東芝:沿面距離8mm対応の、低消費電力15Mbps高速通信用フォトカプラの発売について

東芝:沿面距離8mm対応の、低消費電力15Mbps高速通信用フォトカプラ「TLP2761」(写真:ビジネスワイヤ)

東京--()--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社は、従来製品[注1]に比べて消費電力を低減し、沿面距離8mm対応の、15Mbps高速通信用フォトカプラ「TLP2761」を製品化し、本日から出荷を開始します。

新製品は、厚み2.3 mmの薄型SO6Lパッケージを採用し、当社従来製品のSDIPパッケージに比べて製品厚みを約45 %削減しました。これによってセットの薄型化に対応します。また、薄型パッケージながら沿面距離8mm(最小)、絶縁耐圧5000Vrms(最小)を保証し、高い絶縁性能が必要な応用機器にも対応が可能です。

「TLP2761」は、入力側に当社独自の高出力赤外LEDを搭載し、当社従来製品[注1]に比べてスレッショルド入力電流を約54 %低減しました。また、業界トップクラス[注2]の動作温度125 ℃保証を実現しています。さらに、出力側にはBi-CMOSプロセスを用いた受光ICを搭載し、当社従来製品[注1]に比べて供給電流を約66 %低減しました。電源電圧は2.7~5.5 Vで特性保証しており、機器の低電圧化にも貢献します。

[注1]当社従来製品「TLP2766」(SDIP6パッケージ)
[注2]2015年4月27日時点、東芝調べ。

新製品の主な特長:

  • 厚み2.3mmの薄型SO6Lパッケージを採用
  • 沿面・空間距離8mm保証
  • 低スレッショルド入力電流: 1.6 mA (max)(当社従来製品[注1]比約54 %低減)
    入力側電力換算 15.5mW ⇒ 6mW(typ.)
  • 低供給電流: 1.0mA(max)(当社従来製品[注1]比約66 %低減)
    出力側電力換算 5.3mW⇒ 2.1mW(typ.)
  • 3.3V/5V系電源電圧対応: 動作保証電源電圧2.7~5.5 V
  • 当社独自の高出力赤外LEDを採用
  • 高温動作: Topr(max)=125 ℃

応用機器/用途:

  • インバータ
  • サーボアンプ
  • 太陽光発電
  • FAネットワーク
  • I/Oインタフェースボード
 

ラインアップ/主要特性:

   

(絶縁耐圧@Ta=25℃、他特性@Ta=-40~125˚C)

品番   パッケージ   沿面距離

(Min)

  絶対最大定格   ICC

(max)

  IFHL

(max)

  tpLH/tpHL

(max)

  |tpLH - tpHL|

(max)

  tpsk

(max)

絶縁耐圧
TLP2361 SO6 5 mm 3750 Vrms 1 mA 1.6 mA 80 ns 25 ns 30 ns
TLP2161 SO8(2ch) 4.2 mm 2500 Vrms 2 mA
TLP2761

(新製品)

  SO6L   8 mm   5000 Vrms   1 mA        
 

当社高速通信用フォトカプラ製品については下記ページをご覧ください。
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/opto/photocoupler/ic-highspeed.html

*本資料に掲載されている情報(製品の仕様、サービスの内容およびお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
オプトデバイス営業推進部
Tel: 03-3457-3431
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/contact.html

Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社
高畑浩二
Tel: 03-3457-4963
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社
高畑浩二
Tel: 03-3457-4963
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp