プロザイムとバイオプティックがグリカン解析用Gly-Qシステムの開発でライセンス契約を締結

米カリフォルニア州ヘイワード--()--(ビジネスワイヤ) -- 糖鎖生物学用バイオ試薬メーカーのプロザイムと、キャピラリーゲル電気泳動(CGE)によるDNA解析装置を製造する台湾企業のバイオプティックは本日、高スループットで使いやすい糖鎖解析向け統合型システム(Gly-Q™)の開発・商業化に向けた提携契約を発表します。Gly-Qを対象とした提携は、プロザイムの糖鎖生物学関連製品ポートフォリオを拡大し、バイオプティックの堅牢で正確なCGE装置ラインを活用することになります。

プロザイムはOEM/ODMライセンス契約の条件に従い、バイオプティックの自動CGEプラットフォームを活用します。このプラットフォームは、ラベル化グリカンの迅速分離・検出用の特許取得済みの蛍光検出法と交換可能なゲルカートリッジを備えています。Gly-Qシステムの準備として、自動CGE装置を使用したグリカン分離に先立ち、プロザイムの化学的手法により、酵素で遊離して蛍光ラベル化したグリカンを準備します。データ解析は、カスタマイズソフトウエアとプロザイムのN-グリカン標準品を使用して簡素化されます。N-グリカン試料の調製/分離/解析のための統合型Gly-Qシステムは、プロザイムにより独占的に世界規模で販売されます。

タンパク質グリコシル化は翻訳後修飾の一種で、モノクローナル抗体などの治療用タンパク質の有効性と安全性に影響を与える場合があります。グリカン解析の従来の方法は、試料の調製/グリカン分離/データ解析に、時間がかかり大きな労働力を必要とするステップを伴います。そのためプロザイムとバイオプティックは、バイオ医薬品用細胞株の開発などの用途に使用できるよう、高スループットと実行しやすさを備えた糖鎖解析を実現するGly-Qシステムの投入を計画しています。

プロザイムはバイオ医薬品のN-グリカン解析でGly-Qシステムを使用する場合の予備的データを、2015年9月20~24日に米ニューヨーク州ブルックリンで開催されるカリフォルニア分離科学協会(CASSS)CE Pharm会議におけるポスター発表で紹介します。商品化されたProZyme Gly-Q糖鎖解析ワークフローは、2016年前半に提供できる見込みです。

プロザイムについて

プロザイムは1990年に、高品質で付加価値を備えた顧客中心の生化学試薬の企業を確立するという構想で設立されました。当社はそれから25年間、世界各国のバイオテクノロジー/バイオ医薬品/学術分野の顧客に対し、最高レベルの製品/サービス/サポートを提供してきたことを誇りにしています。プロザイムの主力製品ラインは糖鎖生物学関連ポートフォリオとストレプトアビジン、フィコビリタンパク質、複合体製品で、当社は顧客と提携でカスタム解析サービスを実施しています。プロザイムは一貫して、糖鎖生物学という刺激的で急拡大している分野で、製品の開発/リリース/サポートに真剣な努力を傾けています。

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Contacts

ProZyme, Inc.
Dr. Aled Jones, 510-638-6900
Senior Product Manager
info@prozyme.com
www.prozyme.com
3832 Bay Center Place
Hayward, CA 94545, USA

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