ビザ、海外資金移動の新時代を定義

国境を越えた資金の移動は、断片化されて遅く、非効率的:ビザの新しい調査から、消費者が未来はデジタルと見ていることが明らかに

サンフランシスコ--()--(ビジネスワイヤ) -- 送金は、何百万人もの移民労働者とその家族にとって生命線であるだけでなく、世界の多くの発展途上国の繁栄にとっても非常に重要です。世界の送金流入額が新記録を更新し続ける中1、調査対象消費者の53%がデジタル・アプリを利用して、世界中で資金を送り、受け取っています。

ビザは本日、「マネー・トラベルズ:2023年デジタル送金の普及」を発表しました。これは、10カ国の1万4000人以上の消費者を対象とした調査レポートで、このレポートから、デジタル送金は、実店舗の銀行や支店に行く(34%)、現金、小切手、郵便為替の送付(12%)、自国へ行く人にお金を渡す(11%)という方法と比べて、世界的に資金を移動する際の方法として、急速に最も好まれる手段になっていることが明らかになりました。

この調査に関連して、ビザは新しいポッドキャスト・シリーズ、「マネー・トラベルズ」を立ち上げました。このポッドキャストでは、決済関連の話題が世界のさまざまな場所でどれほど異なった展開を見せているかを明らかにし、実際の人々、決済専門家、パートナーの話を取り上げます。

ビザ・ダイレクトのグローバル責任者のルーベン・サラザールは、次のように述べています。「迅速、簡単、安全な決済は、世界の家族、コミュニティー、経済に大きな変化をもたらすことができます。この新しい調査から、デジタル決済が驚くほど加速していることが明らかになりました。しかし、より多くの移民労働者とその家族は、食費、教育費、あるいは不測の医療費など、あらゆることを行うためにこの生命線となる決済に頼っており、能率的な送金を簡単に利用できるようにするために業界ができることは、まだあります。」

「マネー・トラベルズ:2023年デジタル送金の普及」調査は、消費者がどのように海外に送金しているかを調査し、生命線である資金の送金・受取の手数料、方法、理由を掘り下げています。主な内容は以下の通りです。

  • 調査対象国の調査対象消費者の間では、デジタル送金が好ましい方法。北米の送金ユーザーの60~70%がアプリによるデジタル決済を利用して海外に資金を送金したことや受け取ったことがあり、米国の送金ユーザーで現金、小切手、為替証書を利用している人は、わずか10~15%に過ぎません。同じように、サウジアラビアとアラブ首長国連邦の調査対象消費者のそれぞれ69%と65%にとって、実店舗からのデジタル送金、現金、小切手と比べて、デジタル・アプリによる送金が最も好まれる方法となっています。
  • アプリによるデジタル決済の普及率は高く、利用への障壁は低い。メキシコとペルーの調査対象送金者の4分の3がアプリによるデジタル決済手段を利用したことがあり、受取人の3分の2がアプリを利用したことがあります。また、欧州では、フランスとポーランドで国際送金をした調査対象消費者の62~67%が、デジタル手段を利用したことがあります。
  • 送金者みの、手数料為替レートの計算問題などアラブ首長国連邦では、送金側の調査対象消費者の38%が、デジタル送金の手数料が高すぎると回答し、シンガポールでは、送金側の調査対象消費者の37%が為替レートの計算に問題があると回答しています。
  • 各国ともかなりの送金ユーザーがアプリによるデジタル決済は最も安全な方法と考えている送金側の主要国であるシンガポールでは、調査対象消費者の5人に3人(61%)が、使いやすさと安全性(53%)を理由に、国際送金でデジタルのみの手段を使用していると回答しています。
  • 送金の送金・受取手数料は国によって大きく異なる。調査対象国のうち、ポーランド、メキシコ、ペルー、フィリピンは、送金の手数料よりも送金の受け取り手数料が高く、フランスとシンガポールでは送金の手数料が高くなっています。
  • 多額の頻繁ることはかつてないほど簡単。アラブ首長国連邦(71%)、サウジアラビア(64%)、フィリピン(48%)では、国際送金をした人の半数以上が、月に1回またはそれ以上の頻度で送金しています。サウジアラビアでは、お金を受け取った人のうち80%が年に数回以上受け取っています。以下、フィリピン(77%)、メキシコ(72%)と続いています。

ビザは、Brightwell、マヤ・フィリピン、MoneyGram、Paysend、Remitly、ウエスタンユニオン、Xoomといった世界的送金企業と協力し、デジタル化された送金による効率的な資金移動の実現に努めています。ルーベン・サラザールはさらに次のように述べています。「ビザ・ダイレクトのビジョンの1つは、国境を越えた決済を簡素化し、資金の移動を合理化することで、金融包摂と富の形成に新たな機会を創出することです。」

新しいノンストップ・ガイド「The Connective Power of Remittances」では、デジタル送金の増加、この種の送金の背後にある状況、そしてデジタル革命が送金決済の合理化にどのように役立っているかを探っています。ビザ・ダイレクトの詳細情報については、https://usa.visa.com/run-your-business/visa-direct/payment-guides/remittances.htmlをご覧ください。

調査方法

この調査は、2022年12月14日から28日にかけて、米国、カナダ、メキシコ、ペルー、フランス、ポーランド、フィリピン、シンガポール、アラブ首長国連邦、サウジアラビアの送金者と受取人1万4000人以上のサンプルを対象に、モーニング・コンサルトが実施しました。面談はオンラインで行われました。各国において、調査回答者は、年齢、人種・民族、性別、教育、地域に関する国勢調査の推定値に基づいて重み付けされています。

ビザについて

ビザ(NYSE:V)は、デジタル決済の世界的リーダーとして、200を超える国と地域の消費者、マーチャント、金融機関、政府機関の間の決済取引を促進しています。その使命は、安全で信頼のおける革新的な決済ネットワークで世界を結び、消費者、企業、経済全体に利便性をもたらすことです。私たちは、あらゆる場所のあらゆる人を含む経済が、あらゆる場所のあらゆる人に力を与えると信じており、アクセスは未来のお金の移動の基礎となると考えています。詳細については、Visa.comをご覧ください。

1 世界銀行 個人送金、受取(現行レートでの米ドル換算)

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Contacts

(650) 418-0352
Tierney Deggelman
tdeggelm@visa.com

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