ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- JPモルガン・チェース（NYSE: JPM）は本日、軍従事者・退役軍人の顧客を支援するプログラムを大幅に強化すると発表しました。
JPモルガン・チェースのジェイミー・ディモン会長兼最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「本日発表するプログラムはスタートであり、決してゴールではありません。当社はこれまでも軍従事者および退役軍人の皆さまに大いなる敬意を払ってきましたが、差し押さえに関連した軍従事者に対する当社の過ちはこの実績を汚すものであり痛ましい出来事です。軍従事者のお客さまならびにそのご家族にはこの過ちを深くお詫びします。過去の事実を覆すことはできませんが、これらの過ちに対する責任を果たし、修正し、この出来事から教訓を得ることはできます。本日、当社は軍従事者・退役軍人コミュニティーと共に新たな前進の道を切り開き、軍従事者・退役軍人の皆さまへのサービス提供を当社の日々の業務の中核に据えたいと考えています。軍従事者の皆さまは、そのような待遇を受ける資格以上のものをお持ちです。」
本日発表したチェースの新しいプログラムは、次の通りです：
軍人市民救済法（SCRA）に基づく金利の引き下げ
2011年4月1日より、必要な承認が得られた場合、チェースはSCRAによる保護対象となる軍従事者向けに払戻または同様のプログラムを導入します。これは現役勤務の期間とその後1年間は適格借り主の実効住宅ローン金利を4%に下げるプログラムです。この金利上限は現在SCRAで定められた金利の6%より2%低い数値です。
軍従事者向け条件変更プログラム
2011年4月11日よりチェースは、2001年9月11日まで遡って現役勤務に就いたすべての軍従事者向けに改良条件変更プログラムを導入します。このプログラムは住宅ローンの返済滞納者または返済困難者に提供されます。必要な規制当局および投資家の承認を得られた場合、このプログラムは政府の住宅ローン修正プログラム（HAMP）の要件を上回る好条件のものとなります。また、チェース所有またはチェースが管理回収する第1住宅ローンの条件を変更する場合、同じ不動産物件にチェースが所有する二番抵当がかけられている場合は、この第2のローン金利を1%に変更します。
住宅保有支援
- チェースは、現在配属されている現役軍従事者に対して担保差し押さえを行いません。この変更は現行のSCRA要件を上回る好条件です。現行SCRAでは現役勤務に従事する前に融資を受けた場合のみ軍従事者を差し押さえから保護します。
- チェースは、SCRAによる保護を受けた軍従事者に対して誤って差し押さえ手続きを行わないようにする制度と管理体制が完備できたと考えています。SCRAによる保護を受けることができたはずの軍従事者の借り主に対して誤って差し押さえを執行していた場合は、物件の競売を取り消すとともに、住宅ローン残高の全額を免除します。今後、SCRAの保護を受けたお客さまに対して誤って担保物件を競売にかけた場合にも、住宅ローン残高はすべて免除します。
- チェースは、非営利パートナーを通じて今後5年間で1000戸の住宅を軍従事者・退役軍人に寄付します。
- チェースは、2011年末には以下の大規模軍事基地の近郊都市に新たに5つのチェース住宅保有センターを開設します。
- テキサス州フォートフッド（キリーン）
- バージニア州ノーフォーク海軍基地（ノーフォーク）
- ノースカロライナ州フォートブラッグ／ポープ空軍基地（フェイエットビル）
- ノースカロライナ州キャンプ・レジューン（ジャクソンビル）
- ケンタッキー州フォートキャンベル（テネシー州クラークスビル）
- 2011年、チェースは大規模軍事基地の近郊で10件の借り主支援イベントを開催します。
- チェースはすべての住宅保有センターに、SCRA、軍問題、チェースの特別軍関連プログラムの専門訓練を受けた従業員を配置します。
雇用
JPモルガン・チェースは退役軍人に仕事と訓練を提供するため次のような重要な措置を講じます。
- 他の大手企業雇用主と連携し、今後10年間で合計10万人の軍従事者・退役軍人の雇用を目指します。すでに数社の企業パートナーから確約を得ており、他の多くの企業にも問い合わせています。この連携については数週間後に全詳細を発表します。
- すべての納入業者に対して軍人雇用慣行を開示するよう求め、そうしたプログラムへの力の入れ方を契約決定の際に考慮します。現在、当社は業者に対して多様性慣行を開示するよう求めていますが、軍人雇用慣行の開示がこれに追加されます。
教育と訓練
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シラキュース大学との画期的な協力により、JPモルガン・チェースは退役軍人専用に技術職に就くための技術教育過程を提供します。この無料プログラムに応募する資格があるのは、2001年9月11日に遡って現役任務に就いたすべての軍従事者です。この教育課程はインターネットで行われるため、学生はどこからでも履修することができます。JPモルガン・チェースは米国で2万人の技術職員を雇用し、欠員を補充する際にはこの学校の卒業生を積極的に採用する予定です。
このプログラムの詳細についてはwww.veterans.syr.eduをご覧ください。入学の詳細については数週間以内にchasemilitary.comで発表します。
退役軍人諮問委員会
チェースは、こうしたプログラムや軍従事者・退役軍人コミュニティーを支援する他の方法について会社にアドバイスする退役軍人諮問委員会を設立します。委員長は、JPモルガン・チェースの業務管理・退役軍人担当責任者のトム・ヒギンスが務めます。ヒギンスは米国政府に24年間勤務した後、最近当社に入社しました。公務員としての経歴においてヒギンスは米国軍のすべての部門と関わりの深い仕事を行い、米国海軍での勤務経験を持っています。ヒギンスは、特に現役任務に赴く軍従事者や任務を終えて戻ってきた軍従事者固有の問題を深く理解しています。
SCRA管理の強化
チェースはすでに、軍従事者顧客向けのサービスと商品にいくつかの変更を行っています。専門家グループが配属されて24時間年中無休で稼働する軍従事者顧客専用のホットラインも用意されています。当社では管理を大幅に強化し、融資を適切に分類し、SCRA保護期間を確認し、確認を複数回行ってその記録もとることで借り主がSCRA適格者でないことを確実に確かめるように。
チェースは、マギー・ベルナップを会社全体のSCRA監督責任者に任命したことを発表します。ベルナップは退役大佐で、ウェストポイントの陸軍士官学校で経済金融学の学部長を務めました。ベルナップはウェストポイントの卒業生であり、1981年から2008年まで陸軍に従事し、「砂漠の嵐作戦I」の遠征戦闘任務も経験しました。ベルナップは2008年にJPモルガン・チェースに入社し、現在資産管理サービスのグローバル業務管理運営ヘッドを務めています。
リテール金融業務部門のチャーリー・シャーフ最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「当社は今後も軍従事者・退役軍人顧客へのサービス提供をしっかりと監視し、あらゆる事例で正しく業務を行っていることを100%確信するまでは満足しません。当社は、一部の軍従事者顧客の信頼を裏切ったことを理解し、これを取り戻すために懸命な努力が必要だと認識しています。そしてこれにしっかりと取り組んでいきたいと思います。当社はパートナーとして軍従事者コミュニティーと協力し、軍の英雄にサービスを提供するあらゆる業界を通じた最良の企業になることを目指します。」
JPモルガン・チェースのチェース・ホーム・レンディング担当最高総務責任者（CAO）であるフランク・ビジニャーノは、次のように述べています。「軍従事者の皆さんは我が国を守り国民の日々の生活を守っています。彼らには、国民に自由な生活を送れる特権を与えてくれたことに対して特別な地位と恩恵を受ける価値があります。この考えを軍従事者顧客のために正しく実践する一環として、当社は軍従事者の皆さんが住宅を保有し、ローンを返済し、訓練を受けて職を見つけられるよう支援します。この行動は今始まったばかりです。」
チェースのローンについて質問のある軍従事者の借り主は以下のホットライン番号までお電話ください。
- 住宅ローンに関するご質問：877-469-0110
- クレジットカードに関するご質問：888-520-3863
- 他の消費者商品に関するご質問：800-242-7399
現在、軍従事者・退役軍人が利用できる当社プログラムの詳細については、www.chasemilitary.comをご覧ください。
JPモルガン・チェース（NYSE: JPM）は、世界的金融サービス大手として、2.1兆ドルの資産を持ち、60カ国以上で事業を営んでいます。JPモルガンは、投資銀行、消費者向け金融、小企業向け銀行、商業銀行、金融取引処理、資産運用、プライベート・エクイティの各サービスで有数の企業です。ダウ・ジョーンズ工業株価平均指数の構成企業として、JPモルガン・チェースは、米国および世界における有数の事業会社、金融機関、公的機関に属する数百万人の顧客に、JPMorgan、Chaseのブランド名でサービスを提供しています。JPモルガン・チェースの詳細については www.jpmorganchase.comをご覧ください。
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