アリババグループ、ヤフー、ソフトバンクがアリペイに関して合意

アリババグループは今後もアリペイの価値創出に関与

香港 & 東京 & 米カリフォルニア州サニーベール--()--(ビジネスワイヤ)-- アリババグループ、ヤフー(NASDAQ:YHOO)、ソフトバンク(TYO:JP:9984)は本日、将来的なIPOその他の流動性イベントを含む今後のアリペイの財務業績に、アリババグループが関与し続けることで合意に達したと発表しました。この合意は交渉開始時に当事者間で合意した2つの方針、すなわちタオバオ内で価値を維持し、ひいてはアリババグループ内で価値を維持するためにアリペイとタオバオの企業間関係を構築すること、そしてアリババグループがアリペイの価値にふさわしい補償を受けること、という方針に沿ったものとなっています。

合意の主な内容

合意では以下のことを確認しました。

  • この合意によって、タオバオとアリペイは既存の関係を維持します。アリペイはアリババグループとその子会社(タオバオを含む)に、今後も決済処理サービスを優遇条件で提供します。
  • アリババグループは、アリペイに一定の知的財産と技術をライセンス供与するほか、アリペイとその子会社に一定のソフトウエア技術サービスを提供します。アリペイは流動性イベントの発生前において、ロイヤルティーとソフトウエア技術サービスの料金をアリババグループに支払います。その料金は費用返済額と、アリペイおよびその子会社の連結税引き前利益の49.9%相当から成ります。
  • アリペイでIPOその他の流動性イベントが発生した場合、アリババグループは20億ドル以上、60億ドル以下の金額を受け取ります。アリババグループが受け取る正確な金額はアリペイの総株主価値に37.5%を乗じた数値となり、先に述べた上限と下限の範囲を条件とします。

アリババグループ会長兼最高経営責任者(CEO)のジャック・マーは、次のように述べています。「私たちはこの数カ月間、関係者全ての利益になる形で合意に達することができるよう、当社のパートナー企業であるヤフーおよびソフトバンクと協調的に取り組んできました。この合意はアリババグループとその顧客、社員、株主を含む利害関係者にとって好ましいものです。そして何より重要なのは、アリペイが事業継続に必要なライセンスを確保できたことです。」

ヤフーCEOのキャロル・バーツは、次のように語っています。「ヤフーや当社株主、そしてこの合意に関係している各社にとって、よい結果を出すことができました。この建設的な交渉プロセスの結果、タオバオの価値を維持して、アリペイの利益分配を行い、IPOその他の流動性イベントによってアリペイがその価値を実現した暁には、アリババグループが関与できる仕組みを作るという合意に至りました。アリババグループとその経営陣は価値の創造に関して素晴らしい実績を持っており、私たちはアリババグループとアリペイのさらなる成功に今後も関与できることに期待を寄せています。」

ソフトバンクCEOの孫正義は、次のように述べています。「この合意が実現した1つの理由は、アリババグループ、ソフトバンク、ヤフーの経営者間で長期にわたる強固な信頼関係があったからです。またこれにより、ジャック・マーの大胆なリーダーシップの下、アリババグループが目覚ましい成長を続ける基盤を築くことができました。中国はインターネット事業の市場として規模と成長速度が世界最大であり、アリババグループはその中国市場を率いるリーダー企業であることは明らかですが、アリペイとの緊密な関係によって、アリババグループはリーダー企業としての地位を今後も強固なものにすることができるでしょう。」

アリペイは、アリババグループとタオバオを含む子会社数社、サードパーティー企業に決済処理サービスを提供しています。タオバオは中国最大のオンライン小売サイトです。アリババグループの主要株主はヤフー、ソフトバンク、ジャック・マー、ジョセフ・ツァイです。アリペイは事業再編後の2011年5月に、中国で事業を行うライセンスを中国人民銀行から取得しました。アリペイはこのライセンスにより、中国でタオバオその他の顧客にサービスを提供し続けることができます。

規制当局の承認

今回の合意は、規制当局の承認後、慣例的な取引完了条件に従って、2011年末までに完了する見通しです。

電話会議

アリババグループ、ヤフー、ソフトバンクは本日、米東部時間午前8時45分、米太平洋時間午前5時45分に電話会議を開催し、この合意に関して議論します。電話会議のウェブキャスト生放送は、ヤフーの投資家情報ウェブサイト(http://investor.yahoo.net/events.cfm?CalendarID=8)からアクセスできます。さらに同じリンクから、ウェブキャストの保存ファイルにもアクセスできます。電話会議の音声は、電話会議の開催から2週間にわたり再生可能で、米国からは1-888-286-8010、海外からは+1-617-801-6888でお聴きいただけます。予約番号は62557239です。

アリババグループについて

アリババグループは電子商取引のグローバルリーダーで、中国最大の電子商取引企業です。1999年の創業から、アリババグループは次の中核企業を経営するまでに成長しました。アリババドットコム(HKSE: 1688; 1688.HK)はアリババグループの旗艦企業であり、企業間電子商取引の世界的大手企業です。タオバオは中国最大のオンライン小売ウェブサイトであり、買い物、交流、情報交換が可能なワンストップ・サイトです。アリババクラウドコンピューティングは、データ中心的クラウド・コンピューティングの先進的サービスを開発する企業です。ヤフーチャイナは、中国の大手インターネット・ポータルです。

ソフトバンクについて

ソフトバンクは大手インターネット企業として、モバイル通信、ブロードバンドインフラ、固定線電気通信、インターネットコンテンツ、インターネット文化など、多様なサービスを提供しています。ソフトバンクは企業使命として「社会・経済に恩恵をもたらし企業価値を最大化すべく、インターネット革命を通じて得た英知・知識の共有推進に尽力する」ことを掲げ、グループ企業内全体でコンテンツとサービスの相乗効果を発揮できるよう、たゆまぬ努力を続けています。

ヤフーについて

ヤフー(NASDAQ:YHOO - News)はデジタルメディアのトップ企業です。各個人に合わせたデジタルエクスペリエンスを提供し、さまざまな装置を使用する世界の5億人を超えるユーザーを必要な情報と結び付けています。ヤフーはサイエンス、アート、スケールを独自の形で融合し、広告主と消費者を結び付けます。ヤフーの本社は米国カリフォルニア州サニーベールにあります。詳細情報については、プレスルーム(pressroom.yahoo.com)または当社ブログのYodel Anecdotal(yodel.yahoo.com)をご覧ください。Yahoo!は、ヤフーの商標および/または登録商標です。その他すべての名称は、各所有者の商標および/または登録商標です。

ヤフーのセーフハーバー表明

本プレスリリースには、合意の完了が予想される時期や本プレスリリース内の引用など、合意に関連した将来見通しに関する記述が含まれますが、これらに限定されるものではありません。実際の結果や合意で予期される取引の恩恵は、経営陣の予想と大きく異なる場合があります。リスクと不確実性には、合意が予期している取引が完了しないことや取引の完了が遅延すること、アリペイがアリババグループに支払うことが可能な相当量のロイヤルティーおよびソフトウエア技術サービス料金を創出できないこと、アリペイの流動性イベントが発生しない可能性、合意が予期している取引で期待されるメリットが予想通りに実現しないか、まったく実現しない可能性などが含まれます。このプレスリリースに記載の情報はすべて2011年7月29日時点のものです。ヤフーは将来における事象や状況を反映させるためにこれらの情報を更新する一切の意図を持たず、一切の義務も負いません。しかしヤフーは情報のいずれの部分も、いつでも自由に更新することができます。当社の事業と財務業績に影響を及ぼす可能性がある要因に関する詳細情報は、2010年12月31日締め年度の当社フォーム10年次報告書および2011年3月31日締め四半期のフォーム10-Q四半期報告書の「リスク要因(Risk Factors)」と「経営陣による財務状況および事業成果の議論と分析(Management's Discussion and Analysis of Financial Condition and Results of Operations)」の項目に記載されています。いずれも米証券取引委員会(SEC)に提出済みで、SECのウェブサイト、www.sec.govでご覧いただけます。詳細情報はさらに、ヤフーによる2011年6月30日締め四半期のフォーム10四半期報告書の同じ項目でも提供しますが、同報告書は2011年第3四半期にSECに提出します。

Yahoo!とYahoo!のロゴはヤフーの商標および/または登録商標です。その他の名前はすべて各所有の商標および/または登録商標です。

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