東芝:エンタープライズ向けSSDのラインアップ拡充について

東芝:エンタープライズ向けSSD「HK3R2シリーズ」 (写真:ビジネスワイヤ)

東京--()--株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社は、19nm第二世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリを採用したエンタープライズ向けSSD「HK3R2シリーズ」と「HK3E2シリーズ」を製品化し、本日から出荷を開始します。

新製品の「HK3R2シリーズ」と「HK3E2シリーズ」は、当社MLC型[注1]NANDフラッシュメモリを採用し、6Gbit/sのSATAインターフェースを搭載したエンタープライズ向けSSDで、DWPD[注2](1日あたりのデータ書き換え容量の上限) 最大3倍まで対応します。当社は、SSD製品ラインナップを拡充することにより、急拡大するエンタープライズ用途で多様化するさまざまな要求に応えます。

新製品は、当社独自開発の誤り訂正技術である「QSBCTM[注3]を採用しています。「QSBCTM」では、複数のエラー訂正回路それぞれがSSD内部で発生するさまざまなエラーに対処することで、効率的で、より精度の高い処理を実現しています。また、パワーロスプロテクションやend-to-endデータプロテクションの機能を搭載し、データ保護の強化を図り、信頼性を高めています。

「HK3R2シリーズ」はDWPDが1倍で、最大容量960 GB[注4]までの製品をそろえ、リードキャッシュやメディアストリーミングサーバーなどの用途に適しています。

「HK3E2シリーズ」はDWPDが3倍で、最大容量800 GBまでの製品をそろえ、メールサーバーやウェブサーバーなどの用途に適しています。

当社は、SSDのラインアップを強化、拡充し、多種多様な市場ニーズに応えると共に、拡大を続けるエンタープライズ向けSSD市場を喚起、牽引していきます。

■新製品の主な仕様:

「HK3R2シリーズ」

   
フォームファクタ   2.5型 7.0 mm厚
型名 THNSNJ120PCSZ   THNSNJ240PCSZ   THNSNJ480PCSZ   THNSNJ960PCSZ
メモリ 東芝19nm第二世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリ
記録容量 120 GB 240 GB 480 GB 960 GB
性能   Sequential Read (64 KiB[注5]) 500 MiB/s
Sequential Write (64 KiB) 120 MiB/s 270 MiB/s 400 MiB/s 400 MiB/s
Random Read (4 KiB)

75 KIOPS[注6]

Random Write (4 KiB) 4 KIOPS 10 KIOPS 12 KIOPS 14 KIOPS

インター
フェース

物理

SATA revision 3.2 1.5/3/6 Gbit/s

コマンド ATA/ATAPI Command Set – 3 (ACS-3)
外形寸法 (L)100.0 mm x (W)69.85 mm x (H)7.00 mm
DWPD   1
 

「HK3E2シリーズ」

   
フォームファクタ   2.5型 7.0 mm厚
型名 THNSNJ200PCSZ   THNSNJ400PCSZ   THNSNJ800PCSZ
メモリ 東芝19nm第二世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリ
記録容量 200 GB 400 GB 800 GB
性能   Sequential Read (64 KiB) 500 MiB/s
Sequential Write (64 KiB) 270 MiB/s 400 MiB/s 400 MiB/s
Random Read (4 KiB) 75 KIOPS
Random Write (4 KiB) 20 KIOPS 30 KIOPS 30 KIOPS

インター
フェース

物理 SATA revision 3.2 1.5/3/6 Gbit/s
コマンド ATA/ATAPI Command Set – 3 (ACS-3)
外形寸法 (L)100.0 mm x (W)69.85 mm x (H)7.00 mm
DWPD   3
 

[注1]Multi Level Cell(メモリセルに2ビットのデータを格納するNAND型フラッシュメモリの記憶方式)。
[注2]Drive Write Per Day(1日にドライブの全容量を書き換えできる上限回数)。実際には搭載システムや使用条件に依存します。
[注3]Quadruple Swing-By Code。QSBCは株式会社東芝の商標です。
[注4]記憶容量:1MB(1メガバイト)=1,000,000(10の6乗)バイト、1GB(1ギガバイト)=1,000,000,000(10の9乗)バイト、1TB(1テラバイト)=1,000,000,000,000(10の12乗)バイトによる算出値です。しかし、1GB=1,073,471,824(2の30乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
[注5]1キビバイト(KiB)は1,024バイト(2の10乗)、1メビバイト(MiB)は1,048,576バイト(2の20乗)として計算しています。
[注6]Input Output Per Second(1秒間に読み書きできる回数)

*製品仕様は予告なく変更する場合があります。

当社エンタープライズ向けSSD製品の詳細については下記ページをご覧ください。
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/storage-products/enterprise-ssd.html

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
cSSD営業推進部
Tel:03-3457-3432

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

Contacts

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
東芝セミコンダクター&ストレージ社
高畑浩二
Tel: 03-3457-4963
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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