英オックスフォード--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
エクセンシア(Nasdaq: EXAI):
2021年9月30日締め第3四半期の当社の製品パイプライン、共同研究と事業、財務状況に関する最近の進展状況を以下に示します。また、エクセンシアは、11月18日(木)午後1時30分(グリニッジ標準時)/午前8時30分(米国東部時間)に電話会議を開催し、当社の25件以上のプログラムから成る製品パイプラインの基礎となるビジネスモデルの詳細について説明します。
ハイライト
患者の組織サンプルに関する深層学習を大規模に活用し、標的探索と患者選択を変革
- 卵巣がんおよび乳がんモデルにおけるEXS-617の継続的分析を含み、固形がんの患者組織モデルの調査を拡大
- EXALT-1の臨床試験結果をキャンサー・ディスカバリー誌に掲載し、初のAIを活用した機能的精密医療プラットフォームが、進行性血液腫瘍患者の治療法選択の指針となり、患者転帰を改善する利点があることを明らかに
- Allcyteの買収が完了し、先進的な組織プラットフォームをエクセンシアのエンドツーエンドの創薬事業に統合
医薬品候補の指定、既存の共同研究の大幅な拡大によるパイプラインの進展
- 提携プログラム
-
ブリストル・マイヤーズ スクイブとの協業を拡大し、免疫学および腫瘍学にわたる潜在的標的を組み込む。予想される取引額は13億ドルを超える。
- 当初の2019年の共同研究によるBMS導入品の最初の候補はファースト・イン・クラスの免疫学的治療薬となる可能性があり、2000万ドルのオプション権行使料の発生を見込む。
- 共同所有プログラム
- EXS-617: GT Apeironとの合弁事業拡大によりCDK7阻害剤の開発候補薬に指定。追加の橋渡しデータは2022年上半期に取得予定
- EQRxとの合弁事業で最初の2つの標的を選定
- 完全所有および過半数所有のプログラム
- EXS-21546: 高アデノシン・シグネチャーのがんのA2a拮抗薬に関する第一相データを2022年上半期に取得予定。患者選択のための橋渡し研究プログラムを実施中
- ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団との3番目の共同研究を開始。最大5つの抗ウイルス低分子医薬品候補のポートフォリオが加わるとともに、SARS-CoV-2の主要プログラムの開発を加速
財務状況の向上によりキャッシュ・ランウェイが数年延長。これによりAI設計の分子を提供し、パイプラインの成長を加速
- 2021年通期に共同研究で見込まれる現金流入は7500万ドルから8500万ドル
- 10月に総額5億1040万ドルの資金調達を完了。その内訳は、大型の新規株式公開による総額3億5040万ドルの受取金と、同時に実施した私募発行による総額1億6000万ドルの受取金
- 2021年第3四半期末の現金は、2021年10月5日に完了した新規株式公開による受取金を含み7億8370万ドル
創薬研究所と自動化研究所を拡張し、能力と事業を拡大
- オックスフォード・サイエンス・パークに2万1000平方フィートの拡大施設を開設
- オックスフォードシャーのミルトン・パークに2万6000平方フィートの研究所を建設。化学と生物学の自動化により創薬を促進
- オーストリア・ウィーンに5万平方フィートの精密医療向け中核的研究拠点を建設
- マイアミでの事業拡大、ボストンでのオフィス開設、戦略的事業、技術、化学分野での重要人材の採用により、米国事業を拡大
エクセンシアの創業者で最高経営責任者(CEO)のアンドリュー・ホプキンス博士は、次のように述べています。「エクセンシアは、発見と開発の各段階でAIを活用することで、新薬創出法の最新化を主導しています。当社独自の橋渡し能力を示す例として、このほど、当社のAI精密医療プラットフォームががん患者の転帰を改善するという画期的な結果を発表しました。また、自社の新薬プログラムに多額の投資を行ってパイプラインを促進し、ブリストル・マイヤーズ スクイブとの関係を大幅に拡大し、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団との共同研究にパンデミック対策用抗ウイルス薬のポートフォリオを追加しました。最後に、当社は研究所の拡張を開始し、精密医療プラットフォームの拡大や自動合成・スクリーニングへの投資を行っています。当社には非常に大きな勢いがあり、IPO後の健全な財務状況により、現在の最も有望な科学を明日の最良の医薬品に迅速に変換できるイノベーションへの投資を続けていきます。」
投資家向け電話会議とウェブキャストの情報
エクセンシアは、11月18日午後1時30分(グリニッジ標準時)/午前8時30分(米国東部時間)に電話会議を開催します。電話会議のライブでのウェブキャストは、当社ウェブサイト(investors.exscientia.ai)の「Investors and Media」セクションからアクセスすることができます。あるいは、ライブの電話会議にアクセスすることもでき、+1 760 294 1674(米国)、+44 203 059 5869(英国)、+44 203 059 8128(外国)に電話をして「Exscientia」と伝えることでアクセス可能です。録音再生が、エクセンシアのウェブサイトの「Investors and Media」セクションの「Events and Presentations」で90日間ご利用いただけます。
第3四半期財務業績
読者の便宜のため、当社は英ポンド表示の金額を、2021年9月30日のニューヨーク連邦準備銀行の正午の買取レートである1.000ポンド対1.347ドルのレートで米ドルに換算しています。
売上高: 2021年9月30日締め9カ月間の売上高は3130万ドルで、2020年9月30日締め9カ月間と比べて2360万ドルの増加となりました。これは主にエクセンシアとBMSとの共同研究において、最初の候補導入品に関するオプトインのマイルストーンを達成したことによるものです。
研究開発および創薬コスト: 協業形態が多様なため、研究開発費は複数の会計項目に含まれている場合があります。以下の表は、これらの費用が会計項目ごとにどのように分けられているかを示しています。
2021年9月30日締め四半期(単位:100万ドル);
|
売上原価 |
研究開発 |
JV損失負担 |
合計 |
提携プログラム |
6.5 |
–– |
–– |
6.5 |
共同所有プログラム |
–– |
1.0 |
0.3 |
1.4 |
社内パイプラインと技術開発 |
–– |
16.4 |
–– |
16.4 |
合計 |
6.5 |
17.4 |
0.3 |
24.2 |
2021年9月30日締め9カ月(単位:100万ドル)
|
売上原価 |
研究開発 |
JV損失負担 |
合計 |
提携プログラム |
16.6 |
–– |
–– |
16.6 |
共同所有プログラム |
–– |
1.8 |
1.3 |
3.1 |
社内パイプラインと技術開発 |
–– |
32.3 |
–– |
32.3 |
合計 |
16.6 |
34.1 |
1.3 |
52.0 |
一般管理費:2021年9月30日締め9カ月の一般管理費は2610万ドルで、営業費用全体の34%でした。2021年9月30日締め9カ月の一般管理費は、2020年9月30日締め9カ月と比べて2020万ドル増加しました。これは主に、社内能力の拡大と取引に関する専門サービスに関連したものです。
2021年および2022年の財務見通し
2021年の最初の3四半期に、エクセンシアは3件の新たなパートナーシップを発表し、その共同研究により6540万ドルの現金流入がありました。当社は、2021年末までに合計で7500万~8500万ドルを受領すると予想しており、2022年の共同研究による現金流入額は2021年の共同研究による現金流入額を上回ると予想しています。エクセンシアは、2021年末の現金および現金同等物は7億4500万~7億5500万ドルになると予想しています。
要約連結損益計算書(未監査)
(単位:100万ポンド、1株当たりデータを除く)
|
9月30日締め四半期 |
9月30日締め9カ月 |
||
|
2021 |
2020 |
2021 |
2020 |
売上高 |
17.6 |
1.0 |
23.2 |
5.7 |
売上原価 |
(4.8) |
(3.3) |
(12.3) |
(10.3) |
研究開発費 |
(12.9) |
(2.9) |
(25.3) |
(7.2) |
一般管理費 |
(8.6) |
(1.5) |
(19.4) |
(4.4) |
営業費用 |
(26.3) |
(7.7) |
(57.0) |
(21.8) |
為替差益/(差損) |
1.7 |
(2.4) |
(1.2) |
(0.9) |
その他の収入 |
1.8 |
0.4 |
3.0 |
0.8 |
営業損失 |
(5.3) |
(8.7) |
(32.0) |
(16.2) |
金融収益/(費用) |
(0.1) |
(0.0) |
(0.1) |
0.0 |
合弁事業の損失負担 |
(0.2) |
(0.4) |
(1.0) |
(0.9) |
金融派生商品に関する損失 |
(1.4) |
–– |
–– |
–– |
税引前損失 |
(6.9) |
(9.2) |
(33.1) |
(17.0) |
法人税減額益 |
1.9 |
0.8 |
4.0 |
1.5 |
当期間の損失 |
(5.1) |
(8.4) |
(29.1) |
(15.6) |
1株当たり純損失 |
(0.06) |
(0.08) |
(0.32) |
(0.15) |
恒常為替レート換算(未監査)
(単位:100万ドル、1株当たりデータを除く、1.000ポンド=1.347ドルのレート)
|
9月30日締め四半期 |
9月30日締め9カ月 |
||
|
2021 |
2020 |
2021 |
2020 |
売上高 |
23.8 |
1.3 |
31.3 |
7.7 |
売上原価 |
(6.5) |
(4.5) |
(16.6) |
(13.8) |
研究開発費 |
(17.4) |
(3.8) |
(34.1) |
(9.7) |
一般管理費 |
(11.6) |
(2.0) |
(26.1) |
(6.0) |
営業費用 |
(35.5) |
(10.4) |
(76.8) |
(29.4) |
為替差益/(差損) |
2.2 |
(3.2) |
(1.7) |
(1.2) |
その他の収入 |
2.4 |
0.5 |
4.0 |
1.1 |
営業損失 |
(7.1) |
(11.7) |
(43.1) |
(21.8) |
金融収益/(費用) |
(0.1) |
(0.0) |
(0.2) |
0.0 |
合弁事業の損失負担 |
(0.3) |
(0.6) |
(1.3) |
(1.2) |
金融派生商品に関する損失 |
(1.8) |
–– |
–– |
–– |
税引前損失 |
(9.3) |
(12.3) |
(44.6) |
(22.9) |
法人税減額益 |
2.5 |
1.1 |
5.3 |
2.0 |
当期間の損失 |
(6.8) |
(11.3) |
(39.3) |
(21.0) |
1株当たり純損失 |
(0.08) |
(0.11) |
(0.43) |
(0.20) |
エクセンシアについて
エクセンシアはAIを駆使した製薬技術企業として、最も迅速かつ効果的な方法で最善の医薬品を発見・設計・開発することに傾倒しています。エクセンシアは、史上初の機能的な精密腫瘍学プラットフォームを開発して、治療法の選択を導き、前向き介入臨床研究で患者の転帰を改善することに成功するとともに、AI設計の小分子を臨床環境に進めました。社内プログラムおよび提携プログラムによる当社パイプラインから、科学的概念を精密設計された治療薬候補に迅速に転換する当社の能力が分かります。現在25件以上のプロジェクトが進められており、その1つとして、最初の3つのAI設計の医薬品候補が第1相臨床試験に入ります。
エクセンシアはオックスフォード、ウィーン、ダンディー、マイアミ、ボストン、大阪に事業所を持っています。詳細情報についてはhttps://www.exscientia.aiをご覧いただくか、ツイッター(@exscientiaAI)で当社をフォローしてください。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、1995年民事証券訴訟改革法で定義された将来見通しに関する記述が含まれています。これには、候補分子の開発進捗、エクセンシアの製品候補の臨床試験の時期と進捗および報告されたデータ、予想される売上高とキャッシュ・ランウェイに関するエクセンシアの期待に関するものが含まれます。エクセンシアの目標、期待、財務またはその他の予測、意図または考えに関する記述は、将来見通しに関する記述であり、リスクを伴う記述と見なすべきものです。このような記述は多くのリスクと不確実性を伴い、仮定に基づいています。これには、COVID-19パンデミックが当社事業に与える影響に関連するものや、エクセンシアの製品開発活動の範囲、進捗および拡大、エクセンシアとそのパートナーの臨床試験の開始、範囲、進捗およびそのコスト上の影響、臨床、科学、規制、技術の進展、ヒトの治療薬として安全かつ有効な製品候補を発見、開発、商業化する過程およびこのような製品候補を中心とした事業を構築する努力に内在するものが含まれます。これらのリスクと不確実性、ならびにエクセンシアが2021年9月10日に米国証券取引委員会(SEC)に提出したフォームF-1による登録届出書(改正を含む)(ファイルNo. 333-259431)の「リスク要因」の項や他の項、およびエクセンシアが適宜SECに提出する他の文書(http://www.sec.govで入手可能)に記載されているその他のリスクと不確実性の観点から、このような将来見通しに関する記述に示された事象や状況が発生しない可能性があり、エクセンシアの実際の結果は、これらの記述で予測または暗示されたものとは大きく異なるものとなって悪影響を及ぼす可能性があります。エクセンシアの将来見通しに関する記述は、当社経営陣の誠実な判断を反映していますが、これらの記述は当社が現時点で知っている事実と要因にのみ基づいています。そのため、これらの将来見通しに関する記述を信頼しないよう注意してください。
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