レノボ、2016/17年度第2四半期には利益が改善

  • 売上高は前年同期比8パーセント減の112億米ドル、前四半期比では12パーセント増
  • 税引前利益は1億6800万米ドル、これに対して前年同期は8億4200万米ドルの損失
  • 純利益は1億5700万米ドル、これに対して前年同期は7億1400万米ドルの損失
  • 市場環境は依然として厳しいが、レノボは戦略を強力に遂行
  • それぞれの分野のエキスパートである新しい業界リーダー3人が入社
  • 基本的1株当たり利益は1.42米セント(11.01香港セント)

北京--()--(ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE:0992)(PINK SHEETS:LNVGY)は本日、2016年9月30日締め第2四半期の業績を発表しました。売上高は112億米ドルとなり、前年同期比で8パーセント減少しましたが、2016年6月30日締めの第1四半期に比べると12パーセント増加しました。第2四半期の税引前利益は1億6800万米ドルとなり、前年同期の8億4200万米ドルの損失から大幅に改善しました。同様に、純利益も前年同期の7億1400万米ドルの損失から当四半期には1億5700万米ドルの利益に転じました。

こうした底堅い業績は、PC市場、タブレット市場で共に縮小し、スマートフォンとサーバーの伸びが小幅にとどまるという厳しい業界環境下で達成されました。

レノボのヤン・ヤンチン会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「厳しい市場環境が続きましたが、好業績を達成することができました。PCおよびスマートデバイス事業は市場のリーダー的地位と高水準の収益性を維持し、モバイル事業では前四半期比で出荷台数が増加して利益率も改善しまた。またデータセンター事業では課題に積極的に取り組んでいます。さらに、数名の業界リーダーをレノボに迎え、経営幹部の強化を続けています。私たちは、新たな高みを目指す当社のビジョン、戦略、組織力に自信を持っています。」

第2四半期の粗利益は前年同期に比べて2パーセント増加して16億米ドルとなり、粗利益率は14.3パーセントでした。第2四半期の営業利益は2億1500万米ドルでした。これに対して前年同期は7億8400万米ドルの損失でした。基本的1株当たり利益は1.42米セント(11.01香港セント)となりました。2016年9月30日時点の純負債は7700万米ドルでした。レノボ取締役会は、1株当たり6香港セントの中間配当を発表しました。

新リーダー3人が入社

またレノボは本日、すでに強力なチームをさらに強固なものとし、デバイス+クラウド企業を目指す当社の戦略を推進していくために上級幹部3名を任命したことを発表しました。カーク・スカウゲンは、エグゼクティブバイスプレジデント(EVP)兼データセンター事業(DCG)担当プレジデントとして入社しました。スカウゲンの前職は、インテルのクライアント・コンピューティング、データセンター、コネクテッドシステム担当シニアバイスプレジデント(SVP)でした。ローラ・クアテラは、最高法務責任者(CLO)兼SVPとして入社しました。前職はアルカテル・ルーセントの知的財産担当EVP、イーストマン・コダックのプレジデント兼ゼネラル・カウンセルでした。ヨン・ルイ博士は、最高テクノロジー責任者(CTO)兼SVPとして入社しました。当社入社以前には、デピュティ・マネジングディレクターとしてマイクロソフト・リサーチ・アジアを率いていました。

この人事に伴い、現在DCGのEVPを務めるジェリー・スミスがEVP兼PCSD(PCおよびスマートデバイス)担当最高執行責任者(COO)に異動し、その知識、経験、実績を生かして当社のグローバル事業ならびに中核事業であるPCおよびタブレット事業を統括します。シュドーン・チェンは現職の中国地域のモバイル事業グループ(MBG)担当共同プレジデント兼SVPからグローバル・サービス担当SVPに異動します。過去12カ月間、チェンは中国のモバイル事業を安定化させており、そこでの経験を生かして今後は世界最高水準の顧客中心のサービス組織の確立に注力します。チェンの後任はジーナ・チアオで、人事部SVPからMBG共同プレジデント兼SVPに異動します。チアオは以前、中国のマーケティングを統括しており、長年にわたり当社の最高戦略責任者(CSO)を務めていました。チアオのこうしたバックグラウンドと深い洞察力は、中国のような重要な成長市場で引き続き当社の目標を達成していくうえで理想的な力となります。今回の人事に関する詳細情報については、こちらをご覧ください。

事業グループ別概要

PCおよびスマートデバイス事業グループ(PCSD)にはPCとタブレットが含まれ、当四半期の売上高は前年同期から8パーセント減少して78億米ドルとなりました。税引前利益は前年同期比3パーセント増の4億500万ドルでした。税引前利益率は、中国と北米の利益率が高水準に達したことを背景に前年同期の4.6パーセントから0.5ポイント以上改善して5.2パーセントとなりました。

レノボは、アジア太平洋地域を除くすべての地域でシェアを伸ばした結果、21.5パーセントの市場シェアを維持し、14四半期連続で世界首位の座を堅持しました。北米では、市場は0.7パーセント縮小したにもかかわらず、レノボは14.7パーセントの成長を記録しました。第2四半期のPC出荷台数は1450万台で、前年比3.2パーセント減少しましたが、市場全体では4.8パーセント減少しました。タブレット市場全体では前年同期比14.7パーセント減少しましたが、レノボは業界全体に比べると健闘しており、特に中国の出荷台数は19パーセントと大幅な伸びを示しました。

モバイル事業グループ(MBG)にはモトローラの製品とレノボ・ブランドの携帯電話が含まれ、第2四半期の売上高は前年同期比12パーセント減の20億米ドルとなりましたが、前期に比べると20パーセントと大幅な増加を記録しました。MBGの税引前損失は1億5600万米ドルで、税引前利益率は前期に比べて4.4ポイント改善して-7.7パーセントとなりました。

第2四半期のMBG製品の出荷台数は前期に比べて25パーセント近く増加し、1400万台に達しました。アジア太平洋地域、インドの双方で出荷台数の増加が続いており、インドの出荷台数は前年同期比15パーセント増加しました。Moto製品の出荷台数は、Moto Gの拡大に加えて、新製品のMoto ZやMoto Modsの投入が成功したことで前期に比べて40パーセント近く増加しました。

データセンター事業グループ(DCG)には、サーバー、ストレージ、ソフトウエア、サービスが含まれ、第2四半期の売上高は前年同期比8パーセント減の11億米ドルとなりました。しかしながら、中国の売上高は前年比7パーセント、中南米の売上高は12パーセント増加し、グローバルアカウント向けの売上高も前期に続いて前年同期比16パーセントの大幅な増加を記録しました。DCGの税引前損失は1億4100万米ドルとなり、税引前利益率は-13.1パーセントでした。

レノボは、DCGの集中的な実行計画を策定しています。顧客との良好な関係を築くため、現場力と販路への関わりの強化、社員研修への投資、営業体制の見直しを進めています。また、ハイパースケール事業で示したように、業界内での新たな提携関係の確立や競争力強化のための次世代ITの構築に努めています。

地域別概要

中国では第2四半期の連結売上高は前年同期比4パーセント減の32億米ドルで、世界全体の売上高の29パーセントを占めました。税引前利益は前年同期比微増の1億5800万米ドルで、税引前利益率は1ポイント近く改善して4.9パーセントとなりました。

アジア太平洋地域の売上高は前年同期比4パーセント減の19億米ドルとなり、世界全体の売上高の17パーセントを占めました。税引前利益は200万米ドルに減少し、税引前利益率は1ポイント近く低下して0.1パーセントとなりました。

欧州・中東・アフリカ(EMEA)の第2四半期の連結売上高は前年同期比14パーセント減の27億米ドルで、世界全体の売上高の24パーセントを占めました。この地域は6500万米ドルの税引前損失を計上し、税引前利益率は-2.4パーセントとなりました。

南北アメリカの第2四半期の連結売上高は前年同期比7パーセント減少して34億米ドルとなり、世界全体の売上高の30パーセントを占めました。税引前利益は2000万米ドルで、これに対して前年同期は7300万米ドルの損失でした。税引前利益率は0.6パーセントでした。

レノボについて

レノボ(HKSE:0092)(PINK SHEETS:LNVGY)は、フォーチュン・グローバル500社に選ばれている売上高450億米ドル規模のリーダー企業として、消費者向け、商業向け、エンタープライズ向けの革新的技術を提供しています。高品質でセキュアな当社の製品とサービスは、PC(名高いThinkブランドやマルチモードのYOGAブランド他)、ワークステーション、サーバー、ストレージ、スマートTV、さらにスマートフォン(Motorolaブランドを含む)、タブレット、アプリケーションを含むモバイル製品ファミリーを網羅しています。リンクトインフェイスブック、ツイッター(@Lenovo)で当社をフォローしてください。詳細については、www.lenovo.comをご覧ください。

 
レノボ・グループ

財務概要

2016年9月30日締め四半期

(単位:百万米ドル、1株当たりデータを除く)

   
第2四半期
16/17年度

第2四半期
15/16年度

前年同期比
変化率
売上高 11,231 12,150 -8%
粗利益 1,607 1,575 2%
粗利益率 14.3% 13.0% 1.3 pts
営業費用 (1,392) (2,359) -41%
売上高費用比率 12.4% 19.4% -7.0 pts
営業利益/(損失) 215 (784) N/A
その他の営業外費用 (47) (58) -18%
税引前利益/(損失) 168 (842) N/A
税金 (16) 125 N/A
当期利益/(損失) 152 (717) N/A
非支配持分 (5) (3) 71%
株主帰属利益/(損失) 157 (714) N/A
1株当たり利益(米セント)
基本 1.42 (6.43) N/A
希薄化後 1.42 (6.43) N/A

原文はbusinesswire.comでご覧ください: http://www.businesswire.com/news/home/20161103005592/en/

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