの革新的なSora-Pセンサー・ファミリーによって実現されており、さまざまな天候条件や光条件における長期試験で検査され、証明されています。

最近発売されたSora-P90ライダーは、業界をリードする380Hzのフレーム率で、毎秒1140回のライン走査を特徴とし、幹線道路の速度で通過する車両を高精度にプロファイリングします。セプトンが特許を取得した回転フリー、無摩擦、ミラーレスのMMT®を搭載したSora-P90は、丈夫で信頼性が高く、拡張性に優れているため、自動料金徴収アプリケーションに最適です。さらに、水平方向の視野が90°であるため、2つの別個のセンサーとガントリーを必要とせず、1つのガントリーを使用してライダーを設置することができるため、料金徴収システムのインテグレーターにとって、総合的な展開の費用効果が高くなります。

革新的な料金徴収ソリューションの構築で比類のない経験を持ち、接地ループ・ベースの料金徴収システムから、高度なセンサー技術を備えた次世代のガントリー・ベースの頭上システムへと向かう業界の動向を深く把握しているRed Fox IDは、2019年以降、セプトンと協力し、世界中で数多くの試験や概念実証プロジェクトを実施してきました。これにより、両社は、北米、EMEA、アジアの国々で、幹線道路や自動車道で精度の高い料金徴収を実現する高度なライダー・インテリジェンスのアプリケーションを拡大することに成功してきました。

Red Fox IDの最高経営責任者(CEO)のスティーブ・バードは、次のように述べています。「頭上の料金徴収ソリューションに対する業界の流れは主流にはなっていませんが、これは主に、最新の料金徴収製品に求められる精度の高さを達成できるセンサーが欠けていることが原因です。セプトンが実現した技術革新は、私たちに新たな設計の選択肢を提供します。データ解像度の向上、あらゆる天候条件に対応する能力、そして料金徴収に適した耐用年数を持つセンサーの開発により、初めて正確な頭上フリーフロー・システムの開発が可能になりました。セプトンとの協力は、料金徴収市場に革命をもたらす画期的なものとなるでしょう。」

セプトンCEOのジュン・ペイ博士は、次のように述べています。「ライダーの用途が単なる自律走行車の『目』としての役割をはるかに超えていることは明らかです。Quantumが実環境試験で大成功を収めたことからも分かるように、当社のライダー技術は交通インフラストラクチャーをよりスマートに、より安全に、より環境に優しく、より効率的にする上で大きな役割を果たしています。料金徴収事業者やベンダーにとっての成功の鍵は、エラーを最小限に抑え、利益を最大化することです。市場をリードするライダー技術を使って、両社に共通の顧客がこの目標を達成できるよう、Red Fox IDと提携できることを喜ばしく思います。同社と連携し、協力関係を世界的に拡大していくことを楽しみにしています。」

セプトン・テクノロジーズについて

セプトンは、自動車(ADAS/AV)、スマートシティースマートスペース、スマート産業のアプリケーションなど多様な市場向けに最先端のインテリジェントLidarベース・ソリューションを提供しています。セプトンが特許を取得したMMT®ベースのLidar技術は、スマートアプリケーション向けに長距離・高解像度の3D認知を提供する、信頼性の高い、拡張性と費用対効果に優れたソリューションを実現させます。

2016年に設立され、幅広い最先端Lidar・イメージング技術について合わせて20年超の経験を有する業界のベテランが率いるセプトンは、大量市場向けの高性能かつ高品質なLidarソリューションの商業化に注力しています。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を構え、ドイツ、カナダ、日本、インドに拠点を置き、世界的な顧客基盤は急速に拡大しています。詳細についてはウェブサイト(www.cepton.com)をご覧いただき、ツイッターリンクトインで当社をフォローしてください。

Red Fox IDについて

Red Fox IDは、主に世界の料金徴収市場と、ひいては広くITS市場を対象とした技術企業です。

30年以上にわたり、全天候型、マルチレーン、フリーフロー自動車両検出分類(AVDC)の世界に向けた、革新的で先進的な業界をリードするソリューションを提供してきた実績を持つ企業です。システム・インテグレーターや料金所事業者および道路事業者は、センサーの統合と道路側料金徴収システムに関する専門的な経験を持つRed Fox IDを選択しています。ソフトウェアから道路側に至るまで、Red Fox IDには業界一の正確さを誇るAVDCシステムを確実でタイムリーに提供する専門家がいます。

詳細情報については、www.redfoxid.co.ukをご覧ください。または、sales@redfoxid.co.uk+44 7866845819までお問い合わせください。

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Media Contact: Faithy Li, Cepton Technologies, media@cepton.com

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