北京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 北京のBiocytogen Pharmaceuticals Co., Ltd.(以下「バイオサイトジェン」、HKEX: 02315)は、同社の抗体探索事業部門を代表する新しいサブブランド「RenBiologics™」の立ち上げを発表します。RenBiologicsの事業は、同社の完全ヒト抗体の広範なライブラリのライセンスアウト、共同開発、ならびに同社の完全ヒト抗体/TCR発見プラットフォームであるRenMice®のライセンス供与をカバーします。RenBiologicsのロゴには、ヒトを中心に据えたデザイン要素を持つ抗体があり、バイオサイトジェンの完全ヒト抗体の発見における専門知識を強調しています。円に囲まれたデザインは、新規の抗体ベースの治療薬の開発を促進するための完全ヒト抗体の世界的リソースとなるという、当社の熱意を明示するものです。
抗体のライセンス供与および共同開発事業
バイオサイトジェンの完全ヒト抗体配列は、それぞれが特定の薬物標的遺伝子を欠くように設計された、独自のRenMice株によって生成されました。2020年3月から2023年第3四半期までに、バイオサイトジェンの大規模な治療用抗体の研究開発イニシアティブであるプロジェクト・インテグラムは、900件を超える標的抗体発見プロジェクトを完了し(40件以上が、PCCからIND段階へ)、評価や、製薬会社やバイオテクノロジー企業へのライセンスアウトに利用できる、40万件以上の広範な配列のライブラリを確立しました。
RenMice由来の完全ヒト抗体は、さまざまな癌、炎症性疾患および自己免疫疾患、感染症、代謝性疾患、心血管疾患、神経疾患を治療するための新しい治療法の開発に導入可能です。標的の種類には、膜タンパク質や細胞外タンパク質のみにとどまらず、一部の細胞内タンパク質(現在、その多くには既存の薬物治療法がありません)も含まれています。スクリーニングされたモノクローナル抗体/ナノボディは、二重特異性/多重特異性抗体、細胞エンゲージャー、二重特異性抗体薬物複合体(bsADC)、細胞療法として開発することもできます。これらの抗体の主要な利点は、人為的なヒト化の必要がなく、大幅なコスト削減、開発プロセスの加速を実現できることです。さらに、異種抗原認識を示す完全ヒト抗体では、さまざまなモデル種で前臨床効果と安全性の評価を容易に行うことができます。
世界中の大手バイオ医薬品やバイオテクノロジー企業が、バイオサイトジェンの広範な抗体ライブラリを評価しています。Merck kGaA、Neurocrine、Ona Therapeutics、Radiance、ADC Therapeutics、Hansoh Pharma、FineImmune、Remegen、その他複数の多国籍製薬会社(MNC)との提携が、腫瘍学および非腫瘍学の治療領域におけるADC、bsADC、TCR模倣抗体、およびその他の薬物モダリティに関して確立されています。さらに、5つの臨床段階資産のうち4つが、 Chipscreen NewWay Biosciences、TRACON、Syncromuneとの臨床開発契約を締結しています。
RenMice ®完全ヒト抗体/TCR発見プラットフォーム事業
バイオサイトジェンは、RenMice完全ヒト抗体/TCR発見プラットフォームのライセンスを供与し、柔軟な提携モデルを提供しています。独自のサイズ無制限の精密染色体工学(SUPCE)技術を用いて設計されたRenMiceには、 RenMab™、RenLite®、RenNano®、RenTCR™、RenTCR-mimic™プラットフォームがあり、完全ヒトモノクローナル抗体、二重特異性抗体、bsADC、ナノボディ、完全ヒトT細胞受容体(TCR)、高い特異性と親和性を有するTCR模倣抗体の発見を可能にします。RenMiceプラットフォームは、Merck KGaA、Janssen、Xencor、BeiGene、Innovent、Junshi Biosciences、Remegenなどとライセンス契約を結んでいます。
バイオサイトジェンの会長兼CEOであるYuelei Shen博士は次のように述べています。「当社でRenBiologicsを正式に確立したことは、新規抗体ベースの治療薬の世界的なヘッドストリームになるという当社のコミットメントを示すものです。今後も、新規標的に対するベストインクラスの抗体でライブラリを拡大し、生物学的創薬能力を強化すべく、新たなRenMiceプラットフォームの開発と販売を計画しています。新たな協力体制を築き、既存のパートナーシップを臨床に進め、結果的にパートナーのパイプラインポートフォリオの潜在能力を高めることができるのを楽しみにしています。」
バイオサイトジェンについて
バイオサイトジェン(HKEX:02315)は、革新的な技術で新規抗体医薬品の研究開発を推進する世界的なバイオテクノロジー企業です。遺伝子編集技術を基盤に設立されたバイオサイトジェンは、完全ヒト型モノクローナル/二重特異性/多重特異性抗体、二重特異性抗体薬物複合体、ナノ抗体、TCR模倣抗体を発見するために遺伝子操作された独自のRenMice®(RenMab™/RenLite®/RenNano®/RenTCR-mimic™)プラットフォームを活用しており、約1,000の標的に対する40万件を超える完全ヒト抗体配列の既製ライブラリのための世界的なパートナーシップを模索するために、サブブランドであるRenBiologicsを設立しました。2023年6月30日現在、全世界で抗体医薬および複数の臨床資産の共同開発/ライセンスアウト/譲渡契約が50件、標的特定型RenMice®のライセンス供与プロジェクトが42件締結されており、その中には多国籍製薬企業(MNC)との提携も含まれています。バイオサイトジェンは前臨床研究のための薬物標的ノックイン・ヒト化モデル作製のパイオニアであり、現在はサブブランドであるBioMice™のもとで数千の既製動物モデルおよび細胞モデルを、前臨床薬理学および遺伝子編集サービスとともに世界中のクライアントに提供しています。バイオサイトジェンは北京に本社を置き、中国(海門江蘇省、上海)、米国(ボストン、サンフランシスコ)、ドイツ(ハイデルベルク)に支社があります。詳しくは、http://en.biocytogen.com.cnをご覧ください。
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