東芝:最大定格50V・定格電流2.0Aのバイポーラ・ステッピングモータドライバICの製品化について

東芝:最大定格50V・定格電流2.0Aのバイポーラ・ステッピングモータドライバIC「TB67S269FTG」 (写真:ビジネスワイヤ)

東京--()--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は、最大定格50Vで定格電流2.0A のバイポーラ・ステッピングモータドライバ「TB67S269FTG」を製品化し、本日からサンプル出荷、10月から量産を開始する予定です。
プリンタ、OA機器、ATMなどの金融端末や紙幣識別機、遊戯機器、家電などの機器には、高速で高いモータ駆動能力が求められています。一方で省スペース化およびデザイン性向上のため機器自体の小型化が加速しており、筐体内部の熱軽減に向けた対策もより重要になっています。
東芝は昨年、独自に開発したモータ駆動技術(ADMD注1)により発熱量の軽減と高効率化を実現し、さらにスイッチングスピードを向上させた製品として、高耐圧(50V)・大電流(4.0A)対応の「TB67S109AFTG」を発売しています。
本製品は、「TB67S109AFTG」とピン配置の互換性があり、遊戯機器や家電などの機器で良く使われている電流域に合わせ、定格電流を2.0Aとしました。これにより使用される電流域に選択の幅が広げ様々な機器のニーズに対応したラインアップを拡充しました。

 

新製品の主な特長

1.   低発熱の実現
低オン抵抗(0.8Ω以下、上下和)とADMD技術により発熱量を軽減します。
2. 低振動・低騒音化
最大1/32ステップの高分解能モータ駆動技術を採用しており、低振動/低騒音化に貢献します。
3. 小型パッケージの採用
小型で放熱特性に優れたQFNパッケージを採用することにより、セットやモジュールの熱処理の簡素化が可能となり、小型化とコスト削減に寄与します。
4. 異常検出機能の搭載
過熱検出機能、過電流検出機能を搭載しており、機能動作時にエラー(ERR)出力することにより機器の安全性や高信頼性設計のサポートをします。
 

応用機器
遊戯機器(パチンコ、スロットマシン)、家電(冷蔵庫、エアコン)、産業機器(ATMなどの金融端末、OA機器、FA機器) など

 

新製品の主な仕様

品番   TB67S269FTG
制御I/F CLK入力
絶対最大定格 50V、2.0A
パッケージ QFN48 (サイズ: 7mm×7mm×0.5mm、ピンpitch:0.5mm )
その他・特長 異常検出機能(過熱検出、過電流検出)内蔵

異常検出信号出力機能(ERR出力)

単一電源駆動による電源投入シーケンスフリー化対応

量産時期   2014年10月
 

注1:ADMD: Advanced Dynamic Mixed Decay。使用するモータ特性に合わせ最適化した電流制御を行い、高効率モータ駆動を実現する当社の新技術。

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
ミックスドシグナルIC営業推進部 Tel:044-548-2821

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報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社
長沢千秋
Tel: 03-3457-4963
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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