上海--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 通信機器、ネットワークソリューション、モバイル端末を提供するグローバル企業であるZTEコーポレーション（ZTE）（香港H株：0763.HK、深センA株：000063.SZ）は、ジミー・カーター元米国大統領を上海に迎え、米中間の関係強化を訴えるカーター氏との親交を深めました。
カーター元大統領は、ZTEの通信ネットワークおよび端末に関する最も重要な技術開発プロジェクトの一部の拠点となっている上海研究開発センターを視察しました。ZTE総裁の史立栄（シー・リーロン/Shi Lirong）とZTE USA会長のチェン・リシン（Cheng Lixin）が、スマートフォンの最大手の一角として基盤を固めている米国市場におけるZTEの最新の業況について、カーター元大統領に説明しました。
カーター元大統領は、次のように述べています。「上海研究開発センターを訪問できうれしく思います。ZTEが開発した素晴らしい先端技術について話を聞き、感銘を受けました。米中国交正常化35周年を記念した中国への旅で、ZTEと米国の通信会社との提携関係について知ることができたことは大変喜ばしいことです。」
史立栄は、次のように述べています。「ZTEの上海研究開発センターにカーター元大統領をお迎えし、当社の最新技術をいくつかお見せすることができ、光栄です。カーター元大統領の洞察力と先見の明のおかげで、ZTEをはじめ中国のテクノロジー企業は米国企業と相互に利益をもたらす緊密な協力関係を築くことができました。」
1979年、カーター元大統領と鄧小平副首相との間で米中科学技術協力協定が締結され、それ以降、35年にわたって産業技術、エネルギー、地球・大気、保健衛生などを含む様々な分野で両国間の協力関係が強化されてきました。カーター元大統領は、前回2012年に訪中した際、ZTE会長で創業者の侯為貴（ホウ・ウェイグイ/Hou Weigui）に面会しています。
ZTEのビジネスモデルと戦略は科学技術協力協定の精神を具体化したものであり、米国での事業提携と投資を通じて、ZTEの米国、中国、さらに世界規模での成功と革新が実現しています。調査会社のストラテジー・アナリティクスによれば、「Blade」、「Grand X」、「nubia」のメーカーであるZTEは今年第2四半期に米国のスマートフォン市場で上位4社内にランクされ、シェアは中国メーカーではトップの7.4％となりました。
米国では、ZTEはAT&T、スプリント、Tモバイルなどの大手通信事業者と提携し、賞を受賞したスマートフォンやモバイル端末を提供しています。ZTEは米国のプリペイド携帯電話市場で第2位のシェアを誇り、利用料金を後払いする契約方式の携帯電話市場でのシェアも着実に拡大しています。
ZTEは、米国のクアルコム、テキサス・インスツルメンツ、グーグル、マイクロソフトなどのテクノロジー企業との半導体およびOSでの提携を含め、米国での協力・提携関係を積極的に模索しており、仕入れやライセンス料の支払いを通じて米国のテクノロジー業界に170億ドルを超える売り上げを貢献しています。また、ZTEは米国でオースティン、サンディエゴ、サンノゼ、ノースカロライナ、ニュージャージーの5カ所に研究開発センターを設立しており、現地雇用者は米国における当社の総従業員の80％を占めます。
チェンは、次のように述べています。「ZTEの成功は、米国の提携企業との協力関係に根差しており、こうした提携・協力関係を一段と深めていく考えです。カーター元大統領が築いた基盤を礎に、今後も米国と中国のテクノロジー業界による連携が続いていくことでしょう。」
ZTEが米国で進めている技術開発は、ZTEの世界各地における業務の成長を支え、けん引しています。ZTEの製品とサービスは世界160カ国以上で提供されており、ZTEのモバイル端末のアクティブ・ユーザーは世界で6,000万人を超えます。
