東芝:スマートメータの計量、通信の制御を1チップで実現するマイコンの製品化について

東芝:スマートメータの計量、通信の制御を1チップで実現するマイコン”TMPM411F20XBG” (写真:ビジネスワイヤ)

東京--()--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は、英ARM社Cortex®-M4Fコアを搭載したマイコン「TX04シリーズ」の新製品として、スマートメータなどに使用されるマイコン「TMPM411F20XBG」をラインアップに追加し、本日からサンプル出荷を開始します。

スマートメータのマイコンは、電流・電圧を測定し電力を算出する計量部、計量したデータを外部と送受信するための通信制御部、情報を画面に出力する表示部が必要です。

新製品は、2ユニットのCortex®-M4Fを搭載することで、1チップで計量部、通信制御部の独立制御を可能とし、実装面積の削減に貢献します。また、ネットワーク通信などに求められるセキュリティ要求を実現するためのセキュリティ機能(AES、SHA、ESG)を搭載しています。さらに、停電状態でのタンパ検知、割り込み検知を超低消費電力で実現しています。

当社は今後もスマートメータ向けのマイコンを発売することで、多様な地域でのスマートメータの普及に貢献していきます。

■応用機器

  • スマートメータ
  • センシング及び通信機能を備えた機器(IoT機器)

■新製品の主な特長

  • Cortex®-M4F 2ユニット搭載 最大動作周波数80MHz
  • 計量部と通信制御部で完全に独立したバスマトリクスを持ち、それぞれのソフトウエア・データ保護を実現
  • スタンバイ動作時消費電流1μA以下
    (RTC動作、割り込み・タンパ検知可能、データバックアップあり)
  • スタンバイ動作中のLCD表示可能
  • セキュリティ機能搭載
  • 耐タンパ機能搭載
 

■新製品の概要と主な仕様

品番   TMPM411F20XBG
サンプル価格(税込価格) 1,500円
主な仕様   CPU ARM® Cortex®-M4F (2ユニット)
最大周波数 80MHz
内蔵メモリ Flash 2048Kバイト

SRAM 290Kバイト

動作電圧 2.7~3.6V(スタンバイ動作は1.5V~3.6V)
12bit ADC 9ch
DMA 34ch(2unit)
16bitタイマ 5ch
LCDドライバ 32 segment × 4 common
外部割り込み 13ch
SSP 4ch
SIO/UART 6ch
Full UART 2ch
I2C 1ch
  パッケージ VFBGA193 (14mm x 14mm, 0.8mm pitch)
補足   DMA: Direct Memory Access

1Kバイトは1024バイトとして計算しています

 

製品の詳細はホームページをご覧ください。
http://www.semicon.toshiba.co.jp/info/lookup.jsp?pid=TMPM411F20XBG&lang=ja

当社ARMコア搭載マイコンについては下記ホームページをご覧ください。
http://www.semicon.toshiba.co.jp/product/micro/lineup/1273886_39416.html

*ARMおよびCortexはARM LimitedのEUおよびその他の国における登録商標です。

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報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社
長沢 千秋
Tel: 03-3457-4963
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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