東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は小型・薄型4ピンのSO6パッケージのフォトボルカプラ2製品「TLP3905」と「TLP3906」を製品化し、本日から量産を開始します。
フォトボルカプラは、フォトリレーの受光側に通常搭載されているMOSFETを排した構造の製品です。ユーザーが外付けでMOSFETを自由に選定することにより、通常のフォトリレーを超える電圧・電流の制御を可能とする絶縁スイッチを構成することができます。新製品は、従来品「TLP190B」や 「TLP191B」の基本性能を維持しながら、高温動作125℃(最大)と絶縁耐圧3750Vrms(最小)に対応し、応用範囲を広げています。
また、「TLP3906」はMOSFETのゲート電荷を放電する制御回路を内蔵しており、放電抵抗を使用する「TLP3905」に比べてターンオフ時間を約3倍に高速化することができます。また、「TLP3906」は開放電圧最小値確保のためのトリガLED電流を保証することにより、LED消費電流の低減設計を容易にすることが可能になります。
応用機器/アプリケーション
各種テスタの電源ライン切替や測定ライン切替の応用や、PLC応用での大電流出力制御。
新製品の主な仕様 |
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従来品 | 新製品 | |||||||||||||
TLP190B | TLP191B | TLP3905 | TLP3906 | |||||||||||
パッケージ | MFSOP6 | SO6(4pin) | ||||||||||||
特長 | 放電抵抗無し | 放電抵抗内蔵 | 放電抵抗無し | 制御回路内蔵 | ||||||||||
項目 | 記号 | 単位 | - | - | - | - | ||||||||
開放電圧(最小) | VOC | V | 7 | 7 | 7 | 7 | ||||||||
短絡電流(最小) | ISC | µA | 12 | 12 | 12 | 12 | ||||||||
トリガLED電流(最大) | IFT | mA | - | - | - | 3 | ||||||||
絶縁耐圧(最小) | BVs | Vrms | 2500 | 3750 | ||||||||||
スイッチング 特性 |
ターンオン時間
(標準) |
tON | ms | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.2 | |||||||
ターンオフ時間
(標準) |
tOFF | ms | 1 | 3 | 1 | 0.3 | ||||||||
測定条件 |
IF=20mA, |
IF=20mA CL=1000pF |
IF=10mA, RL=510kΩ, CL=1000pF |
IF=10mA, CL=1000pF |
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対応安全規格 | UL, cUL | UL, cUL, VDE(申請中) | ||||||||||||
フォトカプラ/フォトリレー製品については下記ページをご覧ください。
http://www.semicon.toshiba.co.jp/product/opto/coupler/index.html
お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
オプトデバイス営業推進部
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