ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- エクソン モービル コーポレーション(NYSE:XOM)が将来の需要の成長に対応するための新たなエネルギー源の開発に今後5年間で約1850億ドルを投資すると、レックス・W・ティラーソン会長兼最高経営責任者(CEO)が本日ニューヨーク証券取引所で行った講演で語りました。
ティラーソンは、投資アナリストを対象とした講演の中で次のように述べています。「世界経済が困難な時期にあっても、エクソンモービルは経済の回復と成長を支えるために必要となるエネルギーの供給に向けて投資を継続しています。」
ティラーソンによれば、効率性が大幅に向上した場合でも、エクソンモービルは世界のエネルギー需要が2040年までに30パーセント増加する(2010年比)と見込んでいます。電力需要に伴って天然ガスが主要なエネルギー源として最も急成長し、石油と天然ガスが今後30年間のエネルギー需要の60パーセントを満たすと予想されています。
その需要への対応を支えるため、エクソンモービルは2016年まで年間約370億ドルの投資を予定しています。
ティラーソンは、次のように述べています。「従来型燃料の供給の拡大と新エネルギー源の推進を目指して新たなエネルギー技術を開発するためには、前例のない大規模な投資が必要になるでしょう。私たちは、あらゆる資源の種類や地域にわたって多様な高品質の機会を開発しています。」
2012~2014年には計21件の主要な石油・ガスプロジェクトが生産を開始します。当社は、2012年と2013年に9件の主要プロジェクトの開始を予定し、2016年までに原油換算で日産100万バレル以上の純産出量を追加できると予測しています。
この会合で、当社は2011年の主要な成果と今後の計画について説明しました。要点は以下の通りです。
- エクソンモービルは、2011年の生産量の107パーセントを置換し(資産売却を除けば116パーセント)、確認埋蔵量は原油換算で249億バレルに増加しました。当社は、18年連続で100パーセントを超える置換率を達成し、確認埋蔵量は原油換算で18億バレル増加しました。
- 今後2年間で、西アフリカの4カ所、カザフスタンのカシャガン油田第1フェーズ、カナダのカール・オイルサンド・プロジェクトを含む9件の主要な川上プロジェクトが開始される予定です。
- 川下事業については、当社はタイの製油所で大規模なプロジェクトを完了しました。これにより、自動車用低硫黄燃料の供給が日量5万バレル以上増加する予定です。エクソンモービルのシンガポールの製油所と合弁事業によるサウジアラビアの製油所における新たな施設を含め、さらなるプロジェクトが進行中です。
- シンガポールの化学施設の大規模な拡張が完了間近です。2012年中は試運転と開始に向けた活動を継続する予定で、ほかにない原料の柔軟性を備えた世界規模の統合プラットフォームとなります。この拡張により年間260万トンの生産能力が追加され、アジア太平洋における需要拡大への対応に貢献するでしょう。
エクソンモービルがニューヨーク証券取引所でアナリスト向けに行っている年次発表は、今年で10年目になります。
注意事項:本リリースに含まれる予測、予想、事業計画、およびその他の将来の事象または状況の記述は将来見通しに関する記述です。需要の成長および構成、設備投資、資源採掘、生産量および成長、ならびにプロジェクトの計画・日程・結果を含む将来の実際の結果は、石油・ガス産業に影響を及ぼす市場環境の変化(石油およびガス価格の長期的水準を含む)、景気後退の発生および期間、将来の技術的進展、政治または規制の動向、貯留層挙動、開発プロジェクトの適時の完了、商業交渉の結果、技術または操業上の予期せぬ出来事、およびエクソンモービルの最新のフォーム10-Kの1A項で説明され、当社ウェブサイト(www.exxonmobil.com)の投資家(Investors)セクションに掲載されているその他の要因により大きく異なるものとなることがあります。
本リリースに記載された確認埋蔵量は、2009年以後については現在の米証券取引委員会(SEC)の定義に基づいていますが、それより前の確認埋蔵量は当時のSECの定義とは異なる根拠に基づいて決定されたものです。特に、18年連続での100パーセント以上の置換率の声明に含まれる2009年より前の年の埋蔵量は、当社が実際に経営判断で使用する価格とコストにより決定されたものであり、SECの定義による実際の価格によって決定されたものではありません。エクソンモービルの価格ベースで決定された埋蔵量には、どの年についてもオイルサンドと持分法適用会社の保有埋蔵量が含まれます。2009年より前のSECの定義による埋蔵量には、これらの数量が含まれませんでした。
「資源」および「資源量」には、発見された石油およびガスのうち、まだ確認埋蔵量に分類されないものの将来において最終的に回収が期待される量が含まれます。「資源量」は、SECによる「推定埋蔵量」ないし「予想埋蔵量」の定義との一致を図ったものではありません。
確認埋蔵量および資源に関する詳細は、当社ウェブサイトの投資家セクションに掲載されている「一般的に使用される用語(Frequently Used Terms)」をご覧ください。
エクソンモービルについて
国際的石油・ガス上場企業として最大のエクソンモービルは、その技術と革新により、世界の増大するエネルギー需要に対応しています。エクソンモービルは、業界をリードする資源量を持つ最大の精製会社であり、石油製品の販売会社です。系列の化学企業は世界最大規模を誇ります。詳細についてはwww.exxonmobil.comをご覧ください。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。