タイヨウ・パシフィック・パートナーズ、ダブル・スコープ(6619)株式を5%超取得

東京--()--(ビジネスワイヤ) -- タイヨウ・パシフィック・パートナーズは本日、ダブル・スコープ株式会社(6619)株式の発行済株式総数の5%超を取得し、実質調査ベースで第6位の株主になったと発表した。ダブル・スコープ社は、携帯端末に加えてEV(電気自動車)やHEV(ハイブリッドカー)にも使用されるリチウムイオンニ次電池用セパレータを生産するグローバル・リーディング・カンパニーである。タイヨウ・パシフィック・パートナーズは日本におけるエンゲージメント投資のパイオニアであり、過去14年以上に渡り、投資先企業の経営陣と協働し企業価値の向上に積極的に取り組んでいる。

タイヨウ・パシフィック・パートナーズの最高経営責任者(CEO)兼創業パートナーであるブライアン・K・ヘイウッドは「皆さんもご存じの通り、セパレータは、携帯電話等のモバイル機器に使用されるリチウムイオン電池の発熱、発火を防ぐ重要な役割を担っています。ダブル・スコープ社のセパレータ事業への参入は比較的最近ですが、効率的な生産工程をいち早く確立し、グローバル・レベルで大手他社とも対等に競合しています。当社は高品質且つ低価格なセパレータを提供すべく、大変な熱意を以て経営資源を集中させており、今後期待される電気自動車向け需要の急拡大の波を十分捉えられると信じています。さらに、今後はメンブレイン・フィルムの水処理フィルター、空気フィルター、人工透析用医療機器などへの活用にも期待しています。」と述べた。

タイヨウ・パシフィック・パートナーズの最高投資責任者(CIO)兼創業パートナーであるマイケル・A・キングは、「ダブル・スコープ社は、リチウムイオンニ次電池用セパレータ(湿式)の生産工程を大幅に効率化し、価格競争力を備えることで、電気自動車向けリチウムイオン電池のニーズにも応えていくことができると考えています。携帯電話は1台につきリチウムイオン電池(セル)一個が必要なのに対し、電気自動車は1台につき7,000個のリチウムイオン電池(セル)が必要です。ダブル・スコープ社は、携帯端末からより大きな利益を見込める自動車業界へとターゲットをシフトしており、長期的な企業価値を創造できるものと信じています。市場においては当社の価値が十分に評価されていないと考えています。」と述べた。

崔 元根社長は、「当社はメンブレンフィルム製造の技術を生かしリチウムイオン電池用セパレータを作る専業メーカーで、多くの民生機器や自動車の技術革新をサポートしております。今後、当社の技術を更に広い事業分野に展開し人類の未来をより豊かにすることに取り組んでまいります。この度、このような当社の事業展開にご理解を頂きタイヨウ・パシフィック・パートナーズ様の長期的な展望の中で当社株式の取得を進めて頂きましたことに感謝を申し上げます。当社のような新興の製造企業の成長には、取引先や設備メーカー・金融機関などのパートナーの存在が重要であり、その中で最も重要なパートナーが株主であると考えています。タイヨウ・パシフィック・パートナーズ様とは、今後とも、良きパート―として緊密に協力して、企業価値向上のために努めていきます。」とコメントした。

タイヨウ・パシフィック・パートナーズは企業価値向上に向けた助言を行う日本最大のエンゲージメント・ファンドのパイオニアとして、日本で上場している中小型株を中心に投資を行っている。投資プロフェッショナルは20名以上のバイリンガル・スタッフで構成され、アジア関連の幅広い業務経験を有している。2003年のファンド設立来、タイヨウ・パシフィック・パートナーズは世界を代表する公的機関等から出資を受け運用を行っている。

Contacts

ブライアン・K・ヘイウッド
ワシントン州 カークランド
425-896-5300
taiyo_media@tppllc.com

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