ハンドヘルド蛍光X線(XRF)分析計VANTAシリーズに新モデル登場。RoHS規制および一般消費財の安全性検査に対応し、有害金属をその場ですばやくスクリーニング可能。

New Vanta analyzer for regulatory compliance testing. (Photo: Business Wire)

米国マサチューセッツ州ウォルサム--()--(ビジネスワイヤ)-- オリンパスのハンドヘルド蛍光X線分析計のVANTAシリーズに加わる新モデルは、RoHS規制およびさまざまな国・地域の法的規制への対応を確認できるよう、最適化されています。VANTAの既存モデルと同様に、新モデルは高速かつ高精度な測定結果の取得と堅牢設計を兼ね備えており、稼働時間を伸ばすことにより所有コストの低減に貢献します。

携帯型のVANTAによって、検査の現場で分析を行うことができ、電気・電子機器や、玩具、衣類などの生活・家庭用品に含有される鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、水銀(Hg)、クロム(Cr)、臭素(Br)などの有害金属を迅速に検出し、RoHS規制への対応が確認できます。※クロム、臭素は総量で測定。VANTAは優れた感度と再現性で低い検出限界を実現し、規制元素の高精度なスクリーニング判定が可能です。

VANTAは、有害物質に関する以下のグローバルな規制/指令および検査規格についての対応を確認するスクリーニングツールとして有効な分析計です。

  • EU RoHS指令(2011/65/EU)
  • 中国RoHS
  • 資源有効利用促進法(J-Moss)
  • 韓国RoHS
  • USA CPSIA(HR4040)
  • USAハロゲンフリー規格
  • California Preposition 65(安全飲料水および有害物質施行法)
  • USA CPSC-CH-E1002-08 SOP

VANTAは、IP65に準拠した*防塵防水性能規格と、米国軍用規格(MIL-STD-810 G)の落下試験で求められる耐久性を備えています。またVANTAには、オリンパス独自の新技術AXON TECHNOLOGYの画期的なXRF信号処理方法が採用されています。この技術では低ノイズの電子素子を用いているため、1秒あたりのX線カウントレートが高く、優れたデータの再現性を実現します。検出限界が低く、今後もさまざまな法規制への対応確認用として使用可能と考えられます。その他の特長は以下のとおりです。

  • 使いやすい操作性と感度の良いタッチスクリーン
  • 高速データダウンロードが可能な、オプションの無線LANおよびBluetooth®に対応
  • カスタマイズ可能なホーム画面

VANTAシリーズの新モデルは、RoHS指令対応および一般消費財の検査に適した堅牢性、パワー、および操作性を兼ね備えています。

オリンパスの科学事業について

オリンパスの科学事業における主な製品は、光学顕微鏡、工業用内視鏡、および非破壊検査機器です。科学事業では、これらの製品を通して、医療・生命科学・産業分野における研究開発、生産現場における品質向上、航空機や自動車、大型プラントなどの検査による社会インフラの安心・安全確保に貢献しています。

ハンドヘルド蛍光X線(XRF)分析計VANTA、およびオリンパスの非破壊検査機器についての詳細は、お近くのオリンパスまたは当社のウェブサイトまでお問い合わせください。http://www.olympus-ims.com.

*Cシリーズ。MシリーズはIP64準拠。オプションのファン取り付け時はIP54準拠。

本リリースに掲載されている社名および製品名は各所有者の商標または登録商標です。

Bluetooth®ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、オリンパス株式会社はこれら商標を使用する許可を受けています。

Contacts

広報担当:
Michelle Wright, 781-419-3664
Michelle.Wright@olympus-ossa.com

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