ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 世界的な電力技術会社のインテリジェント・エナジーは本日、JSAE年次大会にて当社の第4世代空冷式燃料電池電源装置を発表しました。第4世代装置は、二輪車および四輪車へ簡単に搭載できるよう設計したものです。本技術は、スズキ株式会社との提携により開発しました。
この第4世代燃料電池電源装置は、必要な補助部品を装備することで、車両メーカーが自社製品に以前にも増して容易に搭載できるようにしています。インテリジェント・エナジーの最新の専有的燃料電池技術を採用した第4世代装置は、電力密度が高く、コンパクトで、自己完結的なシステムとなっています。この電源は、定格3.9kWの連続稼働が可能で、短時間では4kW超を提供でき、小型燃料電池電気自動車の原動機電源として、また大型車のレンジエクステンダーとして設計されており、従来の内燃機関に対するゼロエミッションの代替手段を提供するとともに、バッテリーのみの電気自動車でよく経験する走行距離の不安に対処するものです。
第4世代装置は、厳格な車両要件を満たすべく、衝撃・振動試験、稼働温度範囲における反復熱サイクルを含め、広範な稼働・性能試験プログラムに基づき、包括的な開発プロセスを経ています。第4世代燃料電池を製造でき、将来の拡張に対応できる製造ラインは、2013年にSMILE FC System Corporationで試運転が行われています。同社はインテリジェント・エナジーとスズキが横浜に設立した合弁会社です。
インテリジェント・エナジー動力部門のマネジングディレクターを務めるジェームズ・バチェラーは、次のように述べています。｢数多くの自動車OEMが燃料電池電気自動車を市場投入する段階になれば、今回の成果は製造と拡張可能な生産量を計画する上で、大きな前進となります。当社の新たな第4世代燃料電池電源装置により、車両メーカーは性能を犠牲にすることなく、スペースと重量、コストを低減できるようになります。第4世代装置を自己完結型の燃料電池電源装置として提供することで、新規の顧客と従来の顧客に簡素なソリューションを提供でき、顧客は自社開発に伴う高コスト・高リスクを回避しながら、多様なゼロエミッション量産車の市場投入期間を短縮することが可能です。｣
「インテリジェント・エナジーの燃料電池ポートフォリオでは、業界が提供し得る最高の電力密度スタックの一角を占め、自動車量販市場向けに設計された製品を取り揃えています。」
「第4世代装置の用途は自動車業界の外（例えば、補助電源装置や航空宇宙など）に広がっており、私たちは既存のお客さまと市場向けに販売を拡大するとともに、本製品を新たな画期的用途向けに商業化していきたいと思います。」
インテリジェント・エナジーについて
インテリジェント・エナジーは携帯機器用小型電池パックから無公害車のパワートレイン、常時オン・インフラのための定置式電源装置に至るまで、世界の家庭用電子機器、自動車、分散型電力および発電市場に向け、効率的でクリーンなエネルギー技術を開発しています。
当社の高度な技術アーキテクチャーは国際的企業に採用され、マスマーケット向けの差別化された費用対効果の高い燃料電池システムを実現しています。この技術により、インテリジェント・エナジーと当社の業界パートナーは人々の生活を支える手軽で日常的なエネルギーソリューションを生み出し、継続的な電力供給と生産性という難題を解決しています。
インテリジェント・エナジーの本社および主要設備は英ミッドランズ地域のラフバラにあります。
インテリジェント・エナジーの詳細については、ワードプレス、ツイッター、ユーチューブ、リンクトインをご覧ください。
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