ドルビーがリサーチ・イン・モーションを特許侵害で提訴、ライセンスを受けていないブラックベリーとプレーブック端末の販売差し止めとこれまでの損害への金銭的賠償を請求

サンフランシスコ--()--(ビジネスワイヤ) -- ドルビーラボラトリーズ(NYSE:DLB)は本日、カナダの無線ヘッドセット・タブレット装置メーカーのリサーチ・イン・モーション(NASDAQ: RiMM)に対する特許侵害訴訟を、完全所有子会社のドルビーインターナショナルを通じて米国とドイツで提起しました。両訴訟は、財務的損害の回復とドルビー特許を侵害している多数のRIM製品の販売差し止めを求めるものです。

両訴訟の訴状は、高効率デジタルオーディオ圧縮技術を対象とするドルビー特許をRIMが侵害していることを主張しています。この技術は、高品質のオーディオをメーカーや消費者が提供・鑑賞することを可能にしながらもそのようなオーディオデータの伝送量や記憶スペースの占有量をきわめて少なく制限することのできるものです。訴状では、RIMがドルビーからライセンスを取得することなくドルビーの特許技術を自社製スマートフォンのブラックベリーやタブレット端末のプレーブックで使用していると訴えられています。その他の主要スマートフォンメーカーはすべて、本訴訟が対象とするドルビー技術のライセンスを受けることに同意しています。

高効率高度オーディオ・コーディング(HE AAC)として知られる国際規格に組み入れられているドルビーの特許技術は、HE AACの中心的機能を提供しています。ドルビー技術の価値を立証するHE AACは、スマートフォン、携帯音楽プレーヤー、タブレット型コンピューターなどの消費者向け電子機器で広く採用され、オリジナルのデータサイズの10%未満に圧縮された音楽やその他のデジタルオーディオの再生に使用されています。

ドルビーでエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルカウンシルを務めるAndy Shermanは、次のように述べています。「この訴訟は、ドルビー技術の利用に対する支払いをRIMが拒否したことを受け、やむを得ない最後の手段として行われました。当社には、自社の知的財産を保護する義務があります。」

米国での訴訟はカリフォルニア州北地区連邦地方裁判所に提起されました。ドイツでの訴訟はドイツ・マンハイムのマンハイム地方裁判所に提起されました。

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