東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は、次世代のインフォテインメントアプリケーションに対応し、高解像度のビデオ、オーディオストリームの転送やイメージセンサとの接続を実現する新たな車載向けコンパニオンチップ「TC358791XBG」を発売します。本日からサンプル出荷を開始、2015年3月に量産出荷を開始する予定です。
新製品はGigabit
Ethernetのインターフェースを持ち、Ethernet AVB注1の規格をサポートしており、低遅延でのフロント/リア/サラウンドカメラや、オーディオ転送、ビデオデータのヘッドユニットへの転送、リアシートエンターテインメントシステムへの転送など、幅広いアプリケーションに対応します。さらに新製品はUSB3.0やMIPI®
CSI-2/DSIの接続性により、市場の最先端車載向けアプリケーションプロセッサをサポートすることが可能で、オーディオ、ビデオデータをシームレスに接続できます。また、AEC-Q100
(Grade3)注2の対応を予定しています。本製品を使用することにより車載インフォテインメントシステムの開発から量産までの時間の短縮のみならず、部品点数低減の両方が可能となります。
新製品の主な特長
- Gigabit Ethernetのインターフェースを持ち、オーディオ、ビデオデータをEthernet AVB規格で、USBインターフェース経由でアプリケーションプロセッサと通信可能。
- 駐車支援システム向けビデオデータを含め複数のビデオデータの受信ができ、ヘッドユニット、クラスターなどの2つのLVDS注3ディスプレイに同時表示が可能。また、一つのビデオデータ入力を2つのLVDSディスプレイにスプリットして同時表示することも可能。
- HDMI® 1.4のレシーバーを登載しており、HDMI®対応機器や、スマートフォンと接続可能。
- コンポジット映像信号(CVBS)入力をサポートし、アプリケーションプロセッサの起動を待つことなく、リアビューカメラデータを直接LVDSパネルに出力する機能や、IQ (In-Phase signal and Quadrature-Phase signal)インターフェースからのオーディオデータをパケット化してUSBインターフェースを介してアプリケーションプロセッサに中継する機能
アプリケーション
車載インフォテインメント、ドライバーアシスタンスアプリケーション
新製品の主な仕様 |
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品番 | TC358791XBG | |
入力信号 |
HDMI® 1.4
MIPI® CSI-2/DSI CVBS SPI, IQ |
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出力信号 |
MIPI® CSI-2
LVDS Dual-link, Single-link |
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双方向信号 |
I2S, TDM
USB3.0 RGMII |
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電源電圧 |
MIPI®: 1.2V
CORE/PLL: 1.1V HDMI®/USB2.0 : 3.3V RGMII : 2.5V LVDS/USB3.0 : 1.8V I/O: 1.8V and 3.3V |
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パッケージ | FBGA257 (15mm×15mm,0.80mm pitch) |
注1:IEEE 802.1 Audio/Video Bridging。Ethernetで映像や音楽を伝送するための規格。
注2:自動車業界が策定する集積回路の信頼性認定試験基準。
注3:Low
voltage differential signaling (LVDS)。高速の差動インターフェース。
*MIPIは、MIPI Alliance,Inc.の商標または登録商標です。
*HDMIは、HDMI Licensing
LLCの商標または登録商標です。
*Ethernetは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
*その他本文中に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。
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