東芝:低騒音・低振動のモータ制御を実現したステッピングモータドライバについて

東芝:低騒音・低振動のモータ制御を実現したステッピングモータドライバ「TB67S209FTG」 (写真:ビジネスワイヤ)

東京--()--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社東芝ストレージ&デバイスソリューション社は、低騒音・低振動のモータ制御を実現したステッピングモータドライバ「TB67S209FTG」をラインアップに追加します。2016年12月末から量産を開始する予定です。

プリンタ、OA機器、ATMなどの金融端末や紙幣識別機、遊戯機器、家電などのアプリケーションには高速で高いモータ駆動能力が求められています。また最近では、使用環境の多様化により、低騒音化・低振動化に対する要求が高まってきています。

一般的にステッピングモータの課題である低騒音化・低振動化を実現するためには、モータ個々の特性に合わせた電流制御が有効です。本製品は電流調整機能であるSMD注1を採用し、モータに合わせたSMDの設定を選択することにより、効果的に駆動時の騒音・振動を抑えることが可能です。

また最先端の高耐圧アナログプロセスを採用することにより、最大定格50Vを実現しながらモータドライバ出力部のオン抵抗注2を0.49Ω(上下和: 標準値)へ低減しました。

新製品の特長

1. 低騒音化・低振動化
最大1/32ステップの高分解能モータ駆動技術を採用。さらに当社で実績のあるモータ駆動技術(SMD)により低騒音化・低振動化に貢献します。

2. 低発熱の実現
低オン抵抗(0.49Ω(上下和:標準値))により発熱量を軽減します。

3. 小型パッケージの採用
小型で放熱特性に優れたQFNパッケージを採用することにより、セットやモジュールの熱処理の簡素化が可能となり、小型化とコスト削減に寄与します。

4. 異常検出機能の搭載
過熱検出機能、過電流検出機能および低電圧検出機能を搭載しており、信頼性の向上に貢献します。

 

新製品の主な仕様

 
品番     TB67S209FTG
制御I/F   CLK-IN
絶対最大定格   50V, 4A
パッケージ   QFN48
励磁モード   2相、1-2相、W1-2相、2W1-2相、4W1-2相、8W1-2相
その他・特長   SMD技術による最適なモータ駆動電流制御

異常検出機能(過熱検出、過電流検出、低電圧検出)内蔵

異常検出フラグ出力機能内蔵

単一電源駆動による電源投入シーケンスフリー

量産時期     2016年12月末以降(予定)
 

注1: SMD: Selectable Mixed Decayの略。使用するモータの特性に合わせて、最適な電流制御を設定できる技術。
注2: 電流を流した際の抵抗成分で、数値が低いほどモータ駆動時の損失が少なく発熱の低減が可能。

新製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。
https://toshiba.semicon-storage.com/info/lookup.jsp?pid=TB67S209FTG&region=jp&lang=ja

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
ミックスドシグナルIC営業推進部
Tel:044-548-2821
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/contact.html

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社東芝 ストレージ&デバイスソリューション社
長沢千秋
Tel: 03-3457-4963
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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