GSMAがRCSイニシアチブの進展で概要を報告:次世代マルチメディアサービスが実現の軌道に

日本の大手通信事業者がRCS試験運用を立ち上げ/GSMAによるRCS DevChallengeコンペの優勝企業を公表

Mobile World Congress 2010

スペイン・バルセロナ--()--(ビジネスワイヤ) -- GSMAは本日、リッチ・コミュニケーション・スイート(RCS)イニシアチブの重要な進展について報告しました。RCSイニシアチブは、モバイル事業者に対して相互運用可能性を持つコミュニケーションサービスの機能豊富なポートフォリオを提供するもので、これによりユーザーは自分のハンドセットのアドレス帳から直接にさまざまな先進メッセージングアプリケーションにアクセスすることができます。同イニシアチブは現在、モバイル業界の大手90組織以上から支持を受けており、数多くの領域において顕著な推進機運を得ています。例えば、日本において大手通信事業者5社が試験運用を立ち上げたほか、RCSリリース3仕様*が発表され、GSMAによるDevChallengeコンペで優勝した企業の業績があり、モバイル・ワールド・コングレスでRCSのデモが行われるなどしています。

GSMA最高マーケティング責任者(CMO)のマイケル・オハラは、次のように語っています。「日本における試験運用と、いま目にしている推進機運は、市場の可能性と、モバイル事業者が次世代のマルチメディアサービスを立ち上げるという意気込みについて、明白なメッセージを発しています。ユーザーは自分の携帯電話とPCとをやり取りしながら、リッチコンテンツにアクセスしたり共有したりできることを望んでいます。RCSによってこれが可能になりますが、それは相互運用可能で機能が豊富なアプリケーションを多様に実現できるからです。特に日本ではモバイルメッセージの人気が高く、革新的サービスに親しんでいるユーザーに対して、RCSによって付加価値コミュニケーションツールを提供できるでしょう。」

日本の大手モバイル事業者、イー・モバイル、KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク、さらに固定電話事業者のNTTが手を組みました。日本において相互運用可能なRCS試験運用で技術的事業を開始することが目的です。KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクがRCS試験運用ソリューションを構築し、次に2010年3月末からIMS相互運用試験を開始します。RCS試験運用はGSMAが開発した技術仕様をベースにします。例えば、ブロードバンド・アクセス・クライアントの使用や、マルチデバイス環境のサポートなどですが、これらによりユーザーは、携帯電話とPCの両方でアプリケーションにアクセスし、シームレスなメッセージング体験をすることができます。

RCSイニシアチブ議長でオレンジのサービス標準化担当ディレクター、Aude Pichelin氏は、次のように述べています。「RCSイニシアチブ議長として、世界の主要市場で試験運用をいくつか立ち上げることができ、うれしく思います。マルチメディアコミュニケーションはユーザーの間で人気が高まっていますが、ユーザーは事業者がどこであれ自分のアドレス帳から連絡する時に、リッチコンテンツを共有したいのです。よろこばしいことに、世界各地で試験運用が進行中で、各事業者が密に連携して相互運用性を確実に提供できるように努めています。DevChallengeもまた成功を目にしており、これにより次世代のマルチメディアサービスをサポートするRCS機器とクライアントが今日提供可能であることが示されています。」

業界調査会社のインフォネティクスリサーチによれば、リッチ・コミュニケーション・スイートのサービス加入者は、欧州とアジアを先頭に、2011年には730万人に達するとみられます。この傾向を強めるものとして、試験運用がすでにフランス、イタリア、スペインで進行中であり、ポジティブな進展をみせています。フランスでは、オレンジ、SFR、ブーイグがモバイル事業者3社の間でRCS相互接続の確立に成功しており、試験は進展して、ボランティアユーザー300人を募集し、大手デバイスメーカー2社が提供するハンドセットでサービスを試験することになっています。イタリアのRCS相互運用試験も、同国の大手モバイル事業者、テレコム・イタリアとウィンドの2社の間で成功しており、エンドユーザーからRCSのユーザー体験でポジティブな反響が寄せられています。スペインでも、テレフォニカとオレンジがRCSの準商用試験を開始したところで、RCSリリース2仕様に基づいて全国規模で相互運用性を試験しています。

RCS DevChallenge

GSMAはまたRCS DevChallengeコンペの優勝企業を発表しました。このコンペはモバイルとPCのクライアント開発者を対象にしたものです。コンペの目標は、革新的な開発者に高度な使用性と魅力を備えたRCSクライアントの開発を促し、携帯電話に組み込んだり、PCで使用したりできるものや、さらに将来のRCSベース・サービスの参考になる新しいアイデアを現実化するようなものを開発してもらうことにあります。優勝したクライアントアプリケーションは、参加モバイル事業者とRCSベンダーから商用に向けて高く評価されることになるでしょう。

コンペに参加したのは開発企業21社で、ベストRCSモバイルクライアント、ベストRCS PCクライアント、ベストRCSイノベーションの3部門で競いました。優勝企業は下記の通りです。

  • ベストRCSモバイルクライアント:エクリオ(米国)の「RCS4me」
  • ベストRCS PCクライアント:モビアル(フィンランド)の「モビアル・コミュニケーター」
  • ベストRCSイノベーション:Genaker(スペイン)の「Meet me at RCS」

RCSと優勝したDevChallengeソリューションについて詳しく知るには、App Garageを訪れてください。App Garageはバルセロナで今週開催されているモバイル・ワールド・コングレスにおける新しいイベントApp Planetの一環です。App Garageでは連日、RCSのデモを実施しており、さまざまなハンドセットをブーイグ、オレンジ、SFR、テレフォニカのネットワークに接続し、アルカテル・ルーセントとエリクソンが提供したデバイスを使用して展示しています。

RCS DevChallengeのスポンサー企業は、アルカテル・ルーセント、エリクソン、ノキア・シーメンス・ネットワークス、オレンジ、テレフォニカです。詳細情報についてはwww.rcsdevchallenge.comをご覧ください。

- ENDS -

編集者への注記

*RCSリリース3サービス仕様はGSMAが策定したもので、RCSリリース1および2の仕様に含まれる基本的な機能セットを補強する重要機能を含んでいます。これらの補強機能には、強化した社会的存在感情報があり、これによりユーザーは測位情報の追加と共有が可能となります。そのほかにも、主要デバイスとしてPCなどのブロードバンドアクセス用デバイスを付加する機能、ネットワークの付加価値サービスを追加して通信事業者が顧客に動的で柔軟性あるメッセージングサービスを提供できるようにする機能、音声通話のほかにコンテンツを共有する機能などがあります。

GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信業界を代表する団体です。GSMAは219カ国にわたり、モバイル事業約800社、そして携帯電話機メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業、メディアおよびエンターテインメント団体など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する200 社以上を結集しています。GSMAは会員のための技術革新、起業支援、新たなビジネス機会創出に注力することで、モバイル通信業界の成長を後押しするという最終目標の実現に努めています。

詳しい情報については、モバイル通信業界向けの新しいオンラインポータル「モバイル・ワールド・ライブ」www.mobileworldlive.com、またはGSMAのウェブサイトwww.gsmworld.comをご覧ください。

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GSMA
Daniel Lowther, +44 7747 636 687
press@gsm.org

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