福岡--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 高速電力線通信PLC機器の相互接続性を確認する業界団体のHD-PLC アライアンス(注1)は、同団体の認証プログラムが、DLNA(Digital Living Network Alliance)(注2)の認証プログラムに指定されたと発表しました。
DLNA(Digital Living Network Alliance)は、家庭内で利用するデジタル機器の相互接続を実現するためにソニーやパナソニックなどが設立した団体です。DLNAへの対応により、ホームネットワーク上でコンテンツを共有し、DLNA対応機器に保存されたデータを別のDLNA対応機器で再生するといった利用が可能になります。
DLNAは、対応機器の相互接続性に関するガイドライン「Home Network Device Interoperability Guidelines」を策定し運用を行っています。既に、イーサネットや無線LAN規格であるWi-Fiなどが認証プログラムに指定されており、DLNAのロゴを搭載したPCや家電製品が市場に普及して来ています。今回の指定により、DLNA対応機器としてPLC機能を搭載した製品の認証を受ける場合、「HD-PLC」の認証を取得すれば、PLC機能の要件を満たすことができます。
HD-PLCアライアンスは、昨年よりIEEE規格協会(注3)が策定した国際標準規格IEEE 1901に準拠した商品や機器の認証プログラムを開始しています。今後、DLNAガイドラインに準拠した「HD-PLC」搭載機器が市場に投入される見込みです。
注1. |
HD-PLCアライアンス: 高速電力線通信「HD-PLC」の普及拡大・通信互換性確保を目的として、2007年9月25日に設立されたものです。(ホームページ: http://www.hd-plc.org/ ) |
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注2. |
DLNAは登録商標です。DLNAディスクロゴは、サービスマークです。DLNA認定は、デジタル リビング ネットワーク アライアンスの商標です。Digital Living Network Allianceは、デジタル リビング ネットワーク アライアンスのサービスマークです。 |
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注3. |
IEEE規格協会: Institute of Electrical and Electronic Engineers-Standard Associationの略称。米国電気・電子学会であり専門家組織であるIEEEに属し、世界標準規格を策定する機関である。これまで、コンピュータ、エネルギー、通信など幅広い技術分野の規格化に成功しており、産業界の発展に大きく貢献している。高速電力線通信を利用したホームネットワークの相互接続仕様を確立するための標準化団体。 |
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■参照URL | ||||||
注1: | HD-PLCアライアンス | |||||
注2: | DLNA |