アムステルダム--(BUSINESS WIRE)--ジェムアルトは、米国土安全保障省（DHS）科学技術総局（S&T）が国立標準技術研究所（NIST）と共同で実施した2018年生体認証ラリーで卓越した成績を収めました。
参加企業の中から選抜された12社が、ニーズが高まる旅行者認識と自動出入国管理の課題に対応するための顔認識技術をエントリーしました。時間制限、無人運用、物理的スペースの制限といった条件が与えられ、評価は、効率、満足度、有効性の3つのカテゴリーで行われました。2018年のラリーは、シナリオに沿った運用試験や研究評価を行うためのテスト環境を用意できるメリーランド試験施設（MdTF）で行われました。空港での条件をシミュレートしたさまざまな出入国環境での生体認証実証試験が可能な施設です。
ジェムアルトは、2018年生体認証ラリーの要件を満たすためのコア技術としてライブ顔認識システム（LFIS）を使用したソリューションを作成し、ほとんどの評価項目で平均を上回る成績を上げました。5秒以内での成功認識率は平均が65%だったのに対し、99.44%に達しました。
ジェムアルトは、スポンサーが閲覧できる匿名化された結果では「キャッスル」として表示され、優れた成績を残しました。ジェムアルトのソリューションは、FtAR（表を参照）において5秒未満と20秒未満の両方で、Face vTIR（表を参照）においても5秒未満と20秒未満で、最上位の成果を上げました。Face mTIR（表を参照）と効率（Efficiency）については、ジェムアルトは、目標を達成できたわずか2社のベンダーの1社となりました。
顔認識は、2016年から2022年まで、幅広い用途において年間20%以上のペースで成長するとみられています¹。出入国でのセキュリティだけでなく、LFISは、旅行者が空港についてからゲートまで、あるいはゲートから空港を出るまでのエクスペリエンスも改善します。具体的には、セルフサービスの荷物預け入れの導入、セキュリティチェックのスピードアップ、さらには生体認証搭乗手続きの実現などです。装置やカメラの種類を問わず導入でき、事前登録方式でも文書照合方式でも使用できます。この技術は、施設のセキュリティを確保するために入退室時に生体認証を行うことが必要なその他の目的にも利用可能です。
ジェムアルトの連邦政府向け販売担当シニア・ヴァイス・プレジデントのNeville Pattinsonは、次のように述べています。「2018年のラリーで達成した卓越した結果とソリューションはすばらしいものです。LFISが成功したことで、この技術は、政府機関が市民のセキュリティ実現のために使用する効率的なソリューションにとどまらないことが分かりました。この技術により、セキュリティを高めつつ旅行者の利便性を改善ことで、空路、陸路、海路の旅行者の国境やセキュリティチェックポイントでのエクスペリエンスを変革することができます。」
¹ 出典：Allied Market Research, "World Facial Recognition Market - Opportunities and Forecasts, 2015 - 2022.
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セキュアなソフトウェアから、生体認証及びデータの暗号化までを実現する当社の技術とサービスにより、企業や行政機関は、本人認証とデータ保護が可能となり、個人用デバイス、コネクテッド・オブジェクト、クラウド、およびこうしたデバイス・環境間で安全性を保ち、サービスを提供します。
ジェムアルトのソリューションは、決済から企業セキュリティ、さらにモノのインターネットまで、現代生活の中心に据えられています。当社は人々、取引、オブジェクトの認証を行い、データを暗号化し、ソフトウェアに価値を生み出します。これにより、当社のお客様は何十億もの人々やモノにセキュアなデジタルサービスを提供することができます。
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