新しいCPRガイドラインはソーシャルメディアとモバイル技術を活用して突然心停止時のバイスタンダーによるCPRの迅速化を勧告

PulsePoint CPR Responseアプリは既に50万5000回以上ダウンロードされ、現在までに1万6500人以上の心停止レスポンダーがアラートを受ける

This map shows PulsePoint mobile app CPR responder coverage across Los Angeles, California. More than 26,000 people have opted-in to receive CPR alerts from the PulsePoint Respond mobile app. Los Angeles County went live with PulsePoint in August, 2014 and the City of Los Angeles went live with PulsePoint in March, 2015. (Graphic: Business Wire)

米ワシントン州レドモンド--()--(ビジネスワイヤ) -- アメリカ心臓協会(AHA)が発行するCPRガイドラインで初めて、近くにいる人間が突然の心臓停止を起こした場合、ソーシャルメディアとモバイルアプリケーションの技術を活用して、CPRレスポンダーにアラートを送ることをコミュニティーが考慮するよう、勧告されました。新しいガイドラインは、新登場のモバイル技術が「バイスタンダー開始CPR率の上昇」をもたらし得る可能性を示す研究を引用しています。

優れたバイスタンダー対応用モバイルアプリケーションであるPulsePoint Respondは、近くの公共区域で突然心停止が発生した場合にアラートをユーザーに発し、患者の位置へと導き、救急隊が現場に向かっている間にCPR の手引きをします。本アプリはまた、最寄りの利用可能な自動体外式除細動器(AED)の位置をユーザーに知らせます。

PulsePointアプリは現在まで50万5000回以上ダウンロードされ、突然心停止が疑われる6500件以上のインシデントでCPRを求めるアラートを1万6500人以上のレスポンダーに発しました。PulsePointは現在、米国とカナダの24州の1200以上のコミュニティーで使用されています。

PulsePointアプリは数件の救命事例で重要な役割を果たしました。最初に記録されたPulsePoint救命事例は、オレゴン州ポートランド近郊の年齢57歳のトラック運転手に関するもので、運転手はジムの外で突然心停止を経験し、PulsePointのレスポンダーからCPRを受けました。ワシントン州スポケーンでは生後5週の乳児が、非番で近くにいた修理工の救急隊ボランティアからCPRを受けました。カリフォルニア州サニーベールでは年齢63歳で2児の父親がサッカー場で倒れ、近所に住み携帯電話でPulsePointのアラートを受信した大学生からCPRを受けました。

PulsePoint財団のリチャード・プライス会長は、次のように述べています。「PulsePointで繋がったコミュニティーは、CPRの訓練を受けた市民が心臓停止を目撃するという幸運に頼る必要がありません。PulsePointは、近くにいる適任者に直接知らせることで、適切な人間を適切な場所と適切な時間に向わせるのに役立ちます。PulsePointはコミュニティーがCPR訓練とAED配置で積み上げた立派な成果に立脚するもので、これら資源の効率を高め、利用を促進します。24時間対応で仕事をしている医療従事者、すなわち消防士、救急隊員、警察官、看護師、医師の3分の2は常に非番となっています。PulsePointを利用することで、これらのレスポンダーは近くで発生した緊急事態を知れば手伝うことが可能になります。」

PulsePointアプリはPulsePoint財団が創出し、同財団の製品となっています。フィジオコントロールは同財団のインプリメンテーションパートナーで、公衆安全当局のディスパッチシステムおよび通信システムにPulsePointを導入するサービスを提供しています。

フィジオコントロールのブライアン・ウェブスター社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「PulsePointのようなアプリは、命を救うのに役立つことができます。新しいAHAの指針は強力な行動喚起です。突然心停止に対するバイスタンダーの迅速な対応、すなわちCPRの早期実施とAEDの発見と使用は、有効なケアシステムにとって不可欠な要素です。モバイルデバイスはすでに何百万という人々が使用しており、PulsePoint Respondはそれらの人々が自分の手で救命するためのスキルと意識を持たせます。」

アリゾナ州保健局救急医療・外傷科のメディカルディレクターで元アメリカ心臓協会一次救命措置分科委員会委員長のBentley Bobrow医師は、次のように述べています。「PulsePointモバイルデバイスシステムは初めて、訓練を受けたEMSレスポンダーが現場に到着するまで待つという古いパラダイムを変革します。PulsePointにより、各コミュニティーは所属する市民が持つ巨大な救命能力を活用することができます。それら市民の多くは、訓練を受けた救急医療提供者が到着するまでの最も重要な短い時間に、CPRを実施しAEDを使用する用意も意思もあるのです。」

無料のPulsePointアプリをダウンロードする方法についての情報は、こちらのサイトから入手いただけます。PulsePointによるネットワークに関心がある公衆安全当局は、こちらから詳細情報を得ることができます。

突然心停止(SCA)について

突然心停止は心臓機能の突然の喪失で、心疾患を持っているとの診断に無関係で発生する可能性があります。迅速な介入と処置が行われない場合、発症から短時間で死亡に至る場合があります。米国では毎年、救急医療サービスにより院外心停止と判定された例が42万件以上発生しています。アメリカ心臓協会は「バイスタンダーがCPRを実施しAEDを速やかに使用した場合、突然心停止から生き残る可能性が高まるという、明白で一貫性のある証拠が存在します」と指摘しています。

PulsePoint財団について

PulsePointは501(c)(3)該当の非営利財団で、サンフランシスコ・ベイエリアに拠点を置いています。PulsePointは位置認識モバイルデバイスを利用したアプリケーションを構築しています。こうしたアプリは、地域の公衆安全当局と連携して、市民との通信を改善し、毎年何百万件と発生する突然心停止(SCA)による死亡を減らすことに貢献するよう、市民の力を高めることができます。PulsePointアプリを導入することで、心停止に見舞われた人へのバイスタンダーの対応を改善し、救急医療隊(EMS)が到着する前に救命措置がとられる可能性を高めて、「救命の連鎖」(chain of survival)を大幅に強化できます。PulsePointはワイヤレス・ファンデーションの後援を受け、Workdayのボランティア技術者が構築・維持し、当財団のマーケティング/インプリメンテーションパートナーであるフィジオコントロールが配布しています。詳細についてはwww.pulsepoint.orgをご覧いただくか、フェイスブックツイッターでの会話にご参加してください。この無料アプリはアイチューンズまたはグーグルプレイからダウンロードできます。

フィジオコントロールについて:

フィジオコントロールは米ワシントン州レドモンドに本社を置いています。1955年創立の当社は生命を脅かす緊急事態を予測し、またはそれに介入する専門的緊急医療対応ソリューションを提供する世界一流企業です。当社製品には、LIFEPAK®モニター/除細動器・自動体外式除細動器、LIFENET®システム、HealthEMS®電子患者ケア報告(ePCR)ソフトウエア、LUCAS® 2胸骨圧迫システム、TrueCPRコーチングデバイス、McGrath® MAC EMSビデオ喉頭鏡、PulsePointバイスタンダー応急対応用モバイルアプリケーションが含まれます。詳細についてはwww.physio-control.comフェイスブックリンクトインツイッターをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Physio-Control
Matt Fikse, +1 425-867-4208
matt.fikse@physio-control.com
or
PulsePoint Foundation
Shannon Smith, +1 773-339-7513
ssmith@smithmediarelations.com

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