東芝:15Wワイヤレス送電用IC搭載の送電システムがQi v1.2認証を取得

~ MP-A2送電システムとして業界初 ~

東芝:15Wワイヤレス送電用IC「TC7718FTG」(写真:ビジネスワイヤ)

東京--()--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社東芝ストレージ&デバイスソリューション社はこのたび、最大15Wの送電が可能なワイヤレス給電送電用IC「TC7718FTG」を用いたシステムで、WPC (Wireless Power Consortium)が策定する最新のQi(チー) 注1規格v1.2 EPP (Extended Power Profile)の認証を取得しました。「TC7718FTG」を用いたワイヤレス給電送電システムは、シンプルな構成が可能なMP-A2注2送電システムとして業界初注3の認証済みシステムです。

「TC7718FTG」は、マイクロコントローラと接続して使用することでQi規格に準拠したワイヤレス給電送電システムを構築することが可能です。また当社独自の最先端アナログプロセス(CD-0.13プロセス)を用いて小型化・高効率化を実現しており、省スペースかつ容易にワイヤレス給電送電システムを構築することができます。
15Wワイヤレス送電により、有線充電と比較して同等以下の時間で急速充電を実現し、スマートフォン、タブレットなどのモバイル機器や産業機器向けなど、幅広いアプリケーションに活用が可能です。

「TC7718FTG」を用いたワイヤレス給電送電システムは、量産中のワイヤレス給電受電用コントロールIC 「TC7764WBG」を用いた5W受電システム、及び「TC7765WBG」を用いた10W受電システムとの組み合わせが可能です。同じくQi規格 v1.2の認証を取得した「TC7766WBG」を用いた受電システムとの組み合わせでは、15Wまでのワイヤレス給電が可能です。

なお、Qi規格 v1.2の認証を取得し、かつ15Wの送受電が可能な製品を供給できるのは、当社が業界で初めて注3となります。

●製品の主な特長

  • マイクロコントローラとの組み合わせにより、WPC Qi v1.2に準拠した送電システムの構築が可能
  • フルブリッジゲートドライバ(ハーフブリッジにも対応可能) 1ch内蔵
  • ASK信号復調用LPF内蔵注4
  • 3.3V出力LDO内蔵

●応用機器
スマートフォン、タブレットなどのモバイル機器および産業機器への充電台

 

●主な製品仕様

品番   TC7718FTG
送受電 送電側
伝送方式 電磁誘導方式
動作電圧範囲

4.5V~25V

駆動周波数

110KHz~205KHz

パッケージ   P-VQFN36-0505-0.40
 

注1: Qi(チー)規格:Wireless Power Consortiumにて策定された無接点充電の国際規格。
注2: MP-A2:Wireless Power Consortiumにて規定されている12Vシングルコイルを用いた送電システム。
注3: 2016年9月28日現在、東芝調べ。
注4: LPF(Low Pass Filter):遮断周波数以下の信号だけを通過させ、遮断周波数以上の周波数を減衰させるフィルタ。

Wireless Power Consortium認証製品のページ:
https://www.wirelesspowerconsortium.com/products/details/1790/tc7718ftg

製品の詳細はホームページをご覧ください。
http://toshiba.semicon-storage.com/info/lookup.jsp?pid=TC7718FTG&region=jp&lang=ja

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
ミックスドシグナルIC営業推進部 Tel:044-548-2821
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/contact.html

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報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社東芝 ストレージ&デバイスソリューション社
長沢千秋
Tel: 03-3457-4963
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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