シンビオFCell、マンシュ県(フランス)で計画中の水素燃料電池実用車40台のうち、最初の5台を道路走行に投入

パリ--()--(ビジネスワイヤ) -- 二酸化炭素排出量ゼロの水素燃料電池自動車の商用導入に向けた重要なステップとして、シンビオFCellは、当社の水素燃料電池レンジエクステンダーを搭載したルノー・カングーZE小型商用車(LCV)の最初の5台を道路走行に投入しました。これはフランスのマンシュ県議会による大規模な車両プロジェクトの一環で、このプロジェクトには近日中に同型車が40台導入される予定です。このプロジェクトは水素燃料電池の有効性を示すのみならず、水素燃料電池レンジエクステンダーで世界有数のシンビオFcellの信頼性を示すものです。

シンビオFCellは本日、シンビオFCellの水素燃料電池レンジエクステンダーを搭載した小型商用車のうち、最初の5台が道路走行を開始することを発表します。今回の道路走行は、フランスにおけるグリーンな水素生産と流通の先駆者を目指すマンシュ県議会が進める意欲的計画の一環となります。実際、マンシュ県は、水素ステーション(Saint Loで稼働中)とプラグインハイブリッド燃料電池搭載の小型車5台を所有するフランス初の県の一角を占めます。またマンシュ県のプロジェクトは、海洋再生可能エネルギー(潮流発電と洋上風力発電)、そして原子力による低炭素発電に向け、重要な潜在力を秘めています。

マンシュ県議会は、シンビオFCellのレンジエクステンダーを搭載した水素燃料電池実用車のルノー・カングーZEを計40台、道路走行に投入する計画です。この技術では、バッテリー電圧が一定レベル以下になると充電を行い、車両には水素1.8kgの再充填が可能です。1kgの水素で100km以上を走行できることから、レンジエクステンダーは電気自動車の通常の走行距離をほぼ2倍に延ばすことになります。この大きな改善により、自動車市場で水素燃料電池車の競争力が高まります。

シンビオFCellは、PEM燃料電池システムにより水素を電気に変えることで、モビリティーソリューションを提供します。出力は5 kWから300 kWまでに対応し、どの場合も二酸化炭素排出量ゼロを維持します。こうしたソリューションは多様なアプリケーションに搭載でき、また使用頻度の高い都市地域での路上走行車、河川用船舶、その他のタイプのプラットフォームに非常に適しています。

シンビオFCellのファビオ・フェラーリ最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「レンジエクステンダーは商用電気自動車の走行距離と可用性の両方を向上させるのみならず、車両台数が多い場合にバッテリー充電インフラに投資する額の軽減に役立ちます。この技術によって電気自動車は従来の内燃機関自動車に近いものになり、これまでラ・ポストなどの実験で示されたように、使用頻度の高い都市部での業務用にシームレスな車両運用ができるようになります。」

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