Bentley Systems、安全な対人距離の確保を迫られる建物・施設管理者を支援するため LEGION SimulatorOpenBuildings Station Designerの全機能を9月30日まで無料開放

人の動きのシミュレーションと空間のパフォーマンス試験により 公共施設の再開に伴うリスクを軽減

左上はOpenBuildings Station Designerで作成した小売店運用の3Dモデル。左下は2D図面で、それをLEGION Simulatorに読み込んで2通りのシナリオでテスト(右)。例は混雑率75%(右上)と、安全な対人距離の条件を満たした25%(右下)。(写真:ビジネスワイヤ)

米国ペンシルベニア州エクストン--()--(ビジネスワイヤ)--インフラの設計、建設、運用を推進するための包括的なソフトウェアとデジタルツインサービスを提供する世界的リーダー企業Bentley Systems, Incorporatedは本日、LEGION SimulatorおよびOpenBuildings Station Designerソフトウェアへのアクセスを、2020年9月30日まで無料開放すると発表しました。これによって、施設管理者は歩行者シミュレーション手法を、計画、設計、運用チーム全体にわたって取り込めるようになります。

安全な対人距離の確保と密集管理が世界的に大きな関心を集めるなか、施設オーナーや企画・設計事務所、施設運用事業者は、OpenBuildings Station DesignerとLEGION Simulatorソフトウェアを使用することで、鉄道・地下鉄駅、空港、小売店や複合商業施設、病院、スタジアムといったインフラ資産のモデルの開発、群衆移動シミュレーション、歩行者の流れの解析、空間効率の最適化を行うことができます。OpenBuildings Station DesignerのBIM環境では、3DコンテキストでLEGIONの歩行者シミュレーションを行い、運用のデジタルツインを作成して、安全性、効率、セキュリティを向上させながらリスクを軽減できます。

LEGION Simulatorを使用することで、以下のような新たな計画・運用上の課題を解決することができます。

  • 対人距離確保の計画を検証しつつ、安全な運用の確保をサポートする。
  • 空間を最大限に確保し、活動を分散して、出入り口をコントロールする。
  • 安全で快適な客導線/客動線戦略と避難計画のモデルを作成する。
  • 計画、設計、運用の共同レビューをバーチャルで実現する。

さらに、LEGION SimulatorとOpenBuildings Station Designerには、計画ワークフローと設計ワークフローの分離に起因するデータのサイロ化や調整の遅れなどの制約を、BIMのコラボレーション環境により回避できるという、継続的かつ長期的なメリットがあります。

「私たちは今、前例のない困難な状況に直面しています。これから何か月、何年もの間、変化に継ぐ変化が当たり前の現実となるでしょう。BentleyのOpenBuildings Station DesignerおよびLEGION Simulatorは、プランナー、建築家、エンジニア、オペレーターの皆様にデジタルツインによるアプローチを取り入れて頂き、鉄道・地下鉄駅や空港、その他の公共施設や娯楽施設でも、目下の設計・運用上の問題を迅速、効果的かつ安全に解決して頂くことができます」と、Bentleyの設計統合担当シニアバイスプレジデントのKen Adamsonは述べています。

また、SNC-Lavalin GroupのAtkinsで運用コンサルティング部門のテクニカルディレクターを務めるCameron MacDonald氏は、次のように語っています。「Atkinsは20年以上にわたってLEGIONと良好な協力関係を築いてきました。新型コロナウイルスに関し、また輸送セクターに向けて、当社が独自のオピニオンリーダーシップをさらに発揮し、香港、シンガポール、ドバイ、サウジアラビアの地下鉄関係のお客様からのご要望に応えるべく、LEGIONのシミュレーションを用いた対人距離の確保を実現したいと考えています。」

LEGION SimulatorとOpenBuildings Station Designerの詳細については、LEGIONの製品ページをご覧ください。また今回のLEGION無料開放について詳しくは、「LEGIONと安全な対人距離の確保」をご覧ください。

画像: OpenBuildings Station DesignerとLEGION

キャプション: 左上はOpenBuildings Station Designerで作成した小売店運用の3Dモデル。左下は2D図面で、それをLEGION Simulatorに読み込んで2通りのシナリオでテスト(右)。例は混雑率75%(右上)と、安全な対人距離の条件を満たした25%(右下)。

LEGIONとOpenBuildings Station Designerの無料開放は、目下の課題の克服を図る組織とエンドユーザー双方を支援する、Bentleyの包括的取り組みの一環であり、さまざまなリソースと役立つ情報をご用意しています。在宅勤務と他のソフトウェア製品に対する関するBentleyの対応については、www.bentley.com/ja/workingfromhomeをご覧ください。

BentleyのOpenBuildings Station Designerについて

OpenBuildings Station Designerを使用することで、プランナー、建築家、機械エンジニア、電気エンジニア、構造エンジニアなど複数分野のプロフェッショナルがリアルタイムでコラボレーションしながら、鉄道・地下鉄駅、空港、小売店や複合商業施設、病院、スタジアムといったインフラ資産の設計、解析、可視化、シミュレーションを進めることが可能になります。LEGION Simulatorを使用することで、プロジェクトの規模、形態、複雑度にかかわらず、人の動きをシミュレーションする機能が完全に統合された唯一の設計アプリケーションのメリットを享受していただけます。

Bentleyの LEGION Simulatorについて

LEGION Simulatorでは、ベースラインの運用や、運用チームによるテストが必要なあらゆるWhat-ifシナリオで、迅速かつ科学的根拠に基づく避難シミュレーションを行うことができます。新しい出入り口、行列に関する戦略、人の流れを分離する障害物など、公共空間における物理面や運用面のあらゆる変更をシームレスに検証できます。信頼性の高いモデルを一元的に統合したソースを用いて、計画、設計、運用、安全管理など複数チームのコラボレーションと調整を容易に行えるようにすることで、リスクの削減と施設の安全性向上を実現できます。

Bentley Systemsについて

Bentley Systemsは、エンジニア、建築家、地理空間のプロフェッショナル、建設業者、オーナーオペレーターに、インフラストラクチャの設計、建設、運用のためのソリューションを提供する世界的リーダー企業です。BentleyのMicroStationベースのエンジニアリングとBIMアプリケーション、およびデジタルツインクラウドサービスは、輸送やその他の公共事業、公共設備、製造プラントおよび資源プラント、商業施設や業務施設のプロジェクトデリバリ(ProjectWise)と資産パフォーマンス(AssetWise)を推進します。

Bentley Systemsは、172か国以上に3,500人以上の従業員を擁し、年間売上高は7億ドルにのぼります。1984年の会社創設当初から、5人のBentleyの創設メンバーが同社の株式の過半数を所有しています。www.bentley.com

Bentley、Bentleyのロゴ、AssetWise、LEGION、LEGION Simulator、MicroStation、OpenBuildings、OpenBuildings Station Designer、ProjectWiseは、Bentley Systems, Incorporated、またはその直接または間接の完全所有子会社のいずれかの登録商標、未登録商標、または商標です。その他すべてのブランドおよび製品名は、それぞれの所有者の商標です。

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報道機関お問い合わせ先:
株式会社ベントレー・システムズ
Tel.03-5992-7770(代)
Twitter
@BentleyJapan

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