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日本の工場で過去最高の35.5万台のロボットが稼働-IFRレポート

フランクフルト--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国際ロボット連盟(IFR)が発表した新しいWorld Robotics 2020 Industrial Robotsのレポートによると、日本の工場で稼働している産業用ロボットは過去最高の約35.5万台を記録しており、12%の増加となりました。新型ロボットの販売台数は、2019年に5万台が出荷された高水準を維持しています。これは2018年と比較すると10%減少していますが、それでも過去2番目に高い販売台数を記録しています。

「日本は世界において重要なロボット製造国です 」と国際ロボット連盟のミルトン・ゲリー会長は述べています。「2019年の世界におけるロボット生産の47%は日本製でした」

2019年のロボットの在庫が最も多いのは電気・電子産業です。12.2万台は日本の稼働ストックの34%で、前年比11%増となっています。2019年の自動車産業におけるストックは11.4万台で2位にとどまりました。これは、前年比12%増で、総ストックの32%を占めています。金属・機械業界が2019年のロボットストックにおいて3位となりました。4.4万台でストックの12%を占めています。

アジアは依然として世界における産業用ロボットの最強市場であり、この地域の最大の採用国である中国の稼働ストックは21%増加し、2019年には約78.3万台に達しました。次点はインドで、約26.3万台で15%増加して新記録を達成しました。インドは5年の間に、同国の工場で稼働している産業用ロボットの数を2倍に増やしました。

今後の展望

世界的には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2020年に大きな影響を与えます。しかし、回復に向かう途中で生産の近代化およびデジタル化のチャンスも与えてくれます。長期的に見れば、ロボットの導入を増やすことのメリットは変わりません。つまり、迅速な生産およびカスタマイズされた製品を競争力のある価格で提供することが主なインセンティブとなります。自動化により、メーカーはコスト効率を犠牲にすることなく、先進国において生産を維持することができます。または自国内に戻すことも可能です。すべてのペイロードを迅速かつ正確に処理できる従来のケージ型ロボットから、作業台に完全に統合され、人間と一緒に安全に作業する新しい協働ロボットまで、産業用ロボットの範囲は拡大し続けています。

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