デンバー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- MPEG LAは本日、HEVC特許ポートフォリオライセンス(HEVCライセンス)の提供について発表しました。この共同ライセンスには、高効率映像符号化(HEVC、H.265、MPEG-H Part 2)に必須の特許が含まれています。HEVCは映像符号化および伝送の効率を改善できるよう設計されており、インターネット、テレビ、モバイルサービスのプロバイダーや消費者にとっては速度や容量が向上するという利点を実現します。またHEVCにより、4Kおよび8Kの超高精細TV(UHDTV)向けに、放送、ストリーミング、ダウンロード、4Kブルーレイにおいて、より高解像度の次世代HDTVビデオを実現できると期待されています。
MPEG LAのラリー・ホーン社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「HEVCライセンスに対する市場の準備は整っており、このライセンスを提供できることはMPEG LAにとって誇りです。この重要技術を効率的な代替ライセンス手法で提供できるよう協力し、多大な努力をされたHEVC特許所有者の皆さんを称賛したいと思います。」
MPEG LAのビル・ギアリー事業開発担当副社長は、次のように語っています。「HEVCライセンスは、MPEG LA®ライセンシング・モデルが果たす役割を新たな例で示すものです。このモデルにより、新登場の技術のライセンスを標準必須特許(SEP)として妥当な条件で利用できます。」
HEVCライセンス契約書のコピーはhttp://www.mpegla.com/main/programs/HEVC/Pages/AgreementExpress.aspxで入手可能です。
HEVCライセンス契約書の要約はhttp://www.mpegla.com/main/programs/HEVC/Pages/Agreement.aspxで確認可能です。
現在、HEVCライセンスには以下の23組織が所有するHEVCの必須特許が含まれています。
アップル | |
韓国電子通信研究院(ETRI) | |
富士通 | |
日立マクセル | |
ヒューマックス・ホールディングス | |
インテレクチュアル・ディスカバリー | |
JVCケンウッド | |
韓国科学技術院(KAIST) | |
韓国放送公社(KBS) | |
KT | |
M&Kホールディングス | |
NEC | |
Newratek | |
日本放送協会(NHK) | |
日本電信電話(NTT) | |
NTTドコモ | |
オレンジ | |
サムスン電子 | |
シーメンス | |
SKテレコム | |
Tagivan II | |
コロンビア大学評議員会(ニューヨーク市) | |
Vidyo |
MPEG LAの目的は、可能な限り広範囲のHEVC必須知的財産を世界規模で利用できるようにすることです。従ってMPEG LAは、HEVC規格に必須の特許を所有すると考えるすべての関係者による特許提出を歓迎します。これらの特許は、HEVCに必須かどうかについてMPEG LAの特許専門家の評価を受け、必須と判断されればHEVCライセンスに含められます。関係者は、特許提出についての条件と手順のコピーをhttp://www.mpegla.com/main/programs/HEVC/Pages/Licensors.aspxからご請求できます。
MPEG LAについて
MPEG LAは、代替技術ライセンスの世界的なリーダー企業です。ユーザーが選択した技術の特許権への便利なアクセスを支援するMPEG LAは、革新成果を広く採用するための機会を創出し、革新活動を促進するライセンシングソリューションを提供しています。MPEG LAの先駆的なMPEG-2ライセンス・プログラムは、史上最高の普及度を誇る消費者向け電子機器の規格を生み出しました。このライセンスは無数の他の技術を取り扱う上でのひな形となっています。MPEG LAは現在、9200以上の特許から構成されたライセンシングプログラムを75カ国で運営しており、ライセンサーは189、ライセンシーは約5800を数えます。詳しい情報については、http://www.mpegla.comをご覧ください。
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