トレンドフォース: 中国で中国製スマートフォンのブランド認知度が高まる一方、アップルの首位は変わらず

台湾・台北--()--(ビジネスワイヤ) -- 世界のスマートフォン市場は成長が鈍化し、成長が制約される成熟期に入っています。特に、欧州や北米などの成熟市場では、スマートフォンの伸びは1桁台になると見通しです。とはいえ、顕著な成長が見込まれる中国市場において競争が激しさを増す中で、シャオミ(小米科技)、ファーウェイ(華為技術)、レノボ(聯想集団)が低価格スマートフォンの市場セグメントで大きく市場シェアを伸ばしています。

ブランドの認知度ではアイフォーン(iPhone)とサムスンが首位ながら、中国ブランドの伸びも無視できない

台湾を拠点とするトレンドフォースの消費者行動調査部門アバンティ(上海)による新報告書によれば、統計調査の結果、特定ブランドを挙げずにスマートフォンについて尋ねたところ、中国の消費者のざっと半数が、最も関心があるのはアップル(50%)とサムスン電子(25%)の製品だと答えています。

しかし、中国メーカーの製品が中国の消費者に与える印象は次第に強くなっています。2012年から2014年第2四半期までを通して、アイフォーン製品とサムスン製品に対する需要が増えた一方、シャオミ、ファーウェイ、レノボの製品需要も増えています。シャオミの伸びが最も大きく、同社に最も関心があると答えた消費者の割合は、10四半期の間に3%から27%へと24ポイントも増加しています。一方、ファーウェイは3%から23%に、レノボは8%から18%に増加しています。こうした数字は依然として、アップルやサムスンの製品に関心を持つ消費者の割合とは比べものになりませんが、これら企業の製品に急速に関心が向いていることを明確に示しています。

中国の消費者は国内製品を進んで購入したいと思っており、シャオミが3位を保持

中国の消費者がどんなスマートフォンを購入したいと思っているかについて、2012年第1四半期から2014年第2四半期までの間に明らかな変化がありました。当初、アイフォーンの購入を希望する人の割合は37%でしたが、この割合は2013年第3四半期時点で低下しています。アバンティが考えるに、これは消費者が同社のスマートフォンに新たなイノベーションが取り入れられておらず、期待よりも画面が小さい(4インチ)と感じたことが原因です。しかしアイフォーン5cとアイフォーン5sの発売により、この第2四半期にはアップルの購入を望む消費者の割合は22%に増加し、再び首位を奪還しています。

プレスリリース全体についてはhttp://press.trendforce.com/press/20140724-1506.htmlをご覧ください。

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