中国・深セン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ）-- モバイル・インターネットのための通信技術と企業・個人向け技術ソリューションを提供する国際企業であるZTEコーポレーション（香港H株：0763.HK、深センA株：000063.SZ）は本日、ベースバンドユニット（BBU）とリモート無線ユニット（RRU）を統合したプレ5G基地局を発表しました。
プレ5G基地局はMassive MIMO（大規模多重入出力）技術を利用して、スペクトル効率を大幅に向上できるほか、商用化前の条件をすでに満たしています。ZTEはバルセロナで開催中のモバイル・ワールド・コングレス（MWC）2015年で、サービスフローを実演します。
5Gの主要技術の1つであるMassive MIMOは、マルチユーザーMIMOアンテナ技術を利用して、無線のスペクトル効率を飛躍的に改善し、通信事業者が既存の施設とスペクトル資産を使い、ネットワーク容量を増強できるようにします。
Massive MIMO技術を使ったプレ5G基地局は、従来の基地局と比べて最大5倍のスペクトル効率を誇ります。ZTEの革新的な技術ソリューションにより、ユーザーはMassive MIMO基地局で市販の4G端末を使い、MIMOがもたらす多数のメリットを実現できます。その結果、ユーザーは新しい無線インターフェース規格がリリースされる前に、端末を変えることなく5G性能の恩恵を享受できます。ZTEは業界で初めて、プレコマーシャルのMassive MIMO製品のフィールドテストを成功裏に完了し、スループットで新記録を樹立したほか、3次元および集中的カバレッジと、4G端末への対応が可能なMassive MIMOの能力を実証しました。
コンパクトなプレ5G基地局は、ベースバンド処理向けにZTEが単独で開発したシステムオンチップ（SOC）を利用しています。また、BBU、無線周波数ユニット（RFU）、アンテナを統合し、商用利用や設置関連の設計にも配慮しています。この製品は必要な設置スペースを減らせるばかりか、設置ルームがまったく不要になるため、ネットワーク構築に関連した通信事業者のTCOを大幅に低減できます。
プレ5Gプレコマーシャル基地局が持つ独自の工業デザインは、中国の偉大な4大発明の1つである紙にインスピレーションを得た、ZTEの“紙コンセプト”を中心に据えています。紙の束を模した製品デザインは、効果的な熱放散設計を取り入れています。また、自然なカーブを描く紙の形状はアンテナの方向とも調和するので、高水準の性能を発揮しつつ、スタイリッシュな外観を提供しています。
ZTEはバルセロナで開催中のMWC 2015で、プレ5G基地局のスペクトル効率とシングルキャリア容量を展示しているほか、中国移動（チャイナモバイル）と共に情報提供を行なっています。ZTEは、中国移動やその他の世界の先進的な通信事業者と共同で製品テストを完了していますが、製品の進捗とテストデータはいずれも顧客の期待を上回りました。この製品は2015年に、小規模に商用展開する予定です。
ZTEは中核的戦略に5Gを掲げており、5G分野のパイオニアになることを目指しています。ZTEは2014年6月に初めて、革新的なプレ5Gに関するアイデアや技術ロードマップを発表し、プレ5Gの商用利用において大きな成果を挙げるための道を拓いています。この成功に続き、ZTEは間もなく超密集ネットワーク（UDN）やマルチユーザー共有アクセス（MUSA）など、プレ5G関連のその他の重要な技術ソリューションを発表する予定です。
ZTEについて
ZTEは先進的な通信システム、モバイル機器、企業向け技術ソリューションを個人、通信事業者、企業、公共部門の顧客に提供しています。ZTEは、M- ICT戦略の一環として、通信分野と情報技術分野の融合が進む中で顧客に卓越性と価値をもたらすべく、エンドツーエンドの統合型革新技術の提供に取り組ん でいます。当社株式は香港証券取引所と深セン証券取引所に上場され（香港H株：0763.HK、深センA株：000063.SZ）、当社の製品とサービス は160カ国以上の500社を超える通信事業者に販売されています。ZTEは年間売上高の10％を研究開発に投入し、国際的な規格策定組織で主導的役割を 果たしています。ZTEは企業の社会的責任（CSR）を重視し、国連グローバル・コンパクトのメンバーとなっています。詳細についてはwww.zte.com.cnをご覧ください。
