シリコン・モビリティーがOLEA®向けのシームレスな開発フレームワークとなるOLEA®コンポーザーを発表

OLEA® Composer (Graphic: Business Wire)

OLEA® Composer (Graphic: Business Wire)

仏ソフィア・アンティポリス--()--(ビジネスワイヤ) -- モビリティーのクリーン性・安全性・スマート性を改善するための半導体ソリューションを開発するテクノロジーリーダーのシリコン・モビリティーは本日、OLEA® 技術をフル活用したモデルベースの設計に基づくシームレスな開発・校正フレームワークとなるOLEA®コンポーザーを発表しました。

シリコン・モビリティーは既にOLEA® T222を発表しています。OLEA® T222はAMEC® FLU組み込みプログラマブルロジックの持つハードウエア柔軟性、そしてARM® Cortex-R5F CPU の持つソフトウエア柔軟性を、車載用に適合する単一半導体に統合した独自ソリューションです。OLEA®コンポーザーは、Vモデル開発ライフサイクル全体にわたり、多様な有力開発ツールセットを連携させます。モデルインザループ(MiL)やソフトウエアインザループ(SiL)からハードウエアインザループ(HiL)に至るまで、開発者は開発・検証・校正の時間を大幅に短縮するとともに、OLEA®コンポーザーにおけるハードウエアとソフトウエアの切り分けによって大幅に性能を向上させることができます。

OLEA®コンポーザーは、MiLシミュレーションや最適化自動コードの生成・コンパイルを実現するためのMATLAB / Simulink向けフレームワークであるOLEA® T222ターゲット・フレームワークを同梱しています。本フレームワークはAMEC® FLUおよびOLEA® CPUというハードウエアリソースのための完全なターゲットモデルセットを含んでいるため、OLEA® T222の独自アーキテクチャーに適合するアルゴリズムをリファレンスモデルから効率的に設計することができます。CPUおよびAMEC® FLUのためのコードは、MATLABからコヒーレントな形で同時に自動生成されます。生成されるコードは、直ちにAUTOSAR 4.2の複合デバイスドライバーとして使用することができます。AMEC® FLUのプログラミングは、メンター・グラフィックスのRTLプレシジョンをベースとするツールであるOLEA® AGILISを使用して行い、合成、プレーシング、ルーティング、ビットストリーム生成が可能です。

SiLシミュレーションステージをサポートするために、OLEA®コンポーザーには、シノプシスのVirtualizer Development Kitを使用したシステムCモデルのOLEA® T222となるOLEA® T222仮想プロトタイピングモデルが含まれています。OLEA® T222 MCALはOLEA®コンポーザーの一部として同梱されています。ハードウエアコードのシミュレーションもOLEA® T222 AMEC RTLシミュレーションモデルを使用して行うことができます。このモデルはAMEC® FLUのレジスター転送レベルのモデルで、サイクル精度のシミュレーションや、深い信号同期調整を行うことができます。

OLEA® T222開発ボードにはOLEA® T222スターターキットが含まれているため、ユーザーはHiLレベルで設計を検証することができます。本フレームワークは計測や校正の機能を備えています。OLEA® T222のプログラマブルリソースを活用することにより、変数の計測やパラメーターの設定は負担がかからず、完全にオブザーバブルで、修正ができ、ロケーション(CPUかAMEC® FLUか)に影響されず、1つのJTAG/TRACEポートインターフェースを使用します。

シリコン・モビリティーのBruno Paucard最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「OLEA®コンポーザーは開発者の業務を根本的に変えるものです。OLEA®コンポーザーを使用することにより、モデルからハードウエアに至るまでの設計、検証、完全な校正の期間は、当社の顧客が通常報告している数カ月ではなく、数日となります。OLEA®コンポーザーは、当社のソリューションやライブラリーの独自性をフルに生かしながら、世界のさらに広範なオープンエコシステムとの適合性を保証しており、当社の提供製品を申し分なく充実させるものです。」

OLEA®コンポーザーは既に、限定顧客に提供可能となっています。OLEA® T222、OLEA®コンポーザー、OLEA® LIBは、エンベデッド・ワールド2017に出展するシリコン・モビリティーのブースで展示します。詳細については、このイベントの前に発表する予定です。

シリコン・モビリティーについて
シリコン・モビリティーは、クリーン、安全、高性能な車載向けマイクロコントローラーのテクノロジーリーダーです。
当社は、柔軟かつリアルタイムの安全でオープンな半導体ソリューションを設計・開発・販売し、自動車業界がエネルギー効率を高め、CO2等の排出を削減しつつ、乗客の安全を維持できるようにしています。
シリコン・モビリティーの製品は、ハイブリッド/電気自動車の電気モーター、バッテリー、エネルギー管理システムを制御します。シリコン・モビリティーの技術を利用することで、メーカーは効率を改善し、電気モーターのサイズ、重量、コストを削減して、バッテリーレンジと耐久性を向上できます。
シリコン・モビリティーの技術と製品により、OEMは自動車のパワートレイン電子化と完全自動運転の導入を加速させることができます。
シリコン・モビリティーの本社は、フランスのソフィア・アンティポリスにあります。

詳細情報については、www.silicon-mobility.comをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Communication/Press contact:
Silicon Mobility
David Fresneau, Tel: +33 (0)487 791 020
E-mail : david.fresneau@silicon-mobility.com

Contacts

Communication/Press contact:
Silicon Mobility
David Fresneau, Tel: +33 (0)487 791 020
E-mail : david.fresneau@silicon-mobility.com