2015年インターナショナルCESが本日開幕し、イノベーションが中央舞台に躍り出る

220万純平方フィート以上に3600社以上が出展、主要な製品発表とサムスンおよびメルセデスの基調講演がCES開幕前夜を彩る

2015 CES Unveiled (Photo: Consumer Electronics Association®)

2015 International CES
2015 International CES:Consumer Electronics Association (CEA)

ラスベガス--()--(ビジネスワイヤ) -- 2015年インターナショナルCESが本日開幕しました。過去最大の220万純平方フィートを超す展示スペースに3600社以上が出展し、昨年の新記録206万純平方フィートを塗り替えて記録的な見本市となる見込みです。コンシューマー・エレクトロニクス協会(CEA)が所有・運営する2015年インターナショナルCESは、1月9日(金)まで開催しています。

CEAのゲーリー・シャピロ社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「展示会場の扉が開き、今年の記録的なイベントが始まるのが待ち遠しいです。このイベントでは、来場者が技術エコシステム全体で消費者向け技術の魔法が実現するのを体験するでしょう。インターナショナルCESは、拡大を続ける世界的な消費者向け技術コミュニティーの中心的存在として、技術の希望と力を紹介し、大小すべての革新的企業のプラットフォームとして機能します。」

サムスンのコンシューマー・エレクトロニクス担当社長兼最高経営責任者(CEO)のユン・ブグン(尹富根)氏は、日曜夜に行われた洞察に満ちたプレショー基調講演で、モノのインターネット(IoT)に支えられた完全に接続された世界の意味合いについて語りました。ユン氏は、これをサイエンス・フィクションではなく「サイエンス・ファクト(科学的事実)」と呼びました。IoTの接続性のおかげで、人生がより便利で健康的で効率的になるいくつかの筋書きが紹介されました。部屋を出る時に自動で一時停止するテレビ、脳波をモニターして生体データを追跡するウエアラブル、家のスピーカーからヘッドホンにシームレスに切り換える音楽システムなどです。ユン氏は、「モノのインターネットで重要なのは、モノではなく人間です」と強調しました。ユン氏は、2017年までにはあらゆるサムスン機器の90%でIoT利用が可能になり、2020年までにはあらゆるサムスン機器がIoTに接続されると語りました。

日曜夜には、続いてダイムラー取締役会長兼メルセデス・ベンツ・カーズ統括のディーター・ツェッチェ博士が基調講演者として登壇し、未来の車について語りました。「メルセデスは真に超人的な自動運転機能の開発を目指しています」と語り、次いで同社の新しいコンセプトカー「F 015」をお披露目しました。ツェッチェ博士によれば、この未来のコンセプトカーは自動運転が可能で、互いに向き合うよう旋回できる座席を備え、コンピューターの頭脳が歩行者の通行状況を確認します。このコンセプトカーの目的は空間、時間、プライバシーで、その内装には空中に浮かぶ運転用装置で身振りと目の動きを追跡して制御する機能が備わっています。ツェッチェ博士は、避けられない事故の際の責任など法的障害があることを認めつつも、それらは「共に力を合わせて解決すべき業界の問題」であると述べました。さらに、「将来は質の高い時間とプライベートな空間が真に贅沢なものとなるだろう」とし、これらのコンセプトは私たちが「自由とモビリティーの夢」を達成するのに役立つだろうと語りました。

日曜夜に開催された2015年CESの公式メディアイベントのCESアンベールド・ラスベガスで始まった今年のプレショー・プレスイベントを定義したのは、イノベーション、接続性、業界横断的な協力でした。CESの新興企業専用展示エリアのユーレカ・パークに出展した新興企業27社を含め、新記録となった109社のテーブル上展示では、この週を通じて実施される展示フロアの製品発表の事前展示が披露されました。アンベールド史上最大級のメディア集団を引き付けた今年のイベントでは、自動車用エレクトロニクス、フィットネスとスポーツ、健康とバイオ技術、没入型エンターテインメント、モノのインターネット、個人のセキュリティー、スマートホーム技術、センサー、3D印刷、ウエアラブル、無人システムの最先端を紹介する企業を取り上げました。

製品発表は1月5日(月)のCESプレスデーでも続き、出展企業26社が記者会見を開きました。プレスデーの主要な製品発表は以下の通りです。

  • ボッシュ - 湿度、気圧、ガスを測定する世界初のセンサーのBME680。市場で唯一のUL認証3Dプリンターのドレメル。スマートフォンアプリとオンラインポータルを備えた統合的な電動自転車のNjon。
  • チャイルド・エンジェル - 混雑した公共の場所での迷子を避けるために親がWiFiとGPSを介して動きを追跡できる子供用のウエアラブル機器。
  • ディッシュ - HDで並列視聴も可能な初の4Kセットトップボックスの4Kジョーイ。スワイプ機能とタッチ機能を備えたデュアルモード・タッチパッドのホッパー・ボイス・リモート。最高のライブテレビとオンラインビデオが視聴できる独立型ストリーミングテレビサービスのスリングTV。
  • エプソン - 60インチのテレビ画面の25倍にディスプレーを拡張できるコンパクトデジタルプロジェクターのシネマ600。
  • ハイセンス - 青色レーザーダイオード光源を備えて明るさや色の劣化なしに2万5000時間の視聴が可能なVIDAAマックス100インチ・レーザーシネマTV。
  • LifeQ - 継続的に生理学的モニタリングとバイオ数学的モデリングを使用して、個人と人口全体の健康についての知見を提供。
  • キーフリー – 遠隔操作で車の始動と解錠を行う車両キーに電話を使用するデジタルキー。
  • LG – 背面の傷を10秒で「修復」する耐久性20パーセント増のLG Gフレックス2 - 5.5インチP-OLEDディスプレー。柔軟にカーブするOLED 77インチ4K。
  • モバイルヘルプとハネウェル - 長期的にバイタル・モニタリングを行う小さなウエアラブル機器のモバイル・バイタルズ。医療提供者と患者の間で健康データの収集とセキュアな通信を行う統一プラットフォームのセイモア。
  • モンスター - スーパースター・バックフロート・スピーカー(ワイヤレス、ブルートゥース、防水、水に浮く)。USBポート、ステレオ入力、ブルートゥース、デバイスからの直接ストリーミングなどを備えたサウンドステージ(S1、S2、S3モデル)。
  • パナソニック – 初の独自4Kブルーレイプレーヤー。スマートプラグ、窓・ドアセンサー、屋内・屋外カメラ、コードレスハンドセットを備えたDIYリモートホームモニタリングシステムのパナソニック・ホーム・モニタリング・システムKX-HN6002W。
  • クアルコム – LIFXと協力して、あらゆる電球をスマート電球に変えるライセンス可能技術のAllJoynを用いたWiFiベースのスマートライティングプラットフォームを提供。
  • シャープ - フレームレススマートフォンのAQUOSクリスタル。初スペックの85インチ8K液晶ディスプレー。世界最大の4KウルトラHD液晶商用ディスプレー。事実上あらゆる形状で消費者製品に組み込み可能な自由形状液晶ディスプレー。
  • ソニー – プレイステーション ヴュー。5軸手ブレ補正機能を搭載した世界初のフルフレームカメラのα7 II。4Kハンディカム(20.6メガピクセル)。世界最薄(1.2インチ)液晶テレビのX900Cシリーズ4KウルトラHDテレビ。
  • TCL - TV+(H9700)は、アクセサリーなしでテレビにアプリ、ゲーム、音声制御などを搭載した量子ドットテレビ。
  • ヴァレオ – 道路状況に応じて自動で加速、減速、車線維持を行う自動運転技術のCruse 4U。
  • フォルクスワーゲン -車内のパーソナライゼーションと直感的操作を実現しながら、ドライバーの注意散漫を低減するジェスチャー制御機能を搭載したゴルフRタッチ・コンセプトカー。半自動的に車庫に入る未来の駐車アシストのトレインド・パーキング。
  • ZTE - Wi-Fi機能、200ルーメン、オートフォーカス、反射防止、タッチスクリーン制御、スカイプ経由のビデオ会議機能を備えたスマートHDプロジェクターのThesPro 2。

編集者への注記:この世界的技術イベントの正式名称は「International CES®(インターナショナルCES)」です。2度目からは「CES」と短縮していただいてかまいません。

CESについて:

インターナショナルCESは、消費者向け技術のビジネスで力強い成長を見せている企業のための集まりです。40年以上にわたって、次世代の革新が市場に紹介される国際舞台となり、イノベーターや画期的な技術がその力量を試すことができる場としての役割を果たしてきました。CESはこの種のものとしては最大の実践的なイベントで、業界のあらゆる側面を取り上げています。また、米国の2110億ドル規模の消費者向けエレクトロニクス業界を代表するテクノロジー業界団体のコンシューマー・エレクトロニクス協会(CEA)が所有・運営しているため、業界に最も関連性の高い問題を取り上げるこのフォーラムには、世界中のビジネスリーダーや先駆的企業が参加しています。www.CESweb.orgおよびソーシャルメディア(http://www.cesweb.org/social)でCESのオンラインフォローをお願いします。

今後のイベント

  • 2015インターナショナルCES
    2015年1月6~9日、ネバダ州ラスベガス
  • CESアンベールド東京
    2015年2月18日、日本・東京
  • CEAウィンター・ブレイク
    2015年3月5~8日、コロラド州スノーマスビレッジ
  • 2015インターナショナルCESアジア
    2015年5月25~27日、中国・上海

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Consumer Electronics Association (CEA)
Tara Dunion, 703-907-7419
tdunion@CE.org
www.CE.org
or
Allison Fried, 703-907-7603
afried@CE.org
www.CESweb.org

Contacts

Consumer Electronics Association (CEA)
Tara Dunion, 703-907-7419
tdunion@CE.org
www.CE.org
or
Allison Fried, 703-907-7603
afried@CE.org
www.CESweb.org